サブゥー サブゥーの概要

サブゥー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 20:12 UTC 版)

サブゥー
プロフィール
リングネーム サブゥー
本名 テレンス・マイケル・ブルンク
(テリー・ブルンク)
身長 183cm
体重 103kg
誕生日 (1964-12-12) 1964年12月12日(59歳)
出身地 アメリカ合衆国
ミシガン州デトロイト
トレーナー ザ・シーク
デビュー 1984年
引退 2021年11月5日
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元祖「アラビアの怪人」ザ・シークの実の[1][2]プロレスの枠を超えた前代未聞ともいうべきファイトスタイルは日本でも支持を得ている。試合終了後にリング内に机を置き、机が壊れるまでムーンサルトプレスを連発するという無謀ともいえるパフォーマンスも有名。メジャーやインディーを問わず、世界中の団体で幅広く活躍している。妻は日本人。

来歴

キャリア初期

伯父のザ・シークにあこがれ弟子入りを志望するが、当初体が小さかったことを理由にシークは取り合ってくれなかった。しかし熱意が認められ、シークのコーチを受け1984年にデビュー。1991年11月、FMWの世界最強総合格闘技タッグリーグ戦にシークのパートナーとして初来日。以降日本ではFMWのリングを主戦場として、机や椅子を使った全力のラフファイト、自爆も厭わない「自虐的パフォーマンス」が話題を呼んだ。

ECW

1993年10月、ECWにてシェーン・ダグラスを破りECW世界ヘビー級王座を獲得。同年11月にはテリー・ファンクからTV王座も奪取し、二冠王者となった。1994年7月には、初代NWAインディペンデント世界ヘビー級王座を獲得。以降もさまざまなインディー団体を荒らしまくり「インディーの帝王」的な存在にまでのし上がった。

2006年

インディー団体での名声を受け、WCWWWF新日本プロレス全日本プロレスなどのメジャー団体にも参戦したが、本人は大所帯の一員になるよりも小さな団体の救世主になることを望み、これらへの参戦はごく短期間に終わっている。しかし1995年には金本浩二を破り第24代IWGPジュニアヘビー級王者となるなど実績を残している。

1998年6月には弟子ロブ・ヴァン・ダムとタッグを組み、クリス・キャンディード&ランス・ストームを破りECW世界タッグ王座を獲得した。

ECWの活動停止後は、2002年よりTNAを主戦場としていた。

2003年1月、直前にザ・シークの訃報を受け喪章を付けて『ファンタジーファイトWRESTLE-1東京ドーム大会に参加。2004年、全身の骨や筋肉に正体不明のウイルスが感染し、長期欠場を余儀なくされる。

WWE

2005年に復帰を果たし、WWEが開催したECWワン・ナイト・スタンドに登場。シェーン・ダグラスのプロデュースによる "Hardcore Homecoming" にも参戦し、メインイベントの3WAY有刺鉄線デスマッチにてダグラスとテリー・ファンクを破り勝利を収めた。WWEがECWを復活させることに伴い、2006年4月にWWEと契約。同団体所属となるが、6月にロブ・ヴァン・ダムとともに大麻所持により検挙され30日間の謹慎処分を受けている。以降はECWオリジナルズの一員として活動した。

2007年5月、WWEから解雇となる。

2009年

TNA

AAAなど世界各地のリングを転戦。2009年アイルランドのAWRに参戦し、かつての盟友ロブ・ヴァン・ダムやボールズ・マホーニーXパックなどと共にヨーロッパで活動した。同年10月4日にはDDTプロレスリングのブランドのひとつであるCruiser's Gameの興行で、NOSAWA論外のタッグパートナーとして久しぶりの来日を果たした。

2010年下期には短期間ながらTNAに再登場し、ミック・フォーリー、ロブ・ヴァン・ダム、トミー・ドリーマーら旧ECW勢が結成していたEV 2.0Extreme, Version 2.0)に加入。11月7日に行われたPPV "Turning Point" にてレイヴェンスティービー・リチャーズライノブライアン・ケンドリックと組み、リック・フレアー率いるTNA版フォー・ホースメンFortuneAJスタイルズダグラス・ウィリアムスビアマネー・インクKazarian)と対戦するも敗退、フレアーによってTNAを解雇された。

インディー団体

2011年3月31日、SMASH.15後楽園大会に参戦。セミファイナルでTAJIRI&朱里と組み、マイケル・コバック、リン "ビッチ" バイロン、ガブリエル・アントニックとハードコア・マッチで対戦し、アントニックからアラビアン・フェイスバスターでフォールを奪い勝利した。

得意技

レッグ・ドロップを仕掛けるサブゥー

ルチャ&ハードコアというアメリカのインディー団体の軽量級選手によく見られるファイトスタイルの先駆者であり、自爆すらも得意とし、プロレスでしか表現できないその奇想天外なスタイルは高い評価を受けている。

アラビアン・プレス
ムーンサルト・リバース・スプラッシュ。トップロープ上で尻餅をつくようにバウンドするのが特徴。別名:アラビアン・スリング・ショット
トリプル・ステップ・ムーンサルト
椅子を踏み台にジャンプし、トップロープ上に両足で飛び乗りムーンサルト・プレスを仕掛ける。
アラビアン・フェイス・バスター
椅子ギロチン」とも呼ばれる。顔に当たるように太股の裏の位置に椅子を持ったままのダイビング・レッグ・ドロップ
アラビアン・スカル・クラッシャー
うつ伏せ状態の相手の後頭部目掛けて行うアラビアン・フェイスバスター。
エア・サブゥー
椅子を踏み台にジャンプし、レッグ・ラリアットのように蹴り飛ばす。
コーナーの相手に対して使用することが多いがその場合はゼロ戦キックとフライング・ニールキックの中間のような形が多い。
アラビアン・ヴィクトリー・ロード
場外の相手へリング内からトップロープを飛び越えて仕掛ける飛び付き旋回式のコルバタ
トペ・コンヒーロ
場外への飛び技。自らも大きなダメージを受ける。
ファイアー・ボール
文字通り火の玉。ザ・シーク譲りの火炎攻撃。
キャメル・クラッチ
こちらもザ・シークから受け継いだ技の一つ。シークと同様に片膝を付いた体勢でチンロックを極めるスタイル。

  1. ^ a b Sabu”. Online World of Wrestling. 2015年9月22日閲覧。
  2. ^ a b Sabu”. WWE.com. 2023年5月4日閲覧。


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