「城塞」と貯水槽とは? わかりやすく解説

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「城塞」と貯水槽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 00:50 UTC 版)

ドーラビーラ」の記事における「「城塞」と貯水槽」の解説

城塞」は、都市南西部位置し一辺140m、高さ15m、幅10mの壁に囲まれ聳え立つような威圧感を示す。東西南北それぞれ城門」をもち、西側には外郭ともいうべき施設があり、北側には儀礼行った考えられる350m×80mの広場のような長方形施設がある。城塞南西隅には、直径4m巨大な井戸があって、城塞中央東西方向に横切る「通り」の南に面した2ヶ所の半地下式の「沐浴場」に水路つながっている。「城塞」の城壁は、内部向かって傾斜していて、少なくとも北門近く東門近くには受けが設けられ東門近く受けには、滑り台のような石板備えられて、雨水集水溝流し集水溝集められは「城塞」の地下にある水路通って城塞西側にある外郭特別な貯水槽集められる仕組みになっていた。「城塞」は神聖な空間考えられていることから、そこに降る特別な意味をもたされていたのかもしれない。また外郭には紅玉髄などをビーズ加工する官営」とも推定される工房設けられていた。 「城塞」の東門を出ると、階段設けられた幅25m以上、岩盤までくりぬいて深さ7mに達す貯水槽がある。また「城塞」の南方向にも幅35m以上、横26m、深さ7mの貯水槽発見されており、両者べつものなのかつながるのかは今後調査待ちたいドーラビーラ周辺降水量少なく雨季集中的に降る雨水増水した南北の川をたくみにせき止めて、標高の高い貯水槽から低い貯水槽がたまるように外壁のすぐ内側西側北側南側に幅数十メートル貯水槽設けられていた。

※この「「城塞」と貯水槽」の解説は、「ドーラビーラ」の解説の一部です。
「「城塞」と貯水槽」を含む「ドーラビーラ」の記事については、「ドーラビーラ」の概要を参照ください。

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