「ウジ」についてとは? わかりやすく解説

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「ウジ」について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 15:46 UTC 版)

菟道稚郎子」の記事における「「ウジ」について」の解説

名前の「ウジ・ウヂ(莵道/宇遅)」は、京都府南部地名宇治」と関係する。「宇治」の地名古くは「宇遅」「莵道」「兎道」などとも表記されたが、平安時代に「宇治」に定着したとされている。『古事記』では母・宮主矢河比売が木幡村現在の京都府宇治市木幡)に住まっていた旨が記され郎子当地との関係の深さ示唆される。なお現在も「菟道」という地名宇治市内に残っているが、読みは「とどう」である。 地名宇治」について、『山城国風土記逸文では、菟道稚郎子の宮が営まれたことが地名の由来としている。しかしながら『日本書紀』垂仁天皇紀・仲哀天皇紀・神功皇后紀にはすでに「菟道河(宇治川)」の記載があることからこれ誤り見られ、むしろ菟道稚郎子の側が地名冠したものと見られている。現在では、北・東・南を山で囲まれて西には巨椋池広がるという地理的な奥まりを示す「内(うち)」や、宇治中心とした地方権力によるという政治的な意味での「内」が、「宇治」の由来考えられている。実際宇治ヤマト王権最北端という影響の受けにくい位置にあることに加え菟道稚郎子説話や「宇治天皇」という表現からも、宇治1つ政治権力があったものと推測されている。なお、文字通り「兎(ウサギ)の群れ通ってになった」ことを「莵道」の由来とする南方熊楠による説もある。

※この「「ウジ」について」の解説は、「菟道稚郎子」の解説の一部です。
「「ウジ」について」を含む「菟道稚郎子」の記事については、「菟道稚郎子」の概要を参照ください。

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