アイロニー
「アイロニー」とは・「アイロニー」の意味
「アイロニー」とは「シニカル」の類語で、「皮肉」「反語」「あてこすり」という意味を持つカタカナ語。思っていることと真逆の事を言うことで、遠回しに相手を非難したり、ユーモアを交えながら軽蔑したりするニュアンスが含まれるのが特徴。「アイロニー」の熟語・言い回し
ドラマティックアイロニーとは
「ドラマティックアイロニー」とは、新鋭作家・なま子氏による恋愛マンガ作品。幼馴染の千紘に恋をする高校2年生の理沙、理沙に好かれていることを知っているのにあっさり彼女を作ってしまう千紘、婚約者がいる堅物教師の3人を中心にラブストーリーが展開していく。ドキドキハラハラする展開が口コミで話題となり、たくさんのファンを獲得している作品。
ロマンティックアイロニーとは
「ロマンティックアイロニー」とは、ドイツのロマン派による「天才は何もしないという時間を作らないとダメになる」という概念。何もしない時間を敢えて作ることで、事象と事象を関連づけていくネットワークが脳に形成されると考えられている。
アイロニカルとは
「アイロニカル」とは、「皮肉っぽい」「嫌味たっぷりなさま」「風刺的な」という意味を持つ言葉。例えば、何かを批判する際にユーモラスな表現を使ったり、風刺的で物事を違う角度から見たり、嬉しいことがあっても素直に喜ばなかったりする際に用いられる。
劇的アイロニーとは
「劇的アイロニー」とは、劇中において顛末が当事者たちの意志や期待とは全く違う形で終わることを意味する。具体的に言うと、自分が良かれと思ってやったことが原因で、気づかぬうちに自分を破滅に追い込んでしまう事態になること。別名「トラジック・アイロニー」とも呼ばれている。シェイクスピアが得意としていた劇的手法。
アイロニーナとは
「アイロニーナ」とは、煮ル果実氏が作詞・作曲したボーカロイド曲。「アイロニーナ」とは、皮肉という意味を持つ「アイロニー」、スペイン語で小さな女の子を意味する「ニーナ」を合わせた造語である。テンポが早くて明るい曲調なので、若者を中心に人気を博している。また、「アイロニーナ」のMVがカラフルで可愛らしいと高い注目を集めた。
「アイロニー」の使い方・例文
・会社の同僚が私に言い放った意地汚いアイロニーによって、あの時、精神がボロボロになったことは今でも根に持っている。・会社に10分ほど遅刻してきた若手社員に向かって、彼女は「すごく早いですよね」と笑いながらアイロニーを言い放った。
・本人は冗談で言ったつもりなのかもしれないが、あの時の友人のアイロニーは私にとって絶対に許せないものだった。
・世の中を少し斜めの角度で見てみると、あらゆることにおいてアイロニーで満ち溢れていることが分かるだろう。
・この映画は前評判も良くて非常に面白いと思うが、アイロニーを少しだけ取り入れるとより良い作品になるだろう。
・私の上司は昔から誰かが仕事でミスをしてしまった時にアイロニーを含んだ物言いをするので、本当に苦手だ。
・高校時代、いくつかの大学を受けたのだが、本命だけが不合格で滑り止めで受けた大学だけが受かったのはアイロニーと言えるだろう。
・高校の友人から「ドラマチックアイロニー」という漫画を数冊借りたのだが、あまりにも面白すぎて一晩で一気に読んでしまった。
・アイロニーを用いた表現を正しく使うためには、ある程度の知性が求められると思う。
・恋人が長年いなくて、ひどく悩んでいる友人に対して、彼は「あまりにも顔が美しすぎて誰も気軽に声をかけられないから」だとアイロニーを言い放った。
・シェイクスピアは劇的アイロニーの手法によって演劇界において自らの名を刻んだといっても過言ではない。
アイロニー【irony】
irony
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 17:00 UTC 版)
「irony」(アイロニー)は、ClariSの楽曲。kzが作詞・作曲・編曲・プロデュースを手掛け[4]、テレビアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のオープニングテーマとして使用された。ClariSによれば、その歌詞の内容は素直になれずにいる10代の少女の気持ちを描いた内容であるとされる[5]。
注釈
- ^ 作中で本名で呼ばれる場面は少ない。「五更瑠璃」という本名が明かされたのは、アニメ版ではテレビ未放送エピソードである第13話になってからである。
出典
- ^ a b “irony [CD+DVD]<初回生産限定盤>”. タワーレコード. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “レコ協、4月度着うた等有料音楽配信認定を公表”. Musicman-NET (2013年5月20日). 2014年2月23日閲覧。
- ^ a b c “現役女子中学生ユニットが週間TOP10入り”. ORICON STYLE (オリコンDD). (2010年10月27日) 2010年12月1日閲覧。
- ^ “NEWS”. livetune OFFICIAL WEB SITE. livetune (2010年9月10日). 2011年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月23日閲覧。
- ^ ClariS (2010年9月18日). “俺の妹”主題歌アーティスト 「ClariS」初インタビュー!. (インタビュー). アキバBlog. 2010年10月12日閲覧。
- ^ a b c ClariS (2010年10月). ClariS シングル『irony』 インタビュー/音楽情報サイト. (インタビュー). hot express. 2012年3月2日閲覧。
- ^ “ClariS、着うた(R)でいきなり1位の大金星”. BARKS (ITmedia). (2010年10月9日) 2010年10月12日閲覧。
- ^ “異例づくめ!現役女子中学生2人組「ClariS(クラリス)」が『俺の妹が…』OP曲でデビュー”. BIGLOBE 音楽芸能ニュース (日本電気). (2010年9月10日) 2010年12月1日閲覧。
- ^ 伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』第8巻、アスキー・メディアワークス〈電撃文庫〉、2011年5月10日、初版、183頁。ISBN 978-4-04-870486-1。
- ^ “ガラパゴスPR映像に、けいおん!にも出演のあの人”. ASCII.jp. アスキー・メディアワークス (2010年12月10日). 2010年12月13日閲覧。
- ^ “irony<期間生産限定盤>”. タワーレコード. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Hot 100 2010/11/01 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Hot Animation 2010/12/20 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Hot Singles Sales 2010/11/01 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “週間 CDソフト TOP20 2010年10月18日~2010年10月24日 調査分”. Phile-web. 音元出版. 2014年2月23日閲覧。
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- 2 ironyの概要
- 3 メディアでの使用
- 4 カバー
アイロニー
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