「MIC」へ継承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/10 08:55 UTC 版)
「Larrabee」の記事における「「MIC」へ継承」の解説
インテル副社長の1人であり、"Intel Labs"を統括しているJustin Rattner氏は、2011年9月13日から3日間開かれている"IDF 2011"(インテル・デベロッパー・フォーラム 2011)の初日のキーノートスピーチにおいて、社内で"MIC"(Many Integrated Core、マイク)と呼んでいる新たなアーキテクチャに基づく、"Knights Ferry"(ナイツフェリー)メニーコアCPU、チップ自体のコードネームは"Aubrey Isle"と呼んでいる32個のコアを集積したメニーコア半導体をすでに一部の研究者向けに提供していると公表した。このMICアーキテクチャは、XEON系などインテルの通常のCPUと組み合わせたヘテロジニアス(異種混合)構成で使うことを前提としたコプロセッサであるとしている。MICアーキテクチャは、Larrabee用として開発された"LRBni" (Larrabee New Instruction, LNI) と呼ばれる100以上の新規命令で拡張されたx86命令セットを実装しており、512-bit幅のベクタ実行パイプラインを備えたコアを従来のx86系のプログラムで制御可能にしている。 また、"Knights Ferry"での経験を活かしたMICアーキテクチャの正式製品(Xeon Phi)として、チップ自体は22nmプロセスを用いた"Aubrey Isle"と呼ばれるコア50個以上を集積する"Knights Corner"(ナイツコーナー)の製造を計画していると公表した。
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