馬肉
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民間療法
民間療法として筋を痛めたり打撲の患部に馬肉を貼り付けるというものが存在する。1936年、日本プロ野球巨人の藤本定義監督は、登板が続いて肩を痛めたエース沢村栄治に馬肉を肩にあてさせたという[32]。福岡ダイエーホークスの王貞治監督が足の打撲で途中交代した秋山幸二に贈ったところ、彼は「これを食べて英気を養ってくれ」というメッセージだと勘違いし、平らげてしまった(秋山の出身地熊本では滋養強壮食として馬肉が食されているため)。
脚注
出典
参考文献
- 『食と文化の謎(第4章 馬は乗るものか、食べるものか)』 マーヴィン ハリス (Marvin Harris)、板橋作美 訳 岩波現代文庫 岩波書店 ISBN 4006030460
- 『巨人軍5000勝の記憶』 読売新聞社、ベースボールマガジン社、2007年。ISBN 9784583100296。
- マグロンヌ・トゥーサン=サマ 著、玉村豊男 訳『世界食物百科』原書房、1998年。ISBN 4562030534。
- 社団法人日本馬肉協会 監修『馬肉新書:知られざる馬肉のすべて』旭屋出版、2013年。ISBN 9784751110218。
関連項目
- コンビーフ - 牛肉の製品以外に、馬肉を使用した商品(ニューコンミート)が売られている。
- タルタルステーキ - 馬肉を使用したヨーロッパの料理。牛肉を使う場合もある。
- 馬肉混入問題 - 2013年にヨーロッパで発生した食品偽装事件。
- 食肉
- ^ Basic Report: 17170, Game meat, horse, raw Agricultural Research Service , United States Department of Agriculture , National Nutrient Database for Standard Reference , Release 26
- ^ Basic Report: 17171, Game meat, horse, cooked, roasted Agricultural Research Service , United States Department of Agriculture , National Nutrient Database for Standard Reference , Release 26
- ^ a b 小泉武夫【食あれば楽あり】馬刺しの至福 桜握りに涎ピュルピュル『日本経済新聞』夕刊2022年5月23日(同日閲覧)
- ^ 肉類
- ^ 馬肉
- ^ 日本馬肉協会 2013, p. 49.
- ^ (食安監発0823第1号) (PDF)
- ^ 「馬肉を介したザルコシスティス・フェアリーによる食中毒Q&A」農林水産省(2015年11月17日閲覧)
- ^ 日本馬肉協会 2013, pp. 54, 58–63.
- ^ 「馬肉輸入価格5年で4割高 カナダの生産者、牛肥育にシフト 国内需要は旺盛」『日本経済新聞』朝刊2018年10月5日(マーケット商品面)2018年10月6日閲覧
- ^ a b c “「気高い動物」を食用処理 ウルグアイで馬救出の取り組み”. www.afpbb.com. 2023年1月25日閲覧。
- ^ 片桐学「信州の食文化」『信州短期大学紀要』(Bulletin of Shinshu Junior College)20, pp.83-88, 2008年
- ^ “「馬肉の消費が伸びている 値上げでも連日満席 熊本」”. 2014年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ 「長野県馬肉流行」『新聞集成明治編年史』6巻(林泉社、1936-1940年)
- ^ “馬肉関係”. 2014年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ 8月29日は「馬肉を愛する日」日本初、馬肉の記念日を制定 若丸『農業協同組合新聞』2021年5月20日(2021年6月20日閲覧)
- ^ a b c d H28馬関係資料 農林水産省
- ^ 農用馬の活用による地域振興[リンク切れ]
- ^ FAOSTAT、国際連合食糧農業機関、2008年
- ^ a b 王利、钱泽涛「马肉的生产加工现状及其发展趋势」『肉类研究』2008年9期、pp.66-68、中国肉类食品综合研究中心。
- ^ 渡邉良浩『春秋戦国』洋泉社 2018年 pp.55 - 56.
- ^ a b 李時珍『本草綱目』「獸之一」、明 [1][出典無効]
- ^ 玉村豊男『食卓は学校である』(集英社新書 2010年)p.202f
- ^ Angus MacKinnon (2013年2月17日). “フランスの馬肉業界、偽装牛肉問題に負けず食の伝統守る”. AFPBB News 2013年2月17日閲覧。
- ^ トゥーサン=サマ 1998, pp. 93–94.
- ^ “馬肉偽装問題、食文化を考える契機に”. ナショナルジオグラフィック. (2013年1月13日) 2016年6月16日閲覧。
- ^ “「ビーフバーガー」に馬肉混在、競馬サークルにも波紋”. NET KEIBA.com (NET KEIBA.com). (2013年1月15日) 2013年2月10日閲覧。
- ^ “米国の馬屠殺防止法案を取巻く情勢(アメリカ)”. (財)競馬国際交流協会. 2004年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ Alan Bjerga; Amanda J.Crawford (2013年4月6日). “米、馬肉生産再開に賛否両論”. サンケイビズ (ブルームバーグ). オリジナルの2013年4月19日時点におけるアーカイブ。 2013年4月7日閲覧。
- ^ CASSELL BRYAN-LOW; RUTH BENDER (2013年2月12日). “欧州で馬肉混入スキャンダル 食品のラベル表示に不信高まる”. ウォール・ストリート・ジャーナル 2013年2月12日閲覧。(詳しくは馬肉混入問題を参照)
- ^ “豪競走馬、年数千頭が虐待され食肉処理か 日本にも輸出 潜入調査報道”. AFP (2019年10月18日). 2019年10月18日閲覧。
- ^ 『巨人軍5000勝の記憶』p.18
馬肉と同じ種類の言葉
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