ウーマニ (ミサイル艇) ウーマニ (ミサイル艇)の概要

ウーマニ (ミサイル艇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 03:19 UTC 版)

R-260
U152 ウーマニ
艦歴
R-260
Р-260
竣工 1979年 スレドネ=ネーフスキイ造船工場
所属 ソ連海軍黒海艦隊
ロシア海軍黒海艦隊
除籍 1995年12月30日
U152 ウーマニ
U152 Умань
転属 1996年1月10日
所属 ウクライナ海軍
除籍 -
要目
艦種 ミサイル艇
艦型 206MR号計画「ヴィーホル」型
工場番号 246
排水量 基準排水量 230 t
満載排水量 257 t
全長 38.6 m
全幅 7.6 m(艇体幅)
12.5 m(水中翼間)
喫水 2.1 m(艇体高)
3.26 m(水中翼高)
機関 3倍膨張式ディーゼルエンジンM-504 3 基 15000 馬力
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機3 基 200 kWt
速力 最大速度 42.3 kn
巡航速度 14 kn
航続距離 1450 /14 kn
600 浬/37 kn
行動期間 5 日間
乗員 士官 5 名
水兵 24 名
武装 艦対艦ミサイルP-15M「テルミート」発射機 2 基
76 mm単装両用AK-176 1 基(弾数300 発)
30 mm6砲身機関砲AK-630 2 基(弾数1000 発)
個艦防空用艦対空ミサイル9K34「ストリラー3M」発射機 1 基(弾体16 発)
レーダー 水上索敵レーダー「ハルプーン」 1 基
射撃管制レーダーMR-123/176「ヴィーンペル」 1 基
航法レーダー「ドン」 1 基

概要

建造

U152 ウーマニは、ソ連時代に206MR号計画「ヴィーフリ」型大型ミサイル艇の6番艇として建造された。建造時の名称はR-260(ロシア語: Р-260 エール・ドヴィェースチ・シヂスャート)で、スレドネ=ネーフスキイ造船工場で起工された。1979年には竣工し、クリミア自治共和国チェルノモールスコエに本拠を置く黒海艦隊第296ミサイル艇旅団第41ミサイル艇戦隊に配属された。

独立ウクライナ

ソ連が崩壊すると、黒海艦隊に所属していた206MR型大型ミサイル艇の帰属はロシア海軍ウクライナ海軍の間で争われることになった。最終的に、R-260は1995年12月30日付けでロシア海軍を除籍となり、ウクライナ海軍へ編入された。1996年1月10日には、R-260は西ウクライナの都市に因んでU152 ウーマニと改称された。

その後、ウクライナ海軍では財政的な事情と艇自体の老朽化により206MR型ミサイル艇の退役を進めた。2007年現在、ウーマニは予備役に入れられており稼動状態にない。なお、ウーマニは2001年グルジアに引き渡され、エドゥアルド・シェワルナゼ大統領に因んで改称されたという情報もあったが[1]2006年時点でセヴァストーポリに繋留されている写真が公開されており、その事実関係は断定できない。2011年に、船体の老朽化による浸水で沈没した。

脚注




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