「裕福で、健康で、ギリシア人に尊敬され、老齢まで生き、自分の両親を立派に弔い、自分の子供たちによって立派に埋葬されること」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 00:22 UTC 版)
「ヒッピアス (大)」の記事における「「裕福で、健康で、ギリシア人に尊敬され、老齢まで生き、自分の両親を立派に弔い、自分の子供たちによって立派に埋葬されること」」の解説
ヒッピアスは、君が聞きたい「美」とは、「いかなる場合にも、いかなる人にも、決して醜く見えることがないもの」なのか問う。ソクラテスは、やっと理解してくれたと答える。ヒッピアスは、ではその「美」とは、「裕福で、健康で、ギリシア人に尊敬され、老齢まで生き、自分の両親を立派に弔い、自分の子供たちによって立派に埋葬されること」だと答える。 14. ソクラテスは、そうした答えでは、かの男に嘲笑され、一撃食らわされるだろうと述べる。ヒッピアスは、どういうことか尋ねる。 15. ソクラテスは、上記の答えは、常に普遍的な「美」である以上は、「これからも」ずっと「美」であり続け、「これまでも」ずっと「美」であり続けて来たものなのか問う。ヒッピアスは、肯定する。ソクラテスは、ではアキレウスやその他の神々にとってもそうであったのか問う。 16. 神聖への冒涜だと憤るヒッピアス。ソクラテスは、しかし「あらゆる者」にとって「美」であるからには、ヘラクレス等神々もその中に含まれるのではないかと問う。ヒッピアスは、自分が述べたのはあくまでも「人間にとって」の話であって、神々についてはその限りではないと述べる。ソクラテスは、それでは今回も「あらゆる者」にとっての「美」ではないし、先の「乙女」や「土鍋」の話と同じになると指摘。
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