ソリハシシギ ソリハシシギの概要

ソリハシシギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:35 UTC 版)

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ソリハシシギ
休息中のソリハシシギ Xenus cinereus
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: シギ科 Scolopacidae
: ソリハシシギ属 Xenus
: ソリハシシギ X. cinereus
学名
Xenus cinereus (Güldenstädt, 1775)
和名
ソリハシシギ
英名
Terek Sandpiper

分布

ユーラシア大陸の高緯度地方で繁殖し、アフリカ大陸から、インド東南アジアオーストラリアの沿岸部で冬を越す。

日本で見られる数は多くないが旅鳥として各地に現れる。春は4-5月ごろ北へ渡る途中に渡来し、秋は8-10月ごろ南へ渡る途中渡来する。秋の方が個体数が多い。

形態

シギの中では小型で体長22-25cmほどである。翼開長は57-59cm。

体に対して長く、上に反ったくちばしを持つ。くちばしの色はで基部は黄褐色。

成鳥夏羽は体上面が灰褐色、下面が白色で胸に灰褐色の斑がある。足は短く橙黄色。冬羽になると胸の斑が無くなって体下面がより白くなり、足の色が淡くなる。次列風切の羽先が白く、飛翔時には白い帯のように見えてよく目立つ。

雌雄同色である[3]

生態

干潟でゴカイを採食中のソリハシシギ

非繁殖期には、主に海岸地方の干潟、浅瀬、砂浜、河口や海岸近くの水田に生息する。内陸部の湿地で見られることはまれである。非繁殖期は、単独か小群で生活する。繁殖期は湿地、草原、ツンドラ地帯などに生息する。

砂泥地を活発に動き回り餌を探し、昆虫や小型の甲殻類を食べる。

繁殖期は5-7月で、地上の窪みに営巣し、普通4卵を産む。抱卵期間は22-24日である。

ピリピリッ、ピーイピーイと口笛のような声で鳴く。

脚注

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参考文献

関連項目




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