「印象派」という名称とは? わかりやすく解説

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「印象派」という名称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 05:12 UTC 版)

第1回印象派展」の記事における「「印象派」という名称」の解説

1874年4月25日批評家ルイ・ルロワが、フランス風刺新聞「ル・シャリヴァリ(フランス語版)」にて、皮肉をこめて「印象派展覧会」と題した批評文書いたルロワ同じくベルタン弟子であるジョゼフ・ヴァンダン(アカデミズム絵画画家)との対話形式戯文で、第1回展作品酷評した作品批判する上で展覧会出品した画家たちその作品を「印象派」、「印象主義」と呼称した。 ― "始めのうちは、彼の怒り穏やかだった印象主義視点考慮して、彼らの見方合わせてさえいたのだ。" ― "印象かぁー。確かにわしもそう思った。わしも印象受けたんだから。つまり、その印象描かれているというわけだなぁー。だが、何という放漫何といういい加減さだ! この海の絵よりも作りかけの壁紙の方が、まだよく出来ている位だ。" この「印象派」という言葉は、モネの「印象、日の出」に由来しているが、他の批評文においてもこの呼称採用される。この作品の題名にしてもルノワールの弟エドモンが単に「日の出」では物足りないと言ったところから後で付け加えられ言葉が「印象」なのであった美術評論家ジュール=アントワーヌ・カスタニャリは「ル・シエクル(フランス語版)」紙に掲載された「カピュシーヌ大通り展覧会Exposition du boulevard des Capucines)」の中で、 一言で彼らの努力特徴をいうには、『印象派の画家たち』という新し言葉を造らなければならないだろう。彼らは、風景表現しているのではなく風景から得られる感覚表現しているという意味において、印象派の画家といえるのである。 と記述している。このように美術評論家批評文において「印象派」という呼び名生まれ同時にこの新たな言葉一般大衆にも浸透していった。

※この「「印象派」という名称」の解説は、「第1回印象派展」の解説の一部です。
「「印象派」という名称」を含む「第1回印象派展」の記事については、「第1回印象派展」の概要を参照ください。

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