センチ センチの概要

センチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/16 10:07 UTC 版)

概要

1795年の当初のメートル法で定められた6つの接頭語の一つである。

センチは、ラテン語で「百」を意味する centum に由来する。

当時は、分量の接頭語はラテン語から、倍量の接頭語のギリシャ語から作成することとしていた。1960年の第11回国際度量衡総会 (CGPM) で SI が制定される際に正式に承認された。

日本においては、センチはセンチメートル (cm) 以外に用いられるのは稀であり、通常、単に「センチ」と言えばセンチメートルのことを指す。

ヨーロッパなどではセンチリットル (cL) が飲料の容量を表すのによく用いられ、特にワインの瓶でよく見られる。他にセンチグラム (cg) という用法がある。

また粘度の単位にセンチポアズ (cP) というものがある。

体積を計る cc(1 ccは1 mL)という単位は「cubic centimetre(立方センチメートル)」の略であるが、国際単位系では認められておらず、計量法でも使用は好ましくないとしている。

フランス語では「サンチ」と発音し、旧日本軍で大砲の口径などを「40サンチ砲」などと表現した[1][2]

脚注

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SI接頭語
接頭語 記号 10n 十進数表記 漢数字表記 short scale 制定年
ヨタ (yotta) Y 1024 1000000000000000000000000 𥝱 septillion 1991年
ゼタ (zetta) Z 1021 1000000000000000000000 sextillion 1991年
エクサ (exa) E 1018 1000000000000000000 quintillion 1975年
ペタ (peta) P 1015 1000000000000000 quadrillion 1975年
テラ (tera) T 1012 1000000000000 trillion 1960年
ギガ (giga) G 109 1000000000 billion 1960年
メガ (mega) M 106 1000000 million 1960年
キロ (kilo) k 103 1000 thousand 1960年
ヘクト (hecto) h 102 100 hundred 1960年
デカ (deca) da 101 10 ten 1960年
    100 1 one  
デシ (deci) d 10−1 0.1 tenth 1960年
センチ (centi) c 10−2 0.01 hundredth 1960年
ミリ (milli) m 10−3 0.001 thousandth 1960年
マイクロ (micro) μ 10−6 0.000001 millionth 1960年
ナノ (nano) n 10−9 0.000000001 billionth 1960年
ピコ (pico) p 10−12 0.000000000001 trillionth 1960年
フェムト (femto) f 10−15 0.000000000000001 須臾 quadrillionth 1964年
アト (atto) a 10−18 0.000000000000000001 刹那 quintillionth 1964年
ゼプト (zepto) z 10−21 0.000000000000000000001 清浄 sextillionth 1991年
ヨクト (yocto) y 10−24 0.000000000000000000000001 septillionth 1991年



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