半殺しとは? わかりやすく解説

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はん‐ごろし【半殺し】

読み方:はんごろし

ほとんど死ぬくらいの状態になるほど痛めつけること。「—の目にあわせる

ぼた餅の餅を作るのに、炊いた飯の飯粒半分くらい残る程度に潰すこと。


半殺し

収載図書馬鹿の鏡
出版社一声
刊行年月2006.8
シリーズ名昔話に学ぶ「生きる知恵


はんごろし

( 半殺し から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 02:45 UTC 版)

はんごろしは、徳島県那賀町でつくられる郷土菓子(おはぎ)。もち米うるち米を混ぜたごはんでを包み、周りにきな粉がまぶされている[2]。いわゆる比喩が面白く、実態と離れた名称となった和菓子である。

概要

おはぎを「はんごろし」と呼んでいるのは旧相生町の一部で、もち米を半分ほどしかつぶさないのが由来といわれる[3]。もち米を全部つぶすと「みなごろし」になる[4]

那賀町と徳島大学が連携して開いている地域再生塾の特産品事業化の第一弾として相生地域の名物おはぎが選ばれ、ユニークな名称から人気となる[5][3]

その他

『おばんつぁんの炉ばたばなし 東北の昔話』[6]に掲載された逸話「半ごろし」によると、若者が旅の道中で日が暮れて年寄り夫婦の家に宿を求めるが、「あの若者、半殺しか手打ちかどちらがいいかね」「まだ若いから半殺しで良いじゃろう」と言うのを聞いて慌てて逃げ出す、という話がある。実は年寄り夫婦は若者に翌朝振舞う食事の話をしていたのであり、手打ち(斬殺の意味にも取れる)とは手打ち蕎麦岡山県にも同様の昔話があり、こちらは手打ちうどんが出てくる[7])のことである。

また、まんが日本昔ばなしにも「首ひねり」という類似の話がある。

脚注

  1. ^ 大辞林 第3版 「はんごろし」の項。
  2. ^ 那賀町名物「はんごろし」おばあちゃん手づくりのおいしさ”. colocal マガジンハウス (2014年3月31日). 2015年1月21日閲覧。
  3. ^ a b PRばっちり、売れ行き好調 那賀のおはぎ「はんごろし」 - 徳島新聞社”. 47NEWS (2007年8月30日). 2015年1月21日閲覧。
  4. ^ 第131回 徳島県編(その3)花嫁は 来ても行っても 菓子配る”. 日本経済新聞 (2013年4月12日). 2015年1月21日閲覧。
  5. ^ 広報 なか - 2007.12[リンク切れ]
  6. ^ 『おばんつぁんの炉ばたばなし 東北の昔話』 中山雅代 著、東北カード社 1986年、P7
  7. ^ 半殺しと手打ち - 岡山の民話 2016年8月10日閲覧。

半殺し

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 06:26 UTC 版)

名詞

(はんごろし

  1. 死にそうになるほど痛めつけること。
  2. 半分だけつぶすこと。
    1. きりたんぽ作る際にご飯半分だけつぶすこと。
    2. 徳島県那賀町作られている、もち米うるち米を混ぜたものを半分だけ潰して作った郷土料理のおはぎのこと。
    3. 小豆裏漉ししつつ小豆のこしたあんこの状態。つぶあん

発音(?)

は↗んごろし

「 半殺し」の例文・使い方・用例・文例

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