ガンダム Gのレコンギスタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 08:40 UTC 版)
登場兵器
G系統
ヘルメスの薔薇の設計図の「G項目」にある設計図により製造された高性能機の総称[13]。この「G」は、基本設計が宇宙世紀の伝説的MS「ガンダムタイプ」に由来していることからと言われている[16]。なおこれらはプラモデルなどの関連商品で「ガンダム」と表記されているものもあるが、劇中ではG-セルフが「ガンダム」と呼ばれる場面があった[57] のみで、設定上でも明確にガンダムと命名されたものはない。
G-セルフ G-SELF | |
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型式番号 | YG-111 |
全高 | 18.0m 12.2m(宇宙用パック本体) 12.1m(リフレクターパック本体:収納時) 29.5m(リフレクターパック本体:展開時) 15.0m(アサルトパック本体) 15.6m(パーフェクトパック本体) |
重量 | 31.1t 4.3t(宇宙用パック本体) 3.3t(リフレクターパック本体) 28.9t(アサルトパック本体) 13.1t(パーフェクトパック本体) |
武装 | 頭部バルカン砲×2 ビーム・サーベル×2 アメリア製ビーム・ライフル×1 トワサンガ製ビーム・ライフル×1 アメリア製シールド×1 トワサンガ製シールド×1(バルカン砲×2) 各種バックパック(下記)
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搭乗者 | ベルリ・ゼナム アイーダ・スルガン(第1話・第3話) ラライヤ・マンディ(第1話・第9話・第17話) |
- YG-111 G-セルフ(ジーセルフ)
- 音声 - 佐竹海莉
- レイハントン家の元家臣であるロルッカ・ビスケスとミラジ・バルバロスが、レイハントン家に伝わる記録から製造したドレット軍用の試作MS[34]。制式採用こそされなかったが、先行偵察用機体として選ばれ、ラライヤを乗せて地球へ降下した。当初は機体を鹵獲した海賊部隊のアイーダ・スルガンが搭乗し、以降はベルリ・ゼナムの搭乗機となる。G系統の設計思想の根幹を思わせるその作りから、「Gそのもの」という意味を込めてアイーダにより「G-セルフ」と命名された[58]。
- 公式ホームページや関連書籍でも完全に統一されていないが、正式表記は「G(全角)-(半角)セルフ」とのこと[59]。
- 宇宙世紀のガンダムタイプに似た形状とトリコロールのカラーリングが特徴だが、ほかのG系統に比べ双眼がやや大きく、額のアンテナは前方に突き出ている。
- 偵察用機への転用決定後、ロルッカ等は体液のDNAや指紋、虹彩(アイリス)等の生体認証技術でレイハントン家の血筋を自立的に選別し、追加認証する「レイハントン・コード」システムを秘密理に追加実装した。この認証をパスしたベルリとアイーダにICチップ内蔵の鳥意匠の金属プレートの「Gメタル」を発行している。ベルリが「スコード」と叫んだ際にGメタルが輝くとそれに共鳴[60] し、G-セルフに搭載されたレイハントン家の者を護る自動防衛機能が働き、機体のフォトン装甲表面からフォトン・シールドを発生させる[16] など、Gメタル所持者が操縦席にいる時のみ、それまで秘匿もしくは使用不可とされていた機能を認証解放している描写が幾度か描かれている。
- 従来のMSより高圧縮のフォトン・バッテリーを搭載しており[58]、フォトン・エネルギーの余剰出力により機体各部位が青色に発光する。機体はその全身が、軽く剛性のあるフォトン装甲や、フォトンフレームで構成されている[37][58]。
- 作品世界の「ユニバーサル・スタンダード」に対応(ただし「レイハントン・コード」に関してはその限りではない)しており、背部のコネクタに様々なバックパック(下段「各種バックパック」参照)を装着でき、機体本体のフォトン装甲の配色がそれぞれのバックパックに対応した色に変化する[61]。腹部のコクピットは、脱出ポッドを兼ねたコア・ファイターとして分離する[58]。軽装時の飛行時間は45秒に限られるが[62]、各種バックパックを装着することで飛行時間の延長が可能。
- 基本武装は頭部バルカン砲、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル2基、シールド[58]。ビーム・ライフルとシールドはアメリア製とトワサンガ製のものを使用している。ライフルとシールド共にトワサンガ製の方が高性能で、トワサンガ製ビーム・ライフルはエネルギーの収束性が良く破壊力が大きい[35]。トワサンガ製シールドは多様な機能を有しており、第13話ではシールド前方にフォトン・エネルギーを照射したり、第15話ではシールドの淵部分をスライド拡張させるとリフレクター装甲が露見して受けたビームを吸収した他、第16話では内蔵する2門のバルカン砲を使用するなどしている。また、本来トリッキーパックの機能である「フラッシュ・アタック」も、敵機を一時的に操縦不能にする効果こそなくなってはいるが、第11話で目くらましとして使用している。
- また劇中クンパ・ルシータは、自爆装置として核爆弾が内包されている可能性を指摘していた。
- G-セルフの群を抜いた高性能は、結局造った人々ですら、自分たちが何を造ったか分からないという科学技術の怖ろしさの象徴であり、その怖さを分からないまま今の文明を使っていることに違和感を感じなければ危険だという警鐘としての意味を含ませているとのこと[13]。
- デザインは2009年公開の短編アニメ『リング・オブ・ガンダム』用に考案されるも登場しなかった機体が原型となっている。この機体のデザインは、アニメ『コードギアス 亡国のアキト』に登場する機体「アレクサンダ」のデザインにも応用されている[63]。
- Gメタル
- ベルリとアイーダが持つ、G-セルフのコックピットから排出された本機体のキーとなるICチップ内蔵の金属プレート。鳥のようなデザインはレイハントン家の紋章に酷似している[16]。データの記録媒体としても使用できる。
- コア・ファイター
- 緊急脱出システム。武装は機体前方のバルカン2門のみ。
- 制作スタッフによると「親が子を思う象徴」として追加された機能とのこと[13]。
- 各種バックパック
- 没となり実現しなかったものの「7つのバックパックが合体してドラゴンのような形態になる」という案があった名残で、合体を想定したデザインとなっている[64][65]。
- 大気圏用パック
- 4枚の可動翼を備えた大気圏内飛行用のスラスターパック。装着時の機体色は軽装時と同じ。主翼にはレーダーセンサーを兼ねたレーザーポッドを備え、近接防御火器システムとして全方位レーザー攻撃が可能だが、無差別攻撃になりかねずその用途は限られ[58]、そのためか劇中では未使用。
- 宇宙用パック
- 大型ブースターを備えたアメリア製の宇宙用ブースターパック。宇宙用だが、空中でも飛行能力は発揮可能。形式番号BPAM-02。全高12.2m。重量4.3t。装着時の機体色は軽装時と同じ。特殊な機能こそないが汎用性は高く、高機動戦闘が可能。バックパック自体が大型のため、急激な水流にはやや弱い。
- リフレクターパック
- アメリア製造の対ビーム兵器用パック。形式番号BPAM-03。収納時全高12.1m。展開時全高29.5m。重量3.3t。装着時の機体色は青紫。敵機のビーム攻撃を吸収し自機のフォトン・エネルギーに変換、Iフィールドとして展開することでさらに防御性能を高められる。トワサンガ製シールドが内蔵するフォトン装甲を研究・応用して作られた[66]。初のアメリア製フォトン装甲と言えるが、その素材精度は低く想定した耐久度には及ばなかった。そのためビーム吸収には限界があり、許容量に達したパネル部分はそれぞれ自動で切り離されていく。
- トリッキーパック
- アメリア製造の特殊戦用パック。装着時の機体色はピンク。Iフィールドによる防御と攪乱や、敵機の電子機器へ干渉攻撃し一時的な機能不全に陥らせることが可能[61]。機体のフォトン装甲から、自機の分身のような形状のフォトン・エネルギーを敵機へ放つ「フラッシュ・アタック[67]」という攻撃が可能で、直撃した敵機は機能不全に陥り一時的に操縦不能となる。背ビレのような部位は、劇中では誘導ミサイルとして使用していたが[67]、劇中使わなかった機能として「イリュージョン・ファンネル」なる用途が可能で、大型の4基はハンマーに変形する近距離戦用ファンネル、小型の6基は敵機モニターに「量産型G-セルフ」として幻視させる遠距離戦用ファンネルとして機能する[12][68]。他にも劇中使わなかった機能で、巨大化したようなシルエットで自機を包むことが可能[69][注 7]。ミノフスキー・フライト機能も有する[67]。
- 高トルクパック
- キャピタル・アーミィ製造の高機動・近接戦闘用パック。装着時の機体色は軽装時と同じ。背部から全身を緑色のパワードスーツのような装甲で包む。機体の高トルク化によるパワーの底上げ、高速ホバー走行や背部の大型ブースターによる爆発的な加速が可能。装備できる機体がキャピタル側に存在せず持て余していたものを、ケルベス・ヨーがメガファウナに持ち出した。
- アサルトパック
- アメリア製造の長距離戦用パック。形式番号BPAM-05。全高15.5m。重量28.9t。装着時の機体色は赤。武装は主力兵装となる2門の大型ビーム・キャノン、内側に備えられた操縦枠も兼ねている近距離用のビーム・ライフル2基、左右前方に配備された複数門のフォトン・アイを内蔵したミサイル・ポッド[70]、劇中では未使用の後部左右に設置された対艦用の大型ビーム・サーベル[12][注 8]。アサルトパック単独でも、MSを牽引・砲撃する支援機として使用可能。第24話(劇場版は第5部)のユグドラシル攻略戦では、本パックを携行する形でパーフェクトパックと併用した。
- イベント上映作品『FROM THE PAST TO THE FUTURE』では、G-アルケインがこのパックの上方パーツを装備している。
- パーフェクトパック
- 初めてG-セルフ専用に作られた最新鋭バックパック[35]。形式番号BPMF-01。全高15.6m。重量13.1t。ビーナス・グロゥブからの帰還中に、ハッパらメガファウナのメカニックたちにより地球圏での最終決戦に向けて組み上げられた。ハッパの発案の下で製作されたが、同行したビーナス・グロゥブの技術者たちの協力と、新たに入手したビーナス・グロゥブの資材を用いたため、公にはビーナス・グロゥブ製ということになっている[35]。装着時の機体色は軽装時と同じだが、一部のパーツが専用のフォトン・バランサー搭載のパーツに換装されている。
- 各種特殊兵装を内蔵するほか、モード変換により上記のこれまで装備した6つすべてのバックパックと同等の機能を発揮することができる(その際には各パック装着時同様、G-セルフのフォトン装甲の色が変化するが、高トルクモードでは格闘戦でパワーを集中した特定の部位のみが緑色に変化している)。また、外部兵装としてトワサンガ製ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、さらに「フォトン装甲シールド(通称:コピペシールド)[35]」を装備する。フォトン装甲シールドはリフレクターパックの技術を応用して開発され、表面から複数のハニカム(六角形)型の障壁膜「ビーム・プレーン[12][35][71]」を発生させ、敵ビーム攻撃の無効化および吸収を行い、自らのエネルギーへと転換可能[35]。一方でエネルギー消費が激しいという弱点も抱えており[35]、終盤の大気圏突入時に無補給のままコピペシールドを多用したことから、最終決戦で機体の出力低下を招き、マスクのカバカーリーに付け入るスキを与えた一因にもなった。
- パーフェクトパック自体の特殊兵装・機能も備えており、パック基部からセンサー粒子を放出し(G-セルフのコックピットモニターからは黒煙状に見えるが、外からは不可視[35]。ただし、劇場版第5部では、太陽光が遮られる様子を現場に居合わせたクンパが目撃している。)広範囲の光を吸収することでフォトン・エネルギーの位置を特定する「フォトン・サーチャー」や、パック基部で生成される反物質を閉じ込めた結晶体を散布し、低温対消滅によって接触した物質を(機械・人体関係なく)球状に削り取るように消滅させる「フォトン・トルピード(光子対消滅反応魚雷)」がある。特にフォトン・トルピードの破壊力は絶大で、なおかつ消滅させた時に発生する光を光子エネルギーとして本体に吸収・還元することも可能で[71][72]、これを用いれば実質バッテリー消費にも困らないが、その破壊力を目の当たりにしたベルリは一度使用した後は劇中二度と使うことはなかった。劇場版第4部では、フォトン・トルピードの被害描写が絶対兵器として生々しく強化され描かれており、アメリア・キャピタルアーミィの混戦地帯に散布した結果、双方に多大な被害を出した(使用後の状況を見たベルリが、恐怖のあまりパーフェクトパックをパージするほど)。劇場版でも、これ以降は二度と使用されなかった。
- 左右に付けられた独自稼働パーツ「トラック・フィン[注 9][71][73]」は、トリッキーパックの技術応用[12][35] で敵機の制御系に干渉し、その動きを拘束し引き寄せる「トラクタービーム」の発射砲となる他、トリッキーモードの遠隔操作ミサイルとして射出できる。また、大気圏用パックにも備わっていた「全方位レーザー」を、G-セルフ自体がフォトン・バッテリーとも言える機体であることを生かし、レーザーポッドからではなく機体表面のフォトン装甲からエネルギーをレーザー化して全方位に放出することが可能となった[35][71][72][73]。
G-アルケイン G-ARCANE | |
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型式番号 | MSAM-033 |
全高 | 18.3m |
重量 | 38.7t |
武装 | 頭部バルカン砲×2 ビーム・ワイヤー×2 ビーム・サーベル×2 対艦ビーム・ライフル×1 シールド×1(センサー・バーナー×6) |
搭乗者 | アイーダ・スルガン ベルリ・ゼナム(第20話) |
G-アルケイン フルドレス G-ARCANE FULL DRESS | |
武装 | 頭部バルカン砲×2 ビーム・ワイヤー×2 ビーム・サーベル×2 対艦ビーム・ライフル×1 シールド×1(センサー・バーナー×6) フルドレス・ユニット×1(レーザービーム砲×8) |
搭乗者 | アイーダ・スルガン |
- MSAM-033 G-アルケイン(ジーアルケイン)
- アイーダ・スルガン専用の赤いMS[61]。ヘルメスの薔薇の設計図に記されていたG系統の設計をベースに、アメリア軍が蓄積してきたMS技術を投じて完成された[46]。ただし、純地球産である各種部品の精度は設計図のレベルには届いておらず、並行開発されたG系統用バックパックの多くが装備できないなど、本来の性能を発揮しきれていない[46]。腰背部のスカート型スラスターが特徴で、本来は背中に畳まれた機首を展開して手足を収納することで、高速移動用の飛行形態に変形可能であるが[46]、テレビシリーズでは1度も変形する場面はなかった。だが、イベント上映作品『FROM THE PAST TO THE FUTURE』や、漫画版、劇場版第4部では変形する場面が見られる。
- 機体の全高を超える高出力対艦ビーム・ライフルは、グリップの位置を変えることで大型ビーム・ソードとしても使用可能[46]。そのほかの武装は、頭部内蔵のバルカン砲2門、接近戦用のビーム・サーベル2基、攻防一体の拡散レーザー「センサー・バーナー」を内蔵した専用シールド、両の手甲内部にビーム・ワイヤー2基を装備する[46]。
- G-アルケイン フルドレス(ジーアルケイン フルドレス)
- ビーナス・グロゥブで新たに手に入れた資材を用いて、ハッパらメガファウナのメカニックたちによって、地球圏での最終決戦に備えて製作された火力増強形態。8基の独立可動式レーザービーム砲が連結したスカート型兵装「フルドレス・ユニット」を腰部に、フォトン・バランサーを後頭部に追加装備している[37]。
- G-アルケイン フルドレス プラン-A / プラン-B
- プラモデル作例ムック『ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編』にて掲載・公開されたバリエーション。劇中のフルドレスはデザインコンペの末に採用になった「C案」であり、このほか「A案」ではアルケイン本体を大幅に改修、「B案」ではバスタードビームソード、大型ブースターユニット、大型シールドを追加した機体となる予定だった。
G-ルシファー G-LUCIFER | |
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型式番号 | VGMM-Gf10 |
全高 | 17.5m |
重量 | 52.3t(スカート・ファンネル含む) |
武装 | 頭部バルカン砲×2(使用描写は信号弾のみ) ビーム・サーベル×2 アメリア製ビーム・ライフル×1(第25話) スカート・ファンネル×3(メガ・キャノン×1、ビーム砲×6) |
特殊装備 | 月光蝶システム |
搭乗者 | ラライヤ・アクパール ノレド・ナグ ノベル |
- VGMM-Gf10 G-ルシファー(ジールシファー)
- ビーナス・グロゥブのジット・ラボラトリィで開発されたG系統の最新鋭MS[61]。モノアイ・センサーと、メイン・スラスターを兼ねる大型のスカート・ファンネル3基が特徴。G-セルフと同様「ユニバーサル・スタンダード」の機体で非戦闘員でも比較的容易に操縦できる。実機テスト段階であったため、各種オペレーティングやチェック用に3人分の座席を備えたコックピットになっている[48]。だがテスト段階とはいえ、最終確認を残すのみであったため、機体そのものは完成している。
- 武装は左腰部に装備する2本のビーム・サーベルと、6門のビーム砲とメガ・キャノンを備えた遠隔無線誘導兵器のスカート・ファンネル3基[48]。3基のスカート・ファンネルは遠隔操作できるビーム砲としてのオールレンジ攻撃だけでなく、機体前方に三角錐のように展開することでバリアにもでき、錐の要領で高い突破力を発揮する[16]。他にメガ・キャノンなどの砲口からビーム刃を展開して斬撃武装としても用いることが可能で、第25話ではジャスティマの高出力ビーム・サーベルと斬り結んでいる。機体本体に装着時にはスラスターも兼ねるなど、その用途は多岐にわたる。専用武装以外では、一般的なビーム・ライフルならば装備可能で[48]、第25話では以前G-セルフが装備していたアメリア製のビーム・ライフルを右手に装備して出撃している。頭部には2門の砲口を備えており、第26話ではそこから信号弾を発射した。また、同じく第26話にて『∀ガンダム』に登場した「月光蝶システム」を発動する描写がある。これについて富野は「(月光蝶が)有用な技術だから継承・保全されてきた」ために当機体にも搭載されていたと発言している[20]。劇場版第4部では、G-セルフがパージしたパーフェクトパックを一時的に装着した姿も描かれた(装着したのみで、武装を使用する場面は描かれていない)。
- 第21話でジット・ラボで試験・調整を行っていた機体を、マニィとノレドが奪いメガファウナへと持ち込んだ。第22話以降はメインパイロットをラライヤが務め、ノレド(とノベル)がナビゲーターとして同乗し[48]、スカート・ファンネルのコントロールやナビゲートを担当した[16]。
- G-ルシファー・キメラ
- プラモデル作例ムック『ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編』にて掲載・公開されたバリエーション。元々は本編に登場したG-ルシファーの没案で、頭部がガンダムフェイスになっている。G-ルシファーの没案を本作の世界に組み込むために設定された機体。その設定上ではレコンギスタ作戦の失敗後、有志達によって第二次レコンギスタ作戦が立案、新たなジット団を創設する。キメラは新たなジット団を率いる新隊長アーキル・ビン・リドワンの搭乗機であるとされている。
以下の機体もG系統のMSに属する。詳細はそれぞれの当該項目を参照。
キャピタル・テリトリィの兵器
キャピタル・テリトリィのMS
レクテン RECTEN | |
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武装 | 溶接機 / ビーム・ライフル×1 |
搭乗者 | ベルリ・ゼナム ルイン・リー デレンセン・サマター キャピタル・ガード訓練生 |
- レクテン
- キャピタル・タワーの保守点検や、養成学校の練習機として使用されるMS。四角いカメラアイが特徴で、背中に2基の可動式ブースターポッド、腰部にビッグアームや溶接機のパワーウエルドといった特殊アームを装着する[61]。なお、装備する溶接機は、有事の際にはビーム・ライフルとしても機能する。
レックスノー RECKSNOW | |
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武装 | 大型キャノン×1 シールド×1 |
搭乗者 | ケルベス・ヨー キャピタル・アーミィ兵士 |
- レックスノー
- レクテンを戦闘用に改装した機体。背部に大型キャノンとセンサーユニットを持ち、シールドも保持するなど各部の装甲も強化されている[61]。脚部は高速走行用のホバーユニットに換装されている[61]。主に3機編隊で運用され、「レックス」の略称などで呼ばれる[12]。主なパイロットはケルベス・ヨーで、ザンスガットに乗り換えるまで搭乗していた。メガファウナに協力した部隊は敵味方の識別が分かりやすいよう、頭に鉢巻を巻いていた。
カットシー CATSITH | |
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型式番号 | CAMS-02 |
全高 | 18.0m |
重量 | 39.2t |
武装 | 頭部バルカン砲×2 ビーム・ライフル×1 ビーム・サーベル×2 脚部12連装ミサイル×2 4連装ミサイル・ポッド×1 シールド×1 |
搭乗者 | デレンセン・サマター キャピタル・アーミィ兵士 |
- CAMS-02 カットシー
- キャピタル・アーミィ創立時点での主力MS。開発にはゴンドワンからの技術協力があったと囁かれているが、噂の域を出ない[74]。空中戦闘に特化した機体であり、背部バックパックに標準装備されるフライトユニットによって、大気圏内での高機動性と長距離航続能力を有している。武装は頭部のバルカン砲、空気抵抗を考慮されフラットに設計された汎用ビーム・ライフル、空中戦で上を取る優位性を鑑みて脚部に内蔵されたビーム・サーベル2本、脚部に内蔵された小型ミサイルが左右各12基、肩部拡張アームに取り付けて保持するシールド。また、アームにはシールドの代わりに4連装ミサイル・ポッドの装備も可能。
- カットシー陸戦型
- プラモデル作例ムック『ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編』にて掲載・公開されたバリエーション。拡張アームを取り外し、予備バッテリーと水の玉、テント、予備バッテリーを収納した野戦パックを装備。脚部には単発式のミサイルポッド、頭部はバルカン砲拡張マガジンと強化アンテナ等を採用している。
エルフ・ブル ELF BULL | |
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武装 | 頭部バルカン砲×2 胸部ビーム砲×8 肩部ビーム砲×11 指部ビーム砲×10 腕部ビーム砲×4 脚部ビーム砲×22 ビーム・ライフル×2 |
搭乗者 | デレンセン・サマター |
- エルフ・ブル
- キャピタル・アーミィ所属の可変MS「エルフシリーズ」のプロトタイプ。デレンセン・サマターがテストパイロットを務める。
- 一般的なMSより二回り大型で、脚部は左右に展開すると主翼状となり、変形後は無尾翼全翼機に似たフォルムとなる。作戦行動域が広範におよぶ場合は、長距離航続用ブースターを後部に装備する。胴体中央内部の「セントラル・ビーム・システム」により発生させたビームを、胸部、両肩、脚部など多数のビーム砲口から任意の場所と出力で発射でき、ネット状の弾幕ビームや敵機を追尾するビームを発射することも可能。両腕にもビーム・ライフルを持つ。
エルフ・ブルック ELF BULLOCK | |
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型式番号 | CAMS-03 / CAMS-03P(量産機) |
全高 | 19.1m |
重量 | 43.5t / 43.1t(量産機) |
武装 | 頭部バルカン砲×2(マスク機) 胸部ビーム砲×10 肩部ビーム砲×14 指部ビーム砲×10 腕部ビーム砲×4 脚部ビーム砲×16 膝部ビーム砲 / グレネード・ランチャー×4 ビーム・サーベル×2 ビーム・ライフル×1(第8話) |
搭乗者 | マスク(量産1号機) マスク部隊兵士 |
- CAMS-03 エルフ・ブルック
- キャピタル・アーミィ所属のエルフ・ブルの制式量産型。
- エルフ・ブルとの外観差は、脚部の厚み、頭部デザインなど。高性能だが、大型機ゆえのコストの高さが欠点[75]。長距離ブースターは、MS形態時の滞空用バックパックとしても活用できる[75]。
- 量産1号機となるマスク機は、専用の頭部(双眼式のセンサーが装備。ちなみに一般兵用は単眼式のセンサーが装備される)と、ホワイトとブラウン系のパーソナルカラーが特徴。
- 胸部、両肩、指先、脚部など全身各所にビーム砲を内蔵しており、いかなる体勢でもほぼ全方位への攻撃が可能。ビーム砲はレーザー状のビームを照射する他、弾丸状のビームの連射もできる。また両膝部分のビーム砲4門は、第7・8話にてグレネード・ランチャーとしても使用している。両脚の先端からはビーム・サーベルを発生可能。出力不安定のため制式採用が見送られたエルフ・ブルと同型のビーム・ライフルを使用することもある。
ウーシァ WUXIA | |
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型式番号 | CAMS-04 |
武装 | ビーム・バルカン×2 ビーム・ライフル×1 ビーム・クロウ×2 |
搭乗者 | ベッカー・シャダム キャピタル・アーミィ兵士 |
- CAMS-04 ウーシァ
- キャピタル・アーミィ所属の新型量産MS[61]。G-セルフとエルフシリーズとの中間ほどの機体サイズで、機体重量の軽さと宇宙用バックパックの高推力により高い機動性を発揮する。武装は腕部のビーム・バルカン、右手のビーム・ライフル、脚部先端のビーム・クロウ[12]。ビーム・ライフルの保持方式はエルフシリーズと同じ。大気圏飛行にはダベーやランゲバインを必要とする。
マックナイフ MACK KNIFE | |
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型式番号 | CAMS-05 / CAMS-05P(量産機) |
全高 | 16.0m |
重量 | 32.6t / 32.4t(量産機) |
武装 | ビーム・バルカン×24 グレネード・ランチャー×4 プラズマ・クロウ×2 フォトン・ボム×2 |
搭乗者 | マスク バララ・ペオール マスク部隊兵士 |
- CAMS-05 マックナイフ
- キャピタル・アーミィのスペース・ガランデンに配備された宇宙用新型可変MS[61]。
- エルフ・ブルックの後継機に当たり、類似した可変機構や高出力の内蔵式武装を持ちながらも、機体全高は16メートルにまで小型化されている[51]。本機の可変機構は前面投影面積の縮小による被弾率の低減を目的としており、飛行形態で弾幕を掻い潜りつつ敵に肉薄し、MS形態での格闘戦で仕留める戦術を得意とする[51]。高い機動性と攻撃力を持つ反面、操縦には熟練を要する[51]。マスクやバララ・ペオールなどが操縦する。
- 量産機は単眼の頭部センサーに黄色のカラーリングだが、マスクやバララに与えられた高性能なエース専用機は、双眼のアイセンサーを搭載しており、パイロットの好みに合わせたカラーリングが許されている[51]。
- 武装は、機体の各所にビーム・バルカンを内蔵しており、脚部側面には跳ね上げ式の円形砲台が左右計6門、足裏に左右計6門、両手首に計2門、手の内部にも左右計10門を配備している。手の内部のものは、握り拳の状態で指の付け根から放つか、五指を銃身として利用し指先から発砲するか、状況に応じて選べる。名称こそ「バルカン」だが、弾丸状のビームを連射する以外にも、レーザー状のビームを照射することもできる。また、近接武装として両手に備える「プラズマ・クロウ」は、両手の指先から発生させた高熱プラズマで、敵機体を溶断できるだけでなく、内部のメカやコンピューターにも障害を与える。劇中では、正拳の状態にプラズマを纏わせた打撃強化武装としても量産機が用いている。他には、両脚部内側にグレネード・ランチャー4門、特殊光学観測装置「フォトン・アイ」とAIによる誘導で、ミノフスキー粒子散布下でも高い命中率を発揮する股間部内蔵のミサイル「フォトン・ボム」[51] などを備える。長距離移動時は、専用の大型ブースターを背部に装着する[51]。武装以外では、肩からメッセージチューブを射出できる。
- ブラックマック
- プラモデル作例ムック『ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編』にて掲載・公開されたバリエーション。第19〜22話の間で活躍したかもしれない、という構想のもとに設定された。全体がブラックのカラーリングのマックナイフで、ウーシァの新型ビームライフルと指揮官機用のビーム・バヨネットと対艦用フォトン・ボムを装備。機動力は低下したが火力はその分向上している。設定ではデレンセンと同期のエイジ・サカモトの乗機とされる。
- 「ガンダムエース」連載のコミカライズ版では、マスクが搭乗している。
ビフロン BIFRON | |
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頭頂高 | 19.5m[31] |
武装 | ダブル・ビーム・ライフル×1 ビーム・ダガー×4 シールド×1 ロケットキック×2 機雷×多数 |
特殊能力 | ヨツデ・ユニフィケーション・アタック |
搭乗者 | バララ・ペオール |
- ビフロン
- キャピタル・アーミィにドレット軍が貸与した実験機のMS。テストパイロットをバララ・ペオールが務める。
- 4本の腕とブースターと一体化した巨大な下脚を備える。4本腕は肩関節だけでなく、胸まで食い込むレールで肩そのものが可動する構造になっている[76]。下脚部分は後ろに折り曲げることで虫のような機体フォルムで運用され、ロケットキックとして敵に飛ばして切り離しもできる。特殊機能としてビーム技術の演出により4本腕を更に複数あるように敵に誤認させる「ヨツデ・ユニフィケーション・アタック」という攻撃法を持つ。
- 武装は4本腕に装備したダブル・ビーム・ライフルや短剣型のビーム・ダガー、シールド。下脚内には小型の球状機雷を多数搭載しており、その小ささから敵機の関節やエアインテークに入り込ませて部分破壊を狙うことが可能。第18話では、マスクが「ビーム・シャワー」なる武装の搭載を示唆していたが、劇中では使用していない。バララがジット団からユグドラシルを受領した後は用済みとされ、ユグドラシルの性能試験の的として破壊された。
カバカーリー KABAKALI | |
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型式番号 | VGMM-Git01 |
全高 | 19.3m |
重量 | 40.2t |
武装 | ビーム・ショットガン×1 ビーム・セイバー×2 ビーム・リング×複数 シールド×2 脚部シールド×2 胸部フォトン・レーザー砲×2[12][69][77] |
搭乗者 | マスク |
- VGMM-Git01 カバカーリー
- キャピタル・アーミィのマスクにジット団から提供された最新型のG系統MS[16][78]。クンタラの魂の安住の地「カーバ」の守護神「カーリー」を意味するその名前は、パイロットを務めるマスクが命名した[61]。元々はレコンギスタ作戦発動の際に、ジット団のリーダーであるキア・ムベッキが最終決戦機として搭乗予定だったが、レコンギスタ作戦の直前に命を落としたため、その夢は叶わなかった[36]。
- 来るべきレコンギスタ作戦に向けた最終決戦機となるべく、ジット・ラボラトリィ製の最強のMS[37] であることと、ジット団のフラッグシップ機としての意味を込めて「G-IT(ジーイット)[36]」という名称の、奇しくもG-セルフと同様に「Gそのもの」と意訳できるコードネームで開発されていた。このコードネームの意図は、当機体のデザインを担当した形部一平によると、最終決戦が「ガンダムそのもの」同士の対決であるという意味を込めたかったためとのこと[12]。
- 機体のメインカラーは黒。稼働時はG-セルフの各部位が青色に発光するように、本機も機体各部のフォトン・バランサーが緑色に発光する。これは当機体が、あまりにも強力な高性能のフォトン・バッテリーを搭載しているためバランサーが必須となり、バッテリーの余剰エネルギーを放出するために発光する[37]。フラッグシップ機としての頑丈な作りと、プラズマ障害にも対応できるアンテナ[79] による高い指揮機能、及び遠・中・近距離それぞれに対応した多種多様な特殊武装を運用可能なオールラウンドで活躍できる万能機として完成した[36]。また、G-セルフと同じく高い拡張性も有しており、戦況に応じた各種バックパックの装備が可能。最終決戦にて装備していたビーム・リング・コンテナはその内の1つにすぎない[36]。その高い水準での汎用性と拡張性から、MSとしてのひとつの完成形と言われている[69][80]。
- 武装は、直線ビームと拡散ビーム[注 10] の撃ち分けが可能な上、銃身下部にはグレネード・ランチャーを備える遠・中距離戦用兵器のビーム・ショットガンを携行し[36]、両手の手甲部分には出力調整により最大で自機の2倍ほどの長さにまで伸びるジャマダハル型のビーム・セイバーを近接戦用の斬撃武装として内蔵する[36]。また背部に備えたスラスターを兼ねる2基のコンテナには、中距離戦用の武装としてミノフスキー・フライトを備えたチャクラム状の投擲武器であるビーム・リングを搭載[36]。ビーム・リングは、投擲や掌から発するレーザービームと接続しての遠隔操作による回転刃の切断兵器としての用途だけでなく、リングの内側に通した対象に電撃を流し込んで拘束・攻撃するなど、その使用法は多彩。リングの遠隔操作が行えるのは、両手を使う都合上2枚まで。リングは戦闘中に破壊されても新たに取り出しているため、コンテナ内に予備分として複数枚が収納されているようだが、正確な搭載数は不明。劇中で使わなかった兵器としては、高圧縮のフォトン・エネルギーを照射できる2門のフォトン・レーザー砲を胸部に備える[12][69][77]。両肩のシールドには地球重力圏飛行用にミノフスキー・フライトが、2000度にも耐えられる脚部シールドには単独大気圏突入が可能[36] な耐熱フィルムが内蔵されている。
- CAMS-RX0 G-フェネクス
- テレビシリーズの外伝となるイベント上映作品『FROM THE PAST TO THE FUTURE』に登場するG系統MS。パイロットはマスクが務める。詳細はG-フェネクスを参照。
キャピタル・テリトリィのMA
ジーラッハ G-RACH | |
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武装 | ビーム砲×複数 ビフレストビット×6 センチピード×2 ビーム・クロウ×2 |
防御装備 | Iフィールド |
搭乗者 | マニィ・アンバサダ |
- ジーラッハ
- ジット・ラボラトリィで開発された大型MA。メガファウナで地球圏へ運ばれた後、マニィ・アンバサダがガランデンへと持ち込み、そのまま専属パイロットとなった。2本の腕と1本の下脚を持ち、稼働中はG-セルフやカバカーリー同様に、機体各部が発光する。発光色は黄色。
- 武装は、胴体や腕部に複数のビーム砲を備え、スカート後部には多門砲型の「ビフレストビット」を6基格納する[81]。腕部内側の手首付近からは、その関節部からランダムに動く小型ビーム・ウィップが無数に発生する蛇腹状の伸縮式ヒートロッド「センチピード」を展開し、両手の三本指からはビーム・クロウの発生もできる。防御面では、手甲部分から機体全体を球形に包むIフィールドによる、バリア・シールドを発生させることが可能[16]。
ユグドラシル YGGDRASILL | |
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武装 | テンダービーム×1 小型レーザー砲×多数 |
防御装備 | リフレクターバリア |
搭乗者 | バララ・ペオール キャピタル・アーミィ兵士 |
- ユグドラシル
- キャピタル・アーミィのマスク部隊にジット団から提供されたピラミッド型の大型MA[61]。コックピットはメインパイロット1名、サブパイロット2名の計3人乗りで、バララ・ペオールがメインパイロットを務める。
- 瞳のような砲口から放たれる主武装の「テンダービーム」は通常の長距離射撃だけでなく、その機体名「ユグドラシル(世界樹)」が示すように、フォトン・バッテリーの大小に反応しMSに対しては細く、戦艦に対しては太くといった具合に枝分かれして追尾する機構[81] で、巨大な樹が広範囲に枝分かれしたようなビームを発射し、一度に大多数の敵を攻撃できる。その拡散状態でも、直撃すれば戦艦すらも撃墜するほどの威力がある[16]。防御面では機体を包むリフレクターバリアの発生が可能。大型機だが精細な挙動も行え、機動性も高い。また、機体の直角には迎撃用のレーザー砲を備えている。
キャピタル・テリトリィの艦艇
- ガランデン
- クンパ大佐がゴンドワンから調達した大型戦艦で、クルーはゴンドワンから派遣されている。前尾翼機を彷彿させる船体形状と青い船体色が特徴。幅広いMS用の滑走路を備えている。武装は艦橋前の3連装メガ粒子砲2門と連装メガ粒子砲1門、後部の連装メガ粒子砲1門、対空機銃。マスクが率いるエルフ・ブルック部隊の母艦として登場する。宇宙では、大気圏用ブースターを切り離した「スペース・ガランデン」として運用される[61]。
- ブルジン
- キャピタル・アーミィが建造した最新鋭航宙艦。武装は左右の甲板上にある連装メガ粒子砲2門や対空機銃。主な搭載機はウーシァ。船体色は白を基調とする。ギアナ高地での戦闘では損傷し煙を吹きながら墜落、不時着する。
キャピタル・テリトリィのその他の兵器
- シングルエフラグ、ダベー
- 戦地へのMS輸送と支援戦闘を目的とする有人型のサブフライトシステム。シングルエフラグは1機、ダベーは2機のMSを機体上面に乗せて飛行できる。武装はシングルエフラグが小型バルカン砲程度、ダベーは空対空ミサイルを主翼に内蔵し、下部に機銃を装備する[12]。
- ランゲバイン
- キャピタル・テリトリィが開発したバイク型の高速移動ユニット。大気圏内の飛行機能も持つ。文字通り、MSはバイクのようにまたがって操縦する。劇中では主にウーシァが使用していた。武装として先端部にメガ・ランチャーを搭載する。
アメリア / 海賊部隊の兵器
アメリア / 海賊部隊のMS
グリモア GRIMOIRE | |
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型式番号 | GH-001 |
全高 | 16.5m |
重量 | 35.2t |
武装 | 頭部バルカン砲(機体ごとに砲門数は異なる) プラズマナイフ×1 サブマシンガン×1(ビーム・ワイヤー×1) シールド×1 ワイヤー・フック×1 |
搭乗者 | カーヒル・セイント ルアン オリバー アイーダ・スルガン(第20話) ベルリ・ゼナム(第26話エピローグ) |
- GH-001 グリモア
- 海賊部隊の主力量産型MS[54]。アメリア軍が所属を明らかにしたくない極秘任務用に大幅な偽装を施して開発した機体だが、海賊部隊での運用実績を評価され、のちに正規軍にも採用された[54]。キャピタル・アーミィからは「坊主頭」と呼ばれている。後述のジャハナムと異なり、標準仕様で大気圏内外を問わず活動が可能である。
- ほかのMSよりも小柄かつずんぐりした体型で、ドーム状の頭部に3つのアイセンサーと展開式のフォトン・ラジエーター、腹部に脱出ユニットを兼ねた球形コクピットブロックを持つ[54]。
- 武装は頭部内蔵のバルカン砲と、ビームと実弾を併用可能なサブマシンガン、サブマシンガン下部に内蔵され鞭のようにしなるビーム・ワイヤー、刀身に発生させたプラズマで高い切断力を発揮するプラズマナイフ、緊急用のスラスターを内蔵した小型軽量の複合材製シールド、ロケット推進式のアンカーを打ち込んで高圧電流を流しこむワイヤー・フック[54]。
モンテーロ MONTERO | |
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型式番号 | MSAM-YM03 |
全高 | 18.5m |
重量 | 41.3t |
武装 | 頭部バルカン砲×2 ビーム・ジャベリン / ビーム・ワイヤー×2 ビーム・ライフル×1 ミサイル×6 シールド×2 ワイヤー・フック×1 |
搭乗者 | クリム・ニック アメリア軍兵士(量産機) |
- MSAM-YM03 モンテーロ
- クリム・ニック専用の青いMS。単独での長距離侵攻を目的に開発された機体で、高出力スラスターと両肩に装備された主翼兼用シールドによって、サブフライトシステムの補助なしに大気圏内を高速飛行することができる[53]。コクピットはグリモアに似た球体形状をしているが、手足の長いスマートな体型をしている[61]。
- 武装は、両肩シールドに分割格納されたビームワイヤー内蔵の双頭槍ビーム・ジャベリン、頭部内蔵のバルカン砲2門、既存の火器と同等の威力を維持しつつ省エネルギー化された専用ビーム・ライフル、左右のスカートに懸架されたミサイル計6基、グリモアと同様のワイヤー・フック[53]。
- 後に量産配備されたダークグリーンのカラーリングの機体が登場している。
ジャハナム JAHANNAM | |
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武装 | 頭部バルカン砲×2 ビーム・ライフル×1 プラズマ・アックス×1 シールド×1 |
搭乗者 | アメリア軍兵士 ベルリ・ゼナム(第7話) |
- ジャハナム
- アメリア軍の主力量産型MS[61]。多彩なオプションを備えた高い汎用性が長所[61]。頭部の球形センサーは表面に表示される2本のラインの交差で視線方向を示す。このセンサーはアメリア軍標準でMAアーマーザガンも同形式センサーが備わっている。武装は2門の頭部バルカン砲、ビーム・ライフル、背部のプラズマ・アックス、左肩部のシールド[12]。
- 「ジャハナム」の名前は、『機動戦士Vガンダム』に登場したリガ・ミリティアの指導者ジン・ジャハナムと共通するが、彼にあやかったものであるかは不明(ただし、特典映像『G-レコ甲子園』第13話には、ジン・ジャハナムとの関係を示唆する描写がある)。
- ジャハナム高機動型
- プラモデル作例ムック『ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編』にて掲載・公開されたバリエーション。地上用の派生機だが、宇宙用の高機動性も備えた実験機でヘカテーのホバー機構が採用されている。宇宙用とのコンペがあったのではないかと言われている。
- MSAM-034 宇宙用ジャハナム
宇宙用ジャハナム SPACE JAHANNAM | |
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型式番号 | MSAM-034 |
全高 | 17.5m |
重量 | 43.1t |
武装 | 肩部バルカン砲×2 ビーム・ライフル×1 ビーム・アックス×1 シールド×1 |
搭乗者 | アメリア軍兵士 |
宇宙用ジャハナム(クリム・ニック専用機) SPACE JAHANNAM(KLIM NICK USE) | |
型式番号 | MSAM-034a |
全高 | 17.5m |
重量 | 43.2t |
武装 | 肩部バルカン砲×2 ビーム・ライフル×1 ビーム・アックス×1 シールド×1 |
搭乗者 | クリム・ニック |
- 量産体制が整い信頼性が高かったジャハナムの基本設計を流用して宇宙用に開発された新型MS[82]。バックパックとスカート部分にブースター、各所にスラスターを増設したことで、推力が上昇し機動性が上がっている。武装は両肩部のバルカン砲、可動部を減らしてビーム射撃に特化させたビーム・ライフル、シールド裏に格納された高い切断力を持つビーム・アックス、左腕に装備するシールド。機体色は緑。
- MSAM-034a 宇宙用ジャハナム(クリム・ニック専用機)
- 宇宙用ジャハナムのクリム・ニック専用機。頭部には索敵・熱源感知能力を向上させた大型のブレードアンテナを装備している。モンテーロの戦闘データがセッティングに継承され、エース機として機体色が青に塗られている[83]。武装は量産機と共通。
ヘカテー HECATE | |
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武装 | 頭部バルカン砲×2 ビーム・ライフル×1 ビーム・サーベル×2 プラズマ・サイズ×1(ガトリングガン×1) ブロックビット×6 |
搭乗者 | ミック・ジャック |
- ヘカテー
- アメリア軍の新型MS。武装は頭部バルカン砲、ビーム・ライフル、先端部がガトリングガンとなっているプラズマ・サイズ[12]、スカート後方に格納されるビーム・サーベル2基。プラズマ・サイズはチェンソー状のビーム刃を形成できる。第23話では背部に6基の「ブロックビット(通称:棺桶ビット)」を装備して出撃する。搭乗者はミック・ジャック。
トリニティ TRINITY | |
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武装 | 有線式アーム・ファンネル×2 有線式レッグ・ファンネル×3 ビーム砲 / ビーム・サーベル×2 |
搭乗者 | ミック・ジャック |
- トリニティ
- クレッセント・シップで運ばれアメリア軍へ提供された、ジット・ラボラトリィ製の宇宙用MS[61]。パイロットはミック・ジャック。
- 両腕と3本の脚は切り離すと、それぞれに複数の砲口を備える「有線式ファンネル(アーム・ファンネル、レッグ・ファンネル)」として遠隔操作によるオールレンジ攻撃が可能。このファンネルはビーム砲と、大量に充填できるように小型化された「ボタン弾[76]」と呼ばれるミサイルの多門砲式となっており、敵機の上方に展開してビームとボタン弾をシャワー状に放射するなどの攻撃が行える。また、両掌部にあるビーム砲はビーム・サーベルの形成もできる。本体は両肩が巨大なジェネレーターとなっており、ミノフスキー・フライトによる単独飛行が可能[76]。
ダハック DAHACK | |
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型式番号 | VGMM-La01b |
全高 | 18.5m |
重量 | 35.5t |
武装 | ビーム砲 / ビーム・サーベル×4 ビーム・バリア×2 |
搭乗者 | クリム・ニック |
- VGMM-La01b ダハック
- クレッセント・シップで運ばれアメリア軍へ提供された、ジット・ラボラトリィ製の強襲型MS。MAのダーマ(後述)に内包されているコア・ユニットとなるMS。パイロットはクリム・ニック。
- 武装は背部に備えられた4基の「アームド・アーム」先端にあるビーム発生器。これはビーム砲としての射撃やビーム・サーベルの形成が可能で、遠近両方の戦闘に対応できる。また、掌は「プランダー」という接触した対象のフォトン・エネルギーやビームを吸収する特殊武装となっており、この機能を応用してビーム・バリアの展開を行える。ビーム・バリアで受けたビームも自身のエネルギーに転化・吸収できる[76]。
アメリア / 海賊部隊のMA
アーマーザガン ARMORZAGAN | |
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武装 | ビーム・キャノン×6 ビーム・バルカン×10 大型クロウ×2 |
搭乗者 | ミック・ジャック |
- アーマーザガン
- アメリア軍の大型可変MA。人型形態に変形可能。開発途上であり、データ収集も兼ね試験的に実戦投入される[61]。武装は飛行形態では翼、人型形態では肩部になるユニットの上面にビーム・キャノン(片側3基ずつ、計6基)、下面に速射できるビーム・バルカン(片側5門ずつ、計10門)を装備し、人型時には2本の大型クロウを展開しての格闘戦が可能[12]。クロウ中央部からはビーム膜を纏った杭の「プラズマステイク」を打ち込める。試作機ゆえコントロールパネルの結線は完全ではない。機体上部にクリムのモンテーロを乗せたこともあった。
ダーマ DHARMA | |
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形式番号 | VGMM-La01a |
武装 | ビーム砲×12 拡散ビーム砲×2 |
搭乗者 | クリム・ニック |
- VGMM-La01a ダーマ
- クレッセント・シップで運ばれアメリア軍へ提供された、ジット・ラボラトリィ製MA。内部に収容しているコア・ユニットとなるMSダハックの耐熱装甲兼長距離航行用ユニット[61]。パイロットはクリム・ニック。武装は12門のビーム砲と2門の拡散ビーム砲[84] だが、劇中における戦闘描写は特に無く、大気圏突入後にダハックを放出して役目を終えた。
アメリア / 海賊部隊の艦艇
輸入例もあるキャピタル・アーミィと違い、劇中登場するアメリア軍艦艇は全て国産の宇宙艦艇である。「ヘルメスの薔薇」のデータを元に設計、建造されたものと語られている。艦名は全て巨大な動物の名前から採られており、「メガファウナ」以外は実在もしくは架空の大型爬虫類のそれである。
- メガファウナ
- 海賊部隊の母艦。アメリアが建造したが、規約違反と指摘され、解体・廃船処分したと発表された航宙艦ニックスペースが密かに転用されている。海賊部隊にて秘密裏に実証試験と運用が行われていた。海上航行、ミノフスキーフライトによる浮揚飛行、推進力飛行が可能。大気圏離脱と帰還の能力を有す。武装は前部左右に2門、後部に1門装備する連装メガ粒子砲と各所に配置された対空機銃。格納庫は前方艦橋直下と後部甲板下部の2箇所。ミノフスキーフライト時は両舷に鰭のような輝くフィンを展開する。艦長はドニエル・トス。船体色は鮮やかな赤。艦名は「巨大動物種群」、「巨大動物相」の意。
- サラマンドラ
- アメリアの新造航宙艦。クリムが宇宙にて戦闘指揮官として乗り込み、母艦とした。武装は両舷や後部の連装メガ粒子砲5門、艦橋付近の対空機銃、ミサイルランチャー。船体色は紫。艦名の由来は伝説上の火の竜「サラマンダー」。
- ラトルパイソン
- グシオン総監が乗艦するアメリア艦隊旗艦。武装は艦首の単装メガ粒子砲1門と艦橋周囲の連装メガ粒子砲6門、船体各所の対空機銃。船体色はオリーブ。第26話には同型艦が登場する。艦名の由来は「ニシキヘビ」。
- クロコダイル
- アメリア艦隊を構成する主力航宙艦。武装は前部の連装メガ粒子砲2門や対空機銃。船体色はカーキグリーン。艦名の由来はワニの一種「クロコダイル」。
- ガビアル
- サラマンドラに補給艦として付き添った航宙艦。武装は艦首と艦橋後部に備えた連装メガ粒子砲3門、艦橋横の対空機銃2門。船体色は青緑。艦名の由来はワニの一種「ガビアル」。
- バイパーバイパー
- サラマンドラやガビアル隊へと合流したやや小型の航宙艦。武装は艦首の単装メガ粒子砲1門と後部の連装メガ粒子砲2門、対空機銃。船体色はサンドイエロー。艦名の由来は「クサリヘビ」。
アメリア / 海賊部隊のその他の兵器
- フライスコップ、レイドル、ビレイ
- 海賊部隊の有人型サブフライトシステム。平面形状がそれぞれで異なる(フライスコップは五角形型、レイドルは円形、ビレイは直角二等辺三角形型)。上面へのMS搭載数は1機のみだが、下部のハンドルにぶら下げて計2機を運ぶことも可能。海賊部隊での使用が多いのはフライスコップ[12]。武装として空対空ミサイルなどを装備する。
トワサンガの兵器
トワサンガのMS
モラン MORAN | |
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頭頂高 | 17.5m[31] |
武装 | ビーム・ライフル×1 リボルビング・ランチャー×1 ビーム・ソード×1 8連装ミサイル×2 ビーム・ダガー×2 シールド×1 |
搭乗者 | ロックパイ・ゲティ(隊長機) ターボ・ブロッキン(隊長機・第24話) リンゴ・ロン・ジャマノッタ(量産機) ドレット軍兵士(量産機) ラライヤ・マンディ(リンゴ機・第15~16話) |
- モラン
- ドレット軍の汎用量産型MS。所属や階級で武装が異なる。頭部のアイセンサーは左目が旧型の光学式複合センサー、右目が新型の全方位サーチセンサーで左右非対称となっている[16][81]。武装はビーム・ライフル、片刃のビーム・ソード、両腕前部に収納する8連装ミサイルとビーム・ダガー2基、左肩部のシールド。
- ロックパイ・ゲティの隊長機は、バックパックにバーニア・アーム、ビーム・ライフルに「ニードル弾(貫通力が高いミサイル)」を発射するリボルビング・ランチャー[注 11] が増設され、機体はパーソナルカラーで塗り上げられている[61]。
- 他にターボ・ブロッキンが隊長機(第24話)に、リンゴ・ロン・ジャマノッタが量産機に搭乗している。後にリンゴ機はメガファウナ側に鹵獲されて、敵味方識別のためにメガファウナ所属を示すレッドカラー[69][85] へ塗装された[16]。また、両前腕部の中に収納される武装の向きが一般機と前後が異なる。第15話と第16話ではラライヤがリンゴ機に乗り込んでいる。
エルモラン ELMORAN | |
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頭頂高 | 17.5m[31] |
武装 | バズーカ×1 ビーム・ソード×1 8連装ミサイル×2 ビーム・ダガー×2 |
搭乗者 | ドレット軍兵士 |
- エルモラン
- ドレット軍の汎用量産型MS。重装甲だが各所のスラスターにより機動力は高い。守備任務を得意とする[61]。モランと比べて配備数は少ない。武装は実弾を発射するバズーカとビーム・ソード[12]。また、前腕部分はモランと同じ構造になっており、8連装ミサイル(左右で計16基)やビーム・ダガーを左右計2基収納する[69]。
ザックス ZACKS | |
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頭頂高 | 16.5m[31] |
武装 | ビーム・ガン×1 ビーム・バーナー / パルス・ビーム砲×4 足部クロウ×2 シールド×1 ネット・ユニット×1 |
搭乗者 | ガヴァン・マグダラ ザックス兵団兵士 |
- ザックス
- トワサンガ本国守備隊の汎用量産型MS。本国守備隊のガヴァン・マグダラなどが搭乗する。当機体のみで構成されたガヴァンの精鋭部隊は「ザックス兵団」という別称を持つ[12]。武装はビーム・ガン、近接戦用のビーム・バーナー、両足部のクロウ、左肩部のスパイク付きシールド、右手甲には電撃を流せる対MS捕獲用ネット・ユニットを備える。ビーム・バーナーは背中の4基のバインダー先端部への収納時は、柄尻を砲口とするパルス・ビーム砲としても機能する[69][86]。
ネオドゥ NEODU | |
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頭頂高 | 17.5m[31] |
武装 | ビーム・ライフル×1 ビーム・サーベル×2 シールド×1 |
搭乗者 | ラライヤ・マンディ |
- ネオドゥ
- トワサンガの多目的MS。作業用MSの発展機で、1000年以上前のスペースコロニー建造時代から存在する[12]。顔のマスク部分はいわゆるガンダムフェイスによく似たデザインであるが、由来等については劇中にて言及されることはなかった。武装はビーム・ライフルとビーム・サーベル2基、左肘部に接続するシールド。ビーム・ライフルは作業用溶接機を改造したものである[61]。ビーム・サーベルは背中の2基のバインダー先端部に格納される[69]。ラライヤがG-ルシファーへと乗り換えるまで搭乗していた。
ガイトラッシュ GAITRASH | |
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頭頂高 | 17.5m[31] |
武装 | ビーム・マント×1 パルス・ビーム砲×15 ミサイル・ランチャー×16 ビーム・サーベル×2 |
搭乗者 | ロックパイ・ゲティ |
- ガイトラッシュ
- ドレット軍の最新型MS。パイロットはロックパイ・ゲティが務める。
- 頭上の大型リングに30基も配されたビーム発生器から帯状に発生するビーム・マントは攻防一体の兵器で、シールドとしてだけでなく、檻のように拡げて敵を捕らえたり、ビーム刃にして溶断するなど、出力と形状の変化でさまざまな応用ができる[16]。その他の武装は頭部に3門、胴体に4門、両足先に8門を内蔵するパルス・ビーム砲、スカート後部に備える16門のミサイル・ランチャー[81]、近接戦闘用のビーム・サーベル2基。また、モランのビーム・ライフルを装備することも可能[69][87]。
トワサンガの艦艇
- ギニアビザウ
- ドレット艦隊の旗艦。トワサンガの工業力を集結させて建造した戦艦で、同型艦は存在しない[61]。武装は中央部上下に備えた大型の3連装メガ粒子砲2門、後部の球体側面の連装メガ粒子砲2門、各所の対空機銃22門、ミサイルランチャー。また、Iフィールドを防御装備として展開可能[12]。船体色はオレンジと深緑色のツートン。
- クノッソス
- ドレット艦隊の主力航宙艦。バッタのような形が特徴。武装は両舷の単装メガ粒子砲2門、前部と後部の連装メガ粒子砲3門、中央部と下部の対空機銃4門、ミサイルランチャー。古くから使われており、信頼性も高く最も普及している[61]。船体色は黄緑。
トワサンガのその他の兵器
- アリンカト
- ドレット軍のMS支援機。後部中央の1機のMSが操縦し、前方左右に2機のMSを牽引して航行できる。武装は火球状のビームを放つ機首部のメガ・ビーム・ランチャー、正面部の2門のビーム・バルカン、両側部に持つビーム砲を内蔵した2本のクロウ[12]。
ビーナス・グロゥブの兵器
ビーナス・グロゥブのMS
ジャイオーン GAEON | |
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型式番号 | VGMM-Gb03 |
全高 | 18.0m |
重量 | 39.8t(ビッグアーム・ユニット含む) |
武装 | 頭部フォトン・レーザー砲×2 ビーム・ライフル×1 ビッグアーム・ユニット×1 (ビーム・サーベル×8 / ソード・ファンネル×6) 4連装閃光弾×2[39][69] |
搭乗者 | キア・ムベッキ |
- VGMM-Gb03 ジャイオーン
- ビーナス・グロゥブのジット・ラボラトリィで開発されたG系統のMS[61]。搭乗者はジット団のリーダーであるキア・ムベッキ。
- 強力なフォトン・バッテリーを搭載している[32]。顔面部はセンサーディスプレイとなっており物理構造としての「顔」を持たないが、故に状況に応じて様々な表情を見せる。基本的にはいわゆるガンダムタイプの顔に似た走査パターンが投影表示されている。背面と両肩に着脱可能な多機能バックパック「ビッグアーム・ユニット」を装備する。
- 武装は高い粒子収束力を持つビーム・ライフル、ビッグアーム・ユニットの8本のアーム先端から発生させるビーム・サーベル。細形の6本のアームは、「ソード・ファンネル」として分離・遠隔操作できる。ユニット全体は左右が巨大な4本指の掌状に開き、可動シールドや大気圏内の飛行翼として機能する[32]。第20話においてはシールド部の穴からビームを発射したり、巨大なビーム・サーベルを発生させている。アームの可動軸は弱点でもあり、第20話でのG-セルフとの交戦で接近戦になった際、可動軸をビームライフルやバルカンで集中的に狙われ、細形のアームのほとんどを破壊される。
- 劇中未使用の兵器としては、高圧縮のフォトン・エネルギーを照射するフォトン・レーザー2門を頭部に備える[32]。このレーザー砲は、大型G系統MAジロッドの口に当たる部位の大型フォトン・レーザー砲を、MS用とするための小型化実験で開発された試作品で、戦艦すら真っ二つにしてしまうほどの凄まじい威力を有するも、一度に3秒以上連続照射すると砲身が溶けてしまう[12][39][69] ため、使用の際には慎重を要する。同様のレーザー砲が、同じくジット・ラボ製のG系統MS(ジャスティマ[37]、カバカーリー[69][77])にも搭載されている。他には、周囲のMSのセンサー類を一時的に機能停止にする、フォトン・バッテリーによる拡散エネルギー弾である4連装閃光弾を膝のアーマー内に内蔵している[12][39][69]。
- プロトジャイオーン
- プラモデル作例ムック『ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編』にて掲載・公開されたバリエーション。ジャイオーンの初期案をクリンナップしジャイオーンの試作機として位置づけた機体。完成機とは異なり、顔面部はセンサーディスプレイではなく、物理的なガンダムフェイスを持つ。
ジャスティマ GASTIMA | |
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型式番号 | VGMM-Sc02 |
全高 | 19.2m |
重量 | 41.4t |
武装 | 超大型ビーム・サーベル×2 頭部フォトン・レーザー砲×1 ビーム・ライフル×1 拡散ビーム砲×2 ファンネル・ミサイル×複数 ビーム・バリア×1 |
搭乗者 | チッカラ・デュアル |
- VGMM-Sc02 ジャスティマ
- ビーナス・グロゥブのジット・ラボラトリィで開発されたG系統のMS[61]。パイロットはジット団のチッカラ・デュアル。
- 本機最大の特徴はケーブルでフォトン・バッテリーと直結して発生させる高出力の超大型ビーム・サーベルである[38]。これは航宙艦すらも両断が可能な武器だが、ケーブルを接続しないと10%程しか威力が出ない。搭載する高性能のフォトン・バッテリーの余剰出力を放出するために、背中には緑色に光るフォトン・バランサーが組み込まれている[37]。その他の武装は、頭部の額中心に備えられたフォトン・レーザー砲1門[37]、専用ビーム・ライフル、右肩部に内蔵された拡散ビーム砲と無線誘導兵器のファンネル・ミサイル(フォトン・アイ・センサーが組み込まれており、高い命中率を誇る。また左肩部にも隠し装備として格納されており、劇中使用している)。また、左肩部からは円形のビーム・バリアを展開でき、バリア発生器は拡散ビーム砲としての利用も可能。
リジット RE G-IT | |
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頭頂高 | 17.5m[31] |
武装 | ビーム・マシンガン×1 ビーム・サーベル×2 脚部シールド×2 |
搭乗者 | ジット団兵士 |
- リジット
- ジット団所属の汎用量産型MS。ビーナス・グロゥブのジット・ラボラトリィで開発された[61]。
- 「G-IT(ジーイット)」(後のカバカーリー)の設計を基に、量産型のスタンダード機となるべく開発された。武装はビーム・マシンガンと両腰部のビーム・サーベル2基、両脚部に備えるシールド[12]。
ポリジット POLIGIT | |
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頭頂高 | 17.0m[31] |
武装 | ビーム・ライフル×1 ビーム・サーベル×2 シールド×1 |
搭乗者 | テン・ポリス警備兵 |
- ポリジット
- ロザリオ・テンの自警組織テン・ポリスが保有する汎用量産型MS[61]。地球圏の実状を見てみたいと、少数のパイロットが当機体と共にメガファウナ勢に同行した。
- 半円形の大型シールドが特徴で、通常時は背中に装着している。背部の大型スラスターは、戦況に応じて取り外しできる[12]。武装はビーム・ライフルとシールド裏に格納するビーム・サーベル2基[31]、前述のシールド。
ザンスガット ZANSGATT | |
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頭頂高 | 16.5m[31] |
武装 | 胸部ガトリング砲×1 ビーム・ライフル×1 ビーム・パタ×2 ピンブリット×12 |
搭乗者 | ケルベス・ヨー |
- ザンスガット
- ビーナス・グロゥブの汎用量産型MS[61]。ポリジットと同じく、少数のパイロットと当機体がメガファウナ勢に同行した。
- 武装は左胸部にガトリング砲を搭載するほか、ビーム・ライフルを装備し、両腕部にビーム・パタ(短めのビーム・サーベル)発生器、サイドアーマーや脚部には空気圧によって高速発射される大型実体弾「ピンブリット」の射出口を計12門備える[69][88]。
- メガファウナ側に提供された1機はケルベスの乗機となり、メガファウナ所属を示すレッドカラー[69][85] に塗装された[16]。
ズゴッギー Z'GOGGY | |
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頭頂高 | 18.4m[31] |
武装 | クロウ / 掘削機×2 ビーム砲×2 魚雷×2 |
搭乗者 | ローゼンタール・コバシ |
- ズゴッギー
- ジット団所属のオーシャン・リングの水中用MS[61]。水中での作業を得意とするが、陸上・宇宙空間でも運用は可能。水中航行モードへの簡易変形機構がある。前腕部は爪を展開すれば格闘戦用のクロウに、折り畳めばドリル状に回転する掘削機になる。掘削機の中央部にはビーム砲を備え、中距離戦闘にも対応できる[12]。劇場版第4部では、水中で掘削機を使用して渦巻きを発生させた(ローゼンタールは「ドリル渦巻き」の技名を付けている)。また、サイドアーマーには片側1発ずつ、計2発の魚雷を搭載する。なお、フロントスカート内部には2本の隠し腕を持つ(マニピュレーターにはレーザーカッターを搭載[31])。搭乗者はローゼンタール・コバシ。
マズラスター MAZRASTER | |
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頭頂高 | 18.3m[31] |
武装 | ビーム・ウィップ×2 ビーム・ライフル×1 |
搭乗者 | クン・スーン |
- マズラスター
- ジット団所属の新型MS[61]。ジット団のクン・スーンが、ジロッドから乗り換えた。ジロッドの脱出用コックピット・コアをそのまま流用している。
- 武装は鎖状の強力なビーム・ウィップを両腕部から展開し、敵機を縛り上げ溶断あるいは電撃を流し込んだり、回転させて防護膜とするなど多彩な用途が可能[12]。ビーム・ライフルも装備している。頭部のアイセンサーは左右で異なるタイプのものを搭載しており、非対称となっている。
ビーナス・グロゥブのMA
ジロッド GROD | |
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武装 | バイトビット×10 有線制御式ビーム砲×4 ミサイルポッド×4 大型フォトン・レーザー砲×1 |
搭乗者 | クン・スーン |
- ジロッド
- ジット・ラボラトリィで開発されたG系統の大型MA[61]。パイロットはジット団のクン・スーン。
- 武装は両肩部に搭載する合計10基の無線式ファンネル「バイトビット」や、有線式になっている両腕部の球形の端末と両足部のクロー状の端末に内蔵されたビーム砲塔、中央のセンサー周囲に備えた4門のミサイルポッド、正面の口腔部にある戦艦すら容易く両断できる高出力の大型フォトン・レーザー砲[39][69]。オールレンジ攻撃用兵装により、対MS戦も可能である。また、パイロットのクンからは「アンチ・ミノフスキー」と呼称する機能の存在も示唆されたが、使用した描写はなかった。本体のペイロードには、ジャイオーンのオプション兵装「ビッグアーム・ユニット」を格納できる。
- 第21話で自沈していくコンキュデベヌスを追い、共にシーデスクの底に空いた大穴の栓となる。メガファウナではその形状から「ロールパン」と呼ばれていた。
コンキュデベヌス CONQUE DE VENUS | |
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武装 | 大型ビーム砲×14 ミサイル・ランチャー×32 巨大ビーム・サーベル×4 オーヴン×1 ヒート・フィーラー×8 |
防御装備 | Iフィールド |
搭乗者 | キア・ムベッキ |
- コンキュデベヌス
- ジット・ラボラトリィで開発された大型MA[61]。全長は100mを優に超える[12]。機体名は「ビーナスの貝」を意味する。キアは「コンキュデ」とも呼んでいた。機内に専従のパイロットも居るが、上部中央のドッキング・ホールにMSを接続すると、結合したMS側よりコンキュデベヌスの機体全体を制御できる。キアの出撃時は未だ組み立て途中にあった。
- 武装は大型ビーム砲14門(中央横列の丸いピンク色の砲口部)、左右のビーム砲の上下に4門ずつ発射口を備えたミサイル・ランチャー16基(機体後部にも同数、計32基)[31]、4本のアーム先端部から発生させて戦艦すらも一刀両断できる巨大ビーム・サーベル、4枚の装甲板を展開して高温で敵を焼き尽くす特殊電磁波兵器「オーヴン」、機体両側部から射出される合計8本(左右各4本)の有線攻撃端末「ヒート・フィーラー」(これはワイヤーで触れた物を溶断する武器で、先端部の球状スラスター端末で操る)。また、防御機能としてIフィールドを展開可能[69][89]。
- 第21話にてキアがジャイオーンとドッキングさせて使用し、G-セルフと交戦。オーヴンを用いてG-セルフを焼こうとしたが未遂に終わる。その後、シー・デスク海底の大穴を塞ぐ栓とするため自沈させられた。本来は起動するためのコア・ユニットとなる専用MSが存在するが、ジャイオーンを管理者権限で強引にドッキングさせた。そのためシー・デスク海底の大穴を塞ぐ際、遠隔操作ができずジャイオーンが分離するとコンキュデベヌスの機能が停止してしまう上に、ジャイオーンのビッグアーム・ユニットの干渉と水圧の影響で分離ができなくなり、キアは脱出が叶わず命を落とした[81]。
ビーナス・グロゥブの艦船
- カシーバ・ミコシ
- フォトン・バッテリーをトワサンガからザンクト・ポルトへ運搬する大型航宙艦[61]。スコード教の神体で、装飾的な意匠にピンクを基調とするカラーリングが目を引く姿となっている。非武装であり、船体への攻撃はたとえ流れ弾でも厳禁である[12]。劇場版ではデザインが変更され、TV版の船体の上部にフォトン・バッテリーを積載するコンテナ部が付いた姿になった(TV版の船体は動力部となっている[31])。
- クレッセント・シップ
- トワサンガにフォトン・バッテリーを運ぶ長距離航行用輸送船[61]。メガファウナがデッキに乗るほどの巨大な艦で、全長は1kmを軽く超える。船体はエンジン部より縦と横に円弧状の構造物が伸びて前方で交差しており、内側のグレーのチューブは円に沿ってゆっくりと回転している。G-セルフが放出したエネルギーに反応して推力効率を向上するフォトン・リアクションシステムを搭載する。また、定常運転の開始はヒックスルート・カプセルをGメタルで認証し始動させる必要がある。これができない場合、出航には数日間のアイドリング時間を要する。武装として隕石避けのビーム砲を備えている。船体色は緑。
- フルムーン・シップ
- レコンギスタのためにジット団が用意した惑星間輸送船[61]。クレッセント・シップの準同型船であり、元々はヘルメス財団のものだったが、ジット団がレコンギスタのため接収した。艦長を始めとした乗組員の多くがレコンギスタの賛同者だったため、さして大きな抵抗はなくその所属を変更した[51]。クレッセント・シップと同じように、隕石避けとしてレーザー砲を武装に持つ。あくまで隕石対策用だが、MSを一撃で破壊できる威力を有する[51]。船体色は黄色。
ビーナス・グロゥブのその他の兵器
- トリプレッド[注 12]
- ジット団の宇宙用サブフライトシステム。主に長距離移動の際に使用され、電磁吸着式ワイヤーにて最大でMSを3機牽引して航行できる[90]。武装として左右に6発の小型ミサイルを内蔵する。
その他の兵器
キャピタル・ガード養成学校の学術研究ライブラリー内にて、宇宙世紀時代のMSが、発掘された[91]「前世紀のクラシック・コレクション」として展示されている(機体内訳は、指揮官用ザクII、ガルバルディβ、ジェムズガン、ドム、ゴッグ、ガンキャノン、ジェガン、カプール、リック・ディアスなど[注 13])。また第26話の最終決戦の途中、マスクがギアナ高地の地下空洞の遺跡で、朽ちたズゴックを2機視認している。
- ^ 第2話と第13話はアイキャッチなし。
- ^ 後に全24話の『水星の魔女』が最短話数記録を更新する。
- ^ 引用元で富野はカットに目配りすることを「自分の精液を振り撒く」と卑語を用いた言い回しで表現している[23]。
- ^ 公式ホームページでは「贈った」と書かれているが、ベルリは入隊前なのでまだノレドの物であると第3話で説明された。
- ^ テレビアニメ劇中では「イテッ」(第3話・第14話・第21話・第22話)や「キケン!キケン!」(第9話)、「ハハハハハハ」(第14話)など感情豊かにしゃべることもあるノベルだか、声を担当している高垣彩陽は「今までのハロとは違ってハロビー(ノベル)は表情があり、ロボット的な無機質さを含めつつ、自分なりにこうかな?とイメージした通りに演じたら指摘を受けることなくうまくいったので、その後は、端に映り込んでいたらアドリブを入れたりと自由に演じさせてもらった。」と述べている[25]。ただ、本人はマニーと兼役でノベルを演じることは台本を見るまで知らなかったということも述べている[25]。また、ノベルの声については加工はしていないと述べている[16]。
- ^ 『ガンダム Gのレコンギスタ 完結記念ナイト』にて、「この時彼は無事だったのか?」と質問された際、監督の富野は「彼は殺しても、死なないような男です」と答えた。
- ^ ゲーム『ガンダムトライエイジ』では、巨大化したようなシルエットで機体を包んでその状態で敵機を殴り飛ばす、G-セルフ(トリッキーパック)の必殺技「レコンギスタ・イン・トリッキー」にて使用している。
- ^ ゲーム『ガンダムトライエイジ』では、大型ビーム・サーベルを展開して敵に突進し、すれ違いざまに斬り裂く、G-セルフ(アサルトパック)の必殺技「レコンギスタ・イン・アサルト」にて使用している。
- ^ 劇中では「トラック・フィン」と呼称していたが、1/144スケールプラモデル「HGRC ガンダム G-セルフ(パーフェクトパック装備型)」組立説明書では「トラフィック・フィン」と記述。設定画では「イリュージョン・バード」とも記載されている。
- ^ 劇中では拡散ビームは未使用。切り換えには専用弾のマガジンへの交換が必要。
- ^ ロックパイ機だけではなく、第15話においてラライヤが乗ったリンゴ機が使用する描写がある。
- ^ 資料によっては「トリプレット」とも表記されている。
- ^ 無彩色での保存状態であり、稼働するのかは不明。
- ^ 第13話まで。
- ^ 第14話以降。
- ^ 放映時は松尾衡の単独表記。
- ^ BS-TBSでの本放送途中で実質再放送を行うのは珍しい事例である。
- ^ 放送開始に先駆けて、2015年2月17日 - 2月21日 火曜 - 土曜0:10(月曜深夜 - 金曜深夜)より第1話から第5話までを先行放送(リピート放送あり)。
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