「保健室」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/30 02:13 UTC 版)
治療などを目的とする、以前から存在していた本来の保健室ではなく、毎週木曜日の放課後だけに出現する地下の保健室を指す。それ以外の時には、地下へ行くための階段自体が忽然と消えており入室することはできない。保健室へ誘う女性は、一人が全員を担当しているわけではなく、生徒一人につき一人の女性が姿を現す。 保健室のベッドで眠ることによって現れる「夢」の中で、各人は課題をクリアすることができれば学校を卒業できる。卒業できるタイミングは人それぞれで、初回で卒業する者もいれば長くかかる人もいる。 夢の中での生徒たちは、自分自身の心を象徴した姿で現れる。日常では隠されている心の歪みをダイレクトに具象化したようなその姿は時に醜く、生徒の多くは普段と夢とでは姿が大きくかけ離れている。言動も、現実のように理性で抑止することは難しいため、暴力的であったり悪意的であったりすることが多い。夢の中で心身を傷つけられることがあっても、そのことを現実に持ち出すことは禁じられている。また、夢の中でいくら体を痛めつけられても、それは現実の体には影響しない。 授業を3回欠席すると失格となり、卒業できなくなり消える。卒業した人も卒業できずに失格した人も、顔や名前など全ての思い出が皆の記憶から消えてしまう。(関係の深かった人間には「誰かがいたはずだけど…」という程度の印象は残る)
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