「懐徳堂文庫」
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大阪大学附属図書館に貴重資料として「懐徳堂文庫」コレクションが存在する。江戸時代の懐徳堂にかかわる貴重資料、重建懐徳堂から移管された図書・資料のほか、戦後に大阪大学へ寄贈された資料も含まれる。 「懐徳堂文庫」の内訳は、おおむね以下の通り。 「懐徳堂本」……重建懐徳堂が購入した資料。 「愛甲文庫」……愛甲兼逹の旧蔵書。大正8年に懐徳堂へ寄託。昭和23年に移管。 「碩園記念文庫」……西村天囚の旧蔵書。大正14年に重建懐徳堂へ移管。 「中井家資料」……中井天生・終子らの旧蔵資料。昭和8年・14年に重建懐徳堂へ移管。 「有不為斎本」……伊藤介夫の旧蔵書。昭和14年に重建懐徳堂へ移管。 「万里文庫」……大江文城の旧蔵書。昭和22年に重建懐徳堂へ移管。 「岡田文庫」……岡田伊左衛門の旧蔵書。昭和27年- 昭和28年に大阪大学へ移管。 「北山文庫」……吉田鋭雄の旧蔵書。昭和31・54年に大阪大学へ移管。 「木間瀬文庫」……木間瀬策三の旧蔵書。昭和32年。 「新田文庫」……新田和子旧蔵の中井家関連資料。昭和54・58年。 「寒泉文庫」……並河寒泉関連資料。昭和60年。 「逆瀬文庫」……逆瀬忠次郎旧蔵資料。昭和61年 - 昭和62年。 「吉永文庫」……吉永孝夫旧蔵資料。平成元年。 「懐徳堂文庫」の資料総数は約五万点といい、現在も増加中。 昭和51年以前の図書については『懐徳堂文庫図書目録』(大阪大学文学部)があるが、同年以降の受入図書、およびすべての文書・器物資料については整理されていない。
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