「カイザー」カール・クラウス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 16:09 UTC 版)
「空手バカ一代」の記事における「「カイザー」カール・クラウス」の解説
欧州の格闘技界において、文字通り「皇帝(カイザー)のような権力を誇る実業家。ブラッドショーの紹介で倍達と会い、自身が主催する、高級ナイトクラブ内で行われるプロレスへの転向を薦める。しかし倍達に断られたうえに、その主催するプロレスが、「地上」で行われるそれと同様にシナリオありきの代物(クラブの会員である富豪たちは、こういうところで行われるプロレスは真剣勝負であると思っていた)である事をバラされて激怒、「やつを野垂れ死にさせてやる!」と嘯く。カイザーに逆らった事で倍達はたちまち追い込まれ、一時は本当に野垂れ死にする寸前となる。だが実際には倍達がすぐに音を上げて泣きついてくるものと思っており、そうなったらすぐに許して地下プロレスを紹介するつもりでいたため、逆境にも負けずしぶとく生き延びる倍達を見て予定を変更して自分からブラッドショーを通して地下プロレス参戦をオファーしてきた。後述のロゴスキーとの試合で倍達が勝利した際、「勝った以上きみは地下プロレスの新チャンピオンであり、負けるまで防衛戦を行ってもらう」と通告し、多数の「マシンガン」に囲まれた倍達は一時は「意にそまぬ事を強制されるよりは」と戦った末で死を選ぶ事も覚悟したが、ロゴスキーが、「長年地下プロレスで無敵のチャンピオンを続けた功労によるボーナス」として、倍達を地上に戻してやる事を要求した際、ロゴスキーには有力な後援者が付いているという事情もあったが、「それを認めたら現金によるボーナスは支払われない」事を念押しのうえで承諾するなど、度量の広さを見せた。
※この「「カイザー」カール・クラウス」の解説は、「空手バカ一代」の解説の一部です。
「「カイザー」カール・クラウス」を含む「空手バカ一代」の記事については、「空手バカ一代」の概要を参照ください。
- 「カイザー」カール・クラウスのページへのリンク