「めくら」のつく慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 10:14 UTC 版)
「視覚障害者」の記事における「「めくら」のつく慣用句」の解説
文芸作品などで見かけることのある語句について簡単に述べておく。 明盲(あきめくら) 目は見えているが、文字を読み書き(識字)できない人。文盲(もんもう)。 盲撃ち(めくらうち) 狙いを定めずに無闇に撃ちまくること。 盲縞(めくらじま) 濃紺で無地の織物。縞目もわからないほど細かい縞。 盲滅法(めくらめっぽう) 無闇に物事を行うこと。 盲判(めくらばん) 書類の内容をよく吟味しないで安易に捺印すること。一説に、盲人にも分かるように、印面の上部に当たる部分にくぼみや突起をつけたもの。しかし印鑑は小篆体(篆書)と言う特殊な文字で彫られ、しかも左右逆なため普通の人でも読みにくい。盲人が自分で捺印するわけは無く、篆書が読めない人の為の印鑑である。 盲経(めくらぎょう) 文字を読み書きできない人のために絵で描かれたお経。絵心経とも言われる。一例として、般若心経の一部を、般若の面、お腹、みの、田んぼ、神鏡の絵を続けて書いて「はんにゃはらみたしんぎょう」と読ませる。同様なものに置き引き犯人の絵で“荷奪い”から「入梅」を表すなどの表記をする盲暦(めくらごよみ)がある。 メクラプレート ふさぎ板のこと。主に建築設備業界にて使われている用語である。 めくらにする 建築用語。設備工事全般で、閉止にする状態を指す。 ブラインドタッチ キーボードを見ずにタイピング(キー)することを指す言葉。タッチタイピングと言い換えられることが多い。 「めくら」を含むこれらの言葉を差別的だと捉えられることもあるので、マスコミ・出版業界では使用しないように言い換えが進んでいる。
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