“8815”と“8971”
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「フェラーリ・365P」の記事における「“8815”と“8971”」の解説
シャシNo.8815は1966年5月13日にピニンファリーナの工房へ送られ架装が開始された。車体色はメタリック・グレーで、サイドにウルトラマリンと黒のストライプが入れられた。 内装はグレーの布張りと黒のレザーでしつらえられた。8815はフィアット社長のアニエッリが購入したため、クラッチペダルのアシスト装置が取り付けられていたとされる。 納車後、アニエッリの注文により後部に大型のスポイラー(ステンレス鋼製)が取り付けられた。これはアニエッリが、高速時の安定性に欠けると指摘したため、ピニンファリーナのデザイナーたちが苦慮した結果、リアに大型のスポイラーを取り付けることで解決した。 シャーシNo.8971は、1966年8月30日にピニンファリーナへ送られ、白の車体色に黒の合成革内装がしつらえてあった。 こちらは1966年10月のパリ・サロンに出品され、トリノ・スペシャルとして脚光を浴びた。いくつかのコンクールに出品された後、ルイジ・キネッティの元に納車された。 キネッティはこのクルマを某国公爵夫人の息子に納車したが、何年か後に買い戻したとされる。 元々ワンオフ製作なので、8825と8917には細かいディテールに差異がある。フロントバンパーのターンランプ、ヘッドランプカバー、グリル等に差異が見られる。 ポータル 自動車 / プロジェクト 乗用車 / プロジェクト 自動車自動車メーカー・ブランド 自動車の車種 - 自動車の車種名一覧 自動車の歴史 モータースポーツ 自動車画像 自動車関連のスタブ項目
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