アルメニアの国章 アルメニアの国章の概要

アルメニアの国章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/24 03:07 UTC 版)

アルメニア国章
詳細
使用者 アルメニア
採用 1992年

概要

サポーターである獅子が四つの紋章の中央に小盾を配したを抱える図柄。小盾にはノアの箱舟アララト山が描かれ、盾の中の四つの図形はアルメニアの4つの王朝を象徴している。鷲と獅子の足元(コンパートメント)には布片、断ちきられた鎖、小麦の束、羽ペン、剣が配されている。

構成要素

  • 盾は四分割されている。向かって左上(デキスター・チーフ)と右下(シニスター・ベース)は赤、向かって右上(シニスター・チーフ)と左下(デキスター・ベース)は青で塗り分けられている。
  • 左下には青い地に白い菊花型とたがいに振り返った二羽の鷲が描かれている。これは紀元前1世紀アルメニア王国のシンボル(国旗)である。
  • 右上には青地に翼を広げた白い双頭の鷲が描かれている。これは1世紀に興ったアルシャクニ朝4世紀のキリスト教化のシンボル(キリスト教をもたらしたローマの象徴)である。
  • 左上には赤い地に白い十字架を背に乗せ右に向かって駆ける獅子が描かれている。これは9世紀バグラトゥニ王朝のシンボルである。
  • 右下には白い十字架とこちらに顔を向けた獅子が描かれている。これは11世紀キリキア・アルメニア王国のシンボルである。
  • 中央の小盾(インエスカッシャン)には山とその上に止まった箱舟が描かれている。山はアルメニアの象徴であるアララト山。船はノアの箱舟。
  • 左右に配された金(黄)の鷲と獅子は、盾の中の四つのシンボルに由来している。
  • 布片はアルメニアの旗を象徴する。
  • 断ちきられた鎖は自由と独立を象徴する。
  • 小麦の束は勤勉がもたらす実りを象徴する。
  • 羽ペンは文化を象徴する。
  • 剣はアルメニアの民族の力強さを象徴する。

関連項目






「アルメニアの国章」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アルメニアの国章」の関連用語

アルメニアの国章のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アルメニアの国章のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアルメニアの国章 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS