ガンダム Gのレコンギスタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 08:40 UTC 版)
ゲーム展開
イベント上映作品
FROM THE PAST TO THE FUTURE
『ガンダム Gのレコンギスタ FROM THE PAST TO THE FUTURE』は、東京のお台場「ダイバーシティ東京 プラザ」の実物大ガンダム立像横の壁面映像演出「WALL-G」にて公開された作品。後に当作品のブルーレイディスクが、G-フェネクスの限定プラモデルとセットで「ガンダムフロント東京」にて限定販売された。
その物語は、自身の出生の秘密を知ったベルリとアイーダが、整備を終えたG-セルフを受領するため、コア・ファイターとG-アルケインでトワサンガに向かっていた際、キャピタル・アーミィがヘルメスの薔薇の設計図を基にリギルド・センチュリーの技術をもって復活させた、黒いメタリック装甲の間にフレームが赤く輝く「G-フェネクス」を操縦するマスクの襲撃を受け交戦する、といった内容となっている。
テレビシリーズの第16〜17話辺りの時期に合致し、ベルリがアイーダを「姉さん」として守っていく覚悟を決める描写も描かれる。また、G-アルケインがG-セルフのアサルトパックの上方部分を装備したり、飛行形態に変形するなど、テレビシリーズでは見られなかった姿を見ることができる。
- スタッフ
-
- 監督 - 河田成人
- ストーリーボード - 玄馬宣彦
- 3Dパート制作 - wonderium
- CGディレクター - 加藤里佳子
- 音楽 - 菅野祐悟
- 音響効果 - 西村睦弘
- 音響監督 - 木村絵理子
- 編集 - 今井大介
- 製作 - サンライズ
- エンディングテーマ「Gの閃光」
劇場版
劇場版『Gのレコンギスタ I』 「行け!コア・ファイター」 劇場版『Gのレコンギスタ II』 「ベルリ 撃進」 劇場版『Gのレコンギスタ III』 「宇宙からの遺産」 劇場版『Gのレコンギスタ IV』 「激闘に叫ぶ愛」 劇場版『Gのレコンギスタ V』 「死線を越えて」 | |
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Reconguista in G I / II / III / IV / V | |
監督 | 富野由悠季 |
脚本 | 富野由悠季 |
原作 |
矢立肇 富野由悠季 |
出演者 |
石井マーク 嶋村侑 寿美菜子 佐藤拓也 福井裕佳梨 逢坂良太 他 |
音楽 | 菅野祐悟 |
主題歌 |
DREAMS COME TRUE「G」(第2部 - 第5部) GARNiDELiA「BLAZING」(第1部) ハセガワダイスケ「Gの閃光」(第1部) May J.「ふたりのまほう」(第4部) ハセガワダイスケ「カラーリング バイ G-レコ」(第4部) |
撮影 | 脇顯太朗 |
編集 | 今井大介 |
製作会社 | サンライズ |
配給 |
バンダイナムコアーツ サンライズ(第1部~第3部)→バンダイナムコフィルムワークス(第4部、第5部) |
公開 |
2019年11月29日(第1部) 2020年2月21日(第2部) 2021年7月22日(第3部) 2022年7月22日(第4部) 2022年8月5日(第5部) |
上映時間 |
95分(第1部) 95分(第2部) 104分(第3部) 101分(第4部) 95分(第5部) |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
2017年4月、イタリアで開催されたアニメ系イベント「Romics」に富野が招かれた際、テレビシリーズをベースにした全5部作の劇場版映画制作を予定していることを言及[101][102]。2018年11月、東京都で開催された「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」発表会にて、新規カットを追加した劇場アニメーションの2019年の公開が正式に発表された[103]。 タイトルからはテレビシリーズにあった『ガンダム』の表記は省略されている。
- 第1部 劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」
- 2019年11月29日に2週間限定で全国24館で公開[104]、および各動画配信サイトで有料配信。キャッチコピーは「世界の子供たちに送る 未来へのメッセージ」。2020年1月には追加で14館でセカンドラン公開[105]。入場者特典は予告絵コンテ。テレビ本編第1話から第5話までの再編集と新規カットで構成される。
- Blu-rayパーフェクトパックおよび限定特装版、通常版(Blu-ray、DVD)は2020年1月28日発売。限定版映像特典として監督の密着ドキュメント『「富野由悠季から君へ2 “Update of G”」ドキュメントI』、『モビルスーツ学園 帰ってきたG-レコ学園』を収録。
- 第2部 劇場版『Gのレコンギスタ II』「ベルリ 撃進」
- 2020年2月21日に全国29館で2週間限定公開[106][107]。同日正午より各動画サイトで有料配信。キャッチコピーは「海賊になれって 本当ですか!? 強敵強襲!!南国大決戦!!」「大スペクタルヒット!第二部が早くも劇場上映!!」。パーフェクトパックおよび限定特装版は『富野由悠季から君へ2 “Update of G”ドキュメントII』、『モビルスーツ学園 帰ってきたG-レコ学園』を収録[108]。テレビ本編第6話から第11話までの再編集と新規カットで構成される。
- 第3部 劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」
- 2021年7月22日に公開。キャッチコピーは「愛の色合い宇宙を染める」[109]。
- 第4部 劇場版『Gのレコンギスタ IV』「激闘に叫ぶ愛」
- 第5部 劇場版『Gのレコンギスタ V』「死線を越えて」
- 第4部は2022年7月22日、第5部は同年8月5日2作連続公開。キャッチコピーは「過去をめぐり、少年と少女は未来を見た!」。
スタッフ(劇場版)
- 総監督・脚本 - 富野由悠季
- 原作 - 矢立肇、富野由悠季
- キャラクターデザイン - 吉田健一
- メカニカルデザイン - 安田朗、形部一平、山根公利
- デザインワークス - コヤマシゲト、西村キヌ、剛田チーズ、内田パブロ、沙倉拓実、倉島亜由美、桑名郁朗、中谷誠一
- 美術監督 - 岡田有章、佐藤歩
- 色彩設計 - 水田信子
- 編集 - 今井大介
- 撮影監督 - 脇顯太朗
- CGディレクター - 藤江智洋
- 音楽 - 菅野祐悟
- 音響監督 - 木村絵理子
- ディスプレイデザイン - 青木隆
- プロデューサー - 小形尚弘
- 企画・製作 - サンライズ
- 配給 - バンダイナムコアーツ、サンライズ(第1部 - 第3部)→バンダイナムコフィルムワークス(第4部、第5部)
主題歌(劇場版)
- テーマソング「G」[106][110](第2部 - 第5部)
- 作詩 - 吉田美和 / 作曲・編曲 - 中村正人 / 歌 - DREAMS COME TRUE
- 第1部オープニング曲「BLAZING」
- 作詞 - メイリア / 作曲 - toku / 編曲・歌 - GARNiDELiA
- 第1部エンディング曲「Gの閃光」
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲・編曲 - 菅野祐悟 / 歌 - ハセガワダイスケ
- 第4部オープニング曲「ふたりのまほう」
- 作詞 - 前田たかひろ / 作曲・編曲 - 菅野祐悟 / 歌 - May J.
- 第4部エンディングテーマソング「カラーリング バイ G-レコ」
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲・編曲 - 菅野祐悟 / 歌 - ハセガワダイスケ
- 劇中挿入歌
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- 「ハイフン・スタッカート」(第1部)
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲・編曲 - 菅野祐悟 / 歌 - ハセガワダイスケ
各話リスト(劇場版)
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 公開日 |
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I | 行け!コア・ファイター | 斧谷稔 | 吉沢俊一 |
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2019年 11月29日 |
II | ベルリ 撃進 |
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2020年 2月21日 | ||
III | 宇宙からの遺産 |
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2021年 7月22日 | ||
IV | 激闘に叫ぶ愛 |
|
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2022年 7月22日 | |
V | 死線を越えて | 吉沢俊一 |
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8月5日 |
Blu-ray/DVD(劇場版)
発売・販売元はバンダイナムコアーツ(第1部 - 第3部)→バンダイナムコフィルムワークス(第4部、第5部)。
巻 | 発売日 | 規格品番 | |||
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Blu-ray 特装限定版 |
Blu-ray パーフェクトパック |
Blu-ray 通常版 |
DVD 通常版 | ||
I | 2020年1月28日 | BCXA-1508 | BCXM-1513 | BCXA-1503 | BCBA-4975 |
II | 2020年8月27日 | BCXA-1509 | BCXM-1514 | BCXA-1504 | BCBA-4976 |
III | 2021年12月24日 | BCXA-1510 | BCXM-1515 | BCXA-1505 | BCBA-4977 |
IV | 2023年2月24日 | BCXM-1516 | BCXA-1511 | BCXA-1506 | BCBA-4978 |
V | 2023年3月24日 | BCXM-1517 | BCXA-1512 | BCXA-1507 | BCBA-4979 |
- ^ 第2話と第13話はアイキャッチなし。
- ^ 後に全24話の『水星の魔女』が最短話数記録を更新する。
- ^ 引用元で富野はカットに目配りすることを「自分の精液を振り撒く」と卑語を用いた言い回しで表現している[23]。
- ^ 公式ホームページでは「贈った」と書かれているが、ベルリは入隊前なのでまだノレドの物であると第3話で説明された。
- ^ テレビアニメ劇中では「イテッ」(第3話・第14話・第21話・第22話)や「キケン!キケン!」(第9話)、「ハハハハハハ」(第14話)など感情豊かにしゃべることもあるノベルだか、声を担当している高垣彩陽は「今までのハロとは違ってハロビー(ノベル)は表情があり、ロボット的な無機質さを含めつつ、自分なりにこうかな?とイメージした通りに演じたら指摘を受けることなくうまくいったので、その後は、端に映り込んでいたらアドリブを入れたりと自由に演じさせてもらった。」と述べている[25]。ただ、本人はマニーと兼役でノベルを演じることは台本を見るまで知らなかったということも述べている[25]。また、ノベルの声については加工はしていないと述べている[16]。
- ^ 『ガンダム Gのレコンギスタ 完結記念ナイト』にて、「この時彼は無事だったのか?」と質問された際、監督の富野は「彼は殺しても、死なないような男です」と答えた。
- ^ ゲーム『ガンダムトライエイジ』では、巨大化したようなシルエットで機体を包んでその状態で敵機を殴り飛ばす、G-セルフ(トリッキーパック)の必殺技「レコンギスタ・イン・トリッキー」にて使用している。
- ^ ゲーム『ガンダムトライエイジ』では、大型ビーム・サーベルを展開して敵に突進し、すれ違いざまに斬り裂く、G-セルフ(アサルトパック)の必殺技「レコンギスタ・イン・アサルト」にて使用している。
- ^ 劇中では「トラック・フィン」と呼称していたが、1/144スケールプラモデル「HGRC ガンダム G-セルフ(パーフェクトパック装備型)」組立説明書では「トラフィック・フィン」と記述。設定画では「イリュージョン・バード」とも記載されている。
- ^ 劇中では拡散ビームは未使用。切り換えには専用弾のマガジンへの交換が必要。
- ^ ロックパイ機だけではなく、第15話においてラライヤが乗ったリンゴ機が使用する描写がある。
- ^ 資料によっては「トリプレット」とも表記されている。
- ^ 無彩色での保存状態であり、稼働するのかは不明。
- ^ 第13話まで。
- ^ 第14話以降。
- ^ 放映時は松尾衡の単独表記。
- ^ BS-TBSでの本放送途中で実質再放送を行うのは珍しい事例である。
- ^ 放送開始に先駆けて、2015年2月17日 - 2月21日 火曜 - 土曜0:10(月曜深夜 - 金曜深夜)より第1話から第5話までを先行放送(リピート放送あり)。
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