国宝彫刻の一覧 時代別・所在地別件数

国宝彫刻の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 10:36 UTC 版)

時代別・所在地別件数

国宝彫刻の素材の多くは木材だが、他の素材としては銅(青銅)が11件、乾漆造が17件(脱活乾漆11、木心乾漆6)、粘土(塑造)が7件、そして『臼杵磨崖仏』のみが石造となっている。木像の素材としてはが多く使われている。木像は彩色されるか、金箔を漆で貼ることもあった。国宝彫刻のうち、最小のものは高さが約10センチで、大きなものでは奈良県奈良市東大寺金堂の『銅造盧舎那仏坐像』が約13メートル、神奈川県鎌倉市高徳院の『銅造阿弥陀如来坐像』が約15メートルとなっている。国宝彫刻の所蔵場所のほとんどは寺院か寺院付属の博物館施設だが、神社や博物館が所蔵している作品もある[14] [15][16]

国宝彫刻128件のうち、都道府県別所在地は奈良県の71件が最多で、次いで京都府の37件となっている。施設別の所蔵数としては奈良県の法隆寺興福寺がそれぞれ17件で最も多い。

所在都道府県 所在市町村 国宝件数
岩手県 平泉町 1
福島県 湯川村 1
東京都 港区 1
神奈川県 鎌倉市 1
静岡県 伊豆の国市 1
滋賀県 大津市 3
長浜市 1
京都府 木津川市 3
京田辺市 1
京都市 30
宇治市 3
大阪府 藤井寺市 2
交野市 1
河内長野市 1
兵庫県 小野市 1
奈良県 明日香村 1
斑鳩町 18
奈良市 45
桜井市 2
宇陀市 3
葛城市 1
吉野町 1
和歌山県 日高川町 1
高野町 2
九度山町 1
新宮市 1
大分県 臼杵市 1
時代区分 国宝件数
飛鳥時代 13
3
奈良時代 26
平安時代 61[節注 1]
北宋 1
鎌倉時代 25[節注 1]

  1. ^ a b この一覧では『臼杵磨崖仏』は平安後期、鎌倉初期の両方にカウントされている


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