平塚競技場 施設命名権

平塚競技場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 16:28 UTC 版)

施設命名権

2011年8月、平塚市は新たな財源確保のため、3年契約、年間2000万円以上の条件で平塚競技場の施設命名権販売を開始した[11]。公募の結果、ドイツ大手自動車会社であるBMWの日本法人・BMW JAPANの正規ディーラーのモトーレン東洋(東証スタンダード上場企業であるサンオータスの子会社)が応募し、命名権を取得した(2012年3月1日から3年間、年額2,000万1円)[12][13]。2012年3月1日より、「Shonan BMWスタジアム平塚」(ショウナン ビーエムダブリュースタジアムひらつか、略称:BMWス)の呼称を使用し、以降2015年(4年契約)・2019年(3年契約)に命名権契約を更新した[14]

しかし、2020年にモトーレン東洋の株式がサンオータスからエー・エル・シーに譲渡されるに当たり、同社から命名権契約を繰り上げて打ち切りたい旨の申し出があったことを踏まえ、同社との命名権契約を2021年1月までで終了することを決定[15][16]。平塚市が新たな命名権者を募集したところ3社から応募があり、選考の結果、2020年11月20日に平塚市に本社を置きLPガスなどを扱うレモンガスと契約を締結したと発表された[17]。契約期間は2021年2月1日から2026年1月31日まで(5年)、契約料は年額2,021万円で、2021年2月より「レモンガススタジアム平塚」(略称:レモンS)の名称を用いる[16]

歴史

  • 1987年 - 旧農林水産省果樹試験場跡地に整備された平塚市総合公園の中核施設としてオープン。
  • 1992年 - ベルマーレのホームスタジアムとなる。
  • 1993年 - ベルマーレに対して、Jリーグ側から昇格に際し、競技場の基準不足が指摘される。昇格見送りの可能性もあったが、秋に平塚市が急遽補正予算を組み、シーズンオフの12月にスタジアム改修工事着工。
  • 1994年 - 2月、バックスタンドとゴール裏の立見席が完成。
  • 2002年 - 5月20日サッカーナイジェリア代表2002 FIFAワールドカップの事前キャンプ地として使用し(31日まで)、横浜F・マリノスとベルマーレを相手に2試合の国際親善試合を実施。
  • 2002年 - 11月9日1995年から1998年までベルマーレで活躍した中田英寿が付けた背番号『7』にちなみ、7ゲート(ホーム側バックスタンド)の入口は『7番 HIDEゲート』と称し、当時身に付けていたデザインのユニフォーム(背中)をモチーフにしたプレートが埋め込まれた。
  • 2005年 - 学生の個人日本一を決める全日本学生陸上競技チャンピオンシップが開催される。(2008年からは日本学生陸上競技個人選手権大会となる)
  • 2006年 - JリーグからJリーグアウォーズでベストピッチ賞を受賞。(J2クラブのスタジアムとしては初受賞)
  • 2010年
    • 2月20日 11年ぶりにJ1に昇格したベルマーレの記念試合「We’re back」として、ベルマーレOB×中田英寿が率いるTAKE ACTION F.C.が対戦。
    • 11月20日 J1第31節に行われたベルマーレ対名古屋グランパス戦で名古屋がJリーグ初優勝を決める。
    • 11月28日 バックスタンド裏に大型映像表示装置を設置し、この日より稼動を開始(詳細は先述)。
  • 2012年 - 施設命名権の導入により、横浜市港北区に本社を置く自動車ディーラー「モトーレン東洋」(サンオータスグループ)が命名権を取得しShonan BMW スタジアム平塚へ改称。
  • 2014年 - 公式収容人数を18,500人から15,100人に変更。
  • 2015年 - 公式収容人数を15,100人から15,200人に変更。
  • 2017年 - 公式収容人数を15,200人から15,650人に変更。
  • 2021年 - 施設命名権の契約更新に伴いレモンガススタジアム平塚へ改称。契約期間は2021年2月から5年間。

アクセス

鉄道

バス

自動車

その他

  • ベルマーレはホームゲーム開催時に平塚駅および伊勢原駅から有料シャトルバスを運行している。

  1. ^ a b 湘南ベルマーレのスタジアム紹介においては、これよりも40人ほど多い15,732人と表記している
  2. ^ スタジアム平塚 座席420席分増設、工期11月〜来春 /神奈川(毎日新聞)
  3. ^ Shonan BMW スタジアム平塚 サイドスタンド観客席設置及び「RIZAPシート」開設のお知らせ «  湘南ベルマーレ公式サイト”. www.bellmare.co.jp. 2018年10月2日閲覧。
  4. ^ 制度だけでなく、意識や環境づくりも変えていく 株式会社 梓設計の女性社員にインタビュー(建設物価2019年3月号)
  5. ^ 平塚市議会でのShonan BMWスタジアム平塚についての質疑(ネオ・ベルマーレ 2014年6月24日 2015年5月12日閲覧 数田俊樹平塚市議会議員の質疑を掲載)
  6. ^ "2020チケット情報". チケット情報. 湘南ベルマーレ. 2020年6月7日閲覧
  7. ^ 球場ネームプレート「中田」「反町」ら財政難で売却へ…湘南 - スポーツ報知2010年11月29日
  8. ^ 2月定例市長記者会見・平成22年度当初予算(案)を編成 神奈川県平塚市・記者発表資料 2010年2月10日
  9. ^ 出典・平塚市ホームページ 7月定例市長記者会見・平塚競技場大型映像装置の設置(2010年7月22日発行)
  10. ^ 平塚競技場向け大型映像装置(オーロラビジョン)納入のお知らせ』(プレスリリース)三菱電機、2010年12月1日https://web.archive.org/web/20170806101345/http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2010/1201.html2014年1月17日閲覧 
  11. ^ 8月定例市長記者会見 「平塚競技場」のネーミングライツスポンサーを募集”. 神奈川県平塚市・記者発表資料 (2011年8月18日). 2010年12月28日閲覧。
  12. ^ 平塚競技場のネーミングライツスポンサーと愛称が決定”. 神奈川県平塚市・記者発表資料 (2011年12月16日). 2011年12月28日閲覧。
  13. ^ 当社子会社における平塚競技場ネーミングライツ取得について (PDF) サンオータスプレスリリース 2011年12月16日
  14. ^ 平塚競技場のネーミングライツ契約更新を決定』(プレスリリース)平塚市、2018年7月31日http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/page02_e00001_00434.html2021年1月13日閲覧 
  15. ^ “「BMWスタジアム」消滅? 命名権契約、来年1月解除へ”. カナロコ. 神奈川新聞社. (2020年7月18日). https://www.kanaloco.jp/sports/soccer/bellmare/entry-413493.html 2021年2月1日閲覧。 
  16. ^ a b “ベルマーレの本拠地 来年2月から「レモンガススタジアム」に 平塚市、地元企業と命名権契約”. 東京新聞. (2020年11月30日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/71379 2021年1月13日閲覧。 
  17. ^ Shonan BMW スタジアム平塚のネーミングライツ決定 ~2021年より「レモンガススタジアム平塚」に~』(プレスリリース)湘南ベルマーレ、2020年11月20日http://www.bellmare.co.jp/2486572020年11月20日閲覧 
  18. ^ アクセス-徒歩”. www.bellmare.co.jp.. 2023年7月10日閲覧。
  19. ^ a b アクセス-バス”. 湘南ベルマーレ. 2023年7月10日閲覧。
  20. ^ 平塚市. “【総合公園】アクセス”. 平塚市. 2023年7月10日閲覧。
  21. ^ 【総合公園】アクセス”. www.city.hiratsuka.kanagawa.jp. 2023年7月10日閲覧。
  22. ^ アクセス « 湘南ベルマーレ公式サイト”. www.bellmare.co.jp. 2023年7月10日閲覧。
  23. ^ 関学大・多田が9秒94 追い風4.5メートルの参考記録ながら国内初の9秒台/陸上 サンケイスポーツ 2017年6月10日付
  24. ^ 第15回JFL第18節 福島-佐川印 開催会場変更のお知らせ”. 日本フットボールリーグ (2013年5月24日). 2013年5月24日閲覧。
  25. ^ 福島×湘南「2daysだJ!」情報☆”. 福島ユナイテッドFC (2015年6月16日). 2015年6月21日閲覧。
  26. ^ 「新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム」報告書の公表及び「ホワイトスペース特区」先行モデル決定 総務省 報道資料 平成22年8月6日(国立国会図書館のアーカイブ:2013年10月1日収集)
  27. ^ ホワイトスペース特区中間報告資料 (PDF) 湘南ベルマーレ(総務省ホワイトスペース推進会議第4回会合資料4-1)2011年7月13日
  28. ^ 免許取得状況 エリア放送開発委員会(Internet Archiveのアーカイブ:2014年2月2日収集)
  29. ^ 日本初のスタジアム内エリア放送「ベルセグ」を開始 ~エリアワンセグを正式サービス化~ 湘南ベルマーレ ニュース 2012年7月18日
  30. ^ エリア放送を行う地上一般放送局の免許状況(詳細)関東総合通信局(国立国会図書館のアーカイブ:2013年8月1日収集)
  31. ^ 関東総合通信局のエリア放送の概要の 国立国会図書館のアーカイブ:2014年3月1日収集国立国会図書館のアーカイブ:2014年4月2日収集 の比較による。
  32. ^ エリア放送の業務区域を記載した地図 (PDF) 関東総合通信局 - 地上一般放送局の免許状況(詳細)(国立国会図書館のアーカイブ:2014年1月7日収集)






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