「補助原因(構成要素)」としての「所有物」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 06:07 UTC 版)
「政治家 (対話篇)」の記事における「「補助原因(構成要素)」としての「所有物」」の解説
客人は、「機織り術」でのくだりと同じように、まずは「国家(ポリス)/政治家の術(ポリティケー)」を成り立たせる「補助原因(構成要素)となるもの(についての技術)」を列挙し、排除していくことにする。 まず客人は、国家の「所有物(についての技術)」として、 道具類(についての技術) - 何かを為すための各種の道具(を製作する技術)。 容器類(についての技術) - 乾燥物・液体類・各種品物を入れておく器具(を製作する技術)。 乗物類(についての技術) - 陸上・水上、彷徨性の有無、高価・安価など、各種の乗物(を製作する技術)。 防護物類(についての技術) - 衣服類・武器類・城壁類など防備施設類など(を製作する技術)。建築術、機織り術など。 児戯類(についての技術) - 装飾・絵画・音楽・模写など(を製作する技術)。 原初的単純所有物(原料)(についての技術) - 金属・鉱物・樹木・皮革・糊など(を供給する技術)。 食餌類(についての技術) - 食料品類(を供給する技術)。農耕術、狩猟術、体育術、医療術、料理術など。 の7つを挙げる。 そしてさらに、最初の議論の二分割で出てきて排除された、 動物類(についての技術) - 「動物飼育術」。 も、ここに一緒に挙げる。
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