胆とは? わかりやすく解説

きも【肝/胆】

読み方:きも

内臓の主要部分。特に、肝臓。「の—」

内臓の総称五臓六腑(ろっぷ)。

胆力気力精神力。「—の太い人」

物事重要な点急所。「話の—」

思慮。くふう。

あまりに過ぎてしてけるにこそ」〈沙石集・七〉

[補説] 「肝に据えかねる」という言い方について→腹に据えかねる[補説]


い【胆】

読み方:い

きも。胆嚢(たんのう)。「熊の—」


たん【胆〔膽〕】

読み方:たん

常用漢字] [音]タン(呉)(漢) [訓]きも

内臓器官の名。六腑の一。「胆汁胆石胆嚢(たんのう)/臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」

どっしり落ち着いた精神力きもったま。「胆力剛胆小胆大胆放胆落胆

心の底本当の気持ち。「肝胆魂胆

難読海胆(うに)・熊の胆(い)・竜胆(りんどう)


たん【胆】

読み方:たん

肝臓。きも。

からだの中で、勇気度胸生じるもとと思われているところ。きもったま

世に無き人は多く有る人は稀なれば」〈露伴風流魔〉


はら【腹/×肚】

読み方:はら

【一】[名]

動物の、胸部尾部との間の部分。胴の後半部また、に対して、地に面する側。人間では、胸から腰の間で中央にへそがある前面部分横隔膜骨盤の間で、胃腸のある部分腹部。「の—を割く」「中年になって—が出てきた」「—の底から声を出す」

胃腸。「食べ過ぎてにもたれる」

(「胎」とも書く)母親が子を宿すところ。母の胎内また、そこから生まれること。「子が—にある」「同じ—から生まれる」

(「胆」とも書く)

考えていること。心中本心また、心づもり。「口は悪いが、—はそれほどでもない」「自分一人の—に納めておく」「折をみて逃げ出す—らしい」

胆力気力また、度量。「—の大きい、なかなかの人物」「少しくらいのミスを許す—がなくては勤まらない

感情気持ち。「これでは—が収まらない

物の中ほどの広い部分また、ふくらんだ部分。「徳利(とっくり)の—」「転覆した船が—を見せる」

に対して物の内側部分。「親指の—でつぼを押す」

定常波振幅最大となるところ。⇔節(ふし)。

【二】接尾助数詞卵巣、特に食用はららご数えるのに用いる。「たらこ二(ふた)—」

[下接語] 赤腹朝腹裏腹片腹・業(ごう)腹・下腹白腹空き腹(ばら)後(あと)腹・追い腹扇腹男腹女腹陰腹・亀(かめ)腹・粥(かゆ)腹・下り腹・小腹先腹里腹地腹自腹渋り腹(じゃ)腹・皺(しわ)腹・太鼓腹・茶腹詰め腹冷え腹・脾(ひ)腹・太(ふと)腹・船(ふな)腹・布袋(ほてい)腹・負け腹水腹虫腹むしゃくしゃ腹無駄腹・餅(もち)腹・自棄(やけ)腹・雪腹湯腹横腹・脇(わき)腹(ぱら)朝っ腹・金(きん)腹・銀腹空きっ腹・中(ちゅう)っ腹・土手っ腹太っ腹向かっ腹自棄(やけ)っ腹


胆嚢

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/11 06:49 UTC 版)

胆嚢(胆囊、たんのう、: gallbladder)は、消化に必要になるまで胆汁を蓄積するセイヨウナシ形の器官。胆管(胆道)によって肝臓十二指腸に接続している。


  1. ^ Ginsburg, Ph.D., J.N. (2005-08-22)."Control of Gastrointestinal Function",in Thomas M. Nosek, Ph.D.: Gastrointestinal Physiology, Essentials of Human Physiology. Augusta, Georgia, United State: Medical College of Georgia, p30. Retrieved on 2007-06-29.


「胆嚢」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:31 UTC 版)

五臓六腑」の記事における「胆」の解説

決断勇気を主る 精汁(胆汁)を蔵する 奇恒の腑の一つ中正の官」と呼ばれる五行は木で、肝に対する。 経は足の少陽胆経(あしのしょうようたんけい

※この「胆」の解説は、「五臓六腑」の解説の一部です。
「胆」を含む「五臓六腑」の記事については、「五臓六腑」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「胆」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:20 UTC 版)

発音(?)


熟語


出典:『Wiktionary』 (2021/07/24 23:21 UTC 版)

発音(?)



※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「胆」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「胆」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

胆のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



胆のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの胆嚢 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの五臓六腑 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)、 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS