「傑作の代償」編(3巻)
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「不能犯 (漫画)」の記事における「「傑作の代償」編(3巻)」の解説
遠野 栄太郎(とおの えいたろう) 29歳の彫刻家志望の男。バイク死亡事故の現場を目撃して閃いた作品が、奨励賞を受賞して彫刻家の仲間入りを果たす。美大の頃から春日と付き合っており、大賞を取れたら彼女の両親に報告にいく予定である。コンクールの応募作品に悩んでいたところ、宇相吹に会う。その後目の前で都合よく人が死ぬ現場を目撃して、それを閃きに大賞を取る。指輪を持って春日の元へ行くが、審査委員長の堀ノ内早春と一緒に歩いているところを春日に裏切られたと思う。その後宇相吹から真実を知るが、放心状態であり、彼の耳に届くことはなかった。 その次話の「いじめられっこの夢」にも登場。一連の事件のショックから半ば精神崩壊を起こした状態となりながら執拗に作品制作に没頭しており、その様子を見た多田は彼もまた宇相吹に壊された被害者と痛嘆した。また、自身の部屋にあった宇相吹の殺しの依頼を受ける際に使用するメモの燃えカスがきっかけで、多田は次の宇相吹への依頼者を特定する事となる。 春日(かすが) 遠野の恋人。いい作品を作ってほしくて宇相吹に「遠野栄太郎が作品を作れるよう、あなたが望む死をあなたに見せてほしい。」と依頼する。ある時父親である堀ノ内早春と一緒に歩いていたところ、賞のために色仕掛けをしたと思い込んだ遠野の望み通りの死となり、全てがブロンズ像に見えるとマインドコントロールされた堀ノ内早春によって撲殺される。死の淵に遠野に謝罪するが、彼は放心しており、届かなかった。 堀ノ内 早春(ほりのうち そうしゅん) 春日の父で、芸術コンクールの審査委員長。堀ノ内は雅号。宇相吹のマインドコントロールで見るものすべてがブロンズ像に見え、迫ってくる女を自分の娘とは気づかず撲殺してしまい、倒れ掛かった娘に圧死する形で死ぬ。
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