2代連続の問責閣僚とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 2代連続の問責閣僚の意味・解説 

2代連続の問責閣僚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 13:51 UTC 版)

田中直紀」の記事における「2代連続の問責閣僚」の解説

2012年1月13日野田第1次改造内閣防衛大臣任命され初当選から約29年目にして初入閣。しかし防衛分野との縁は薄く就任には驚き懸念の声上がった参議院実力者である輿石東幹事長強く推薦したとされている。 就任直後1月15日NHK番組出演した際、国連平和維持活動における武器使用基準緩和武器輸出三原則見直し混同した田中両者取り違え認めたものの、入閣前から懸念されていた国防知識欠如露呈したとなった普天間基地移設問題については、2012年中の埋め立て工事着工示唆する発言おこない県外移設主張している沖縄県側の反発招いた田中は、「知事了解得られなければ着工できない。私が断定しているわけではない」と述べ藤村修官房長官も、「(田中氏は)年内埋め立て着工するとか、目標にするという発言はしていない」と釈明するなど、火消し追われた。その後2月2日国会の場を利用して直紀釈明させよう助け舟出した若井康彦質問対し、「手順表を持っておりまして」と日米政府間の極秘文書暴露しさらに事態悪化させた。 安全保障知識に関する不見識問われ1月17日には、メディアに対して安全保障基本はしっかり持っている」と反論したが、翌々日19日行われたインタビューでは、そのほとんどが官僚作成したメモ読み上げるだけであり、さらに挨拶前にペーパーを読むだけ」と漏らしている。 1月31日参院予算委員会では、模範解答耳打ちする秘書官同席させて答弁行い野党議員からは「腹話術をやめろ!」と批判された。その後断りもなく審議抜けだし、議員食堂にいるところを発見された。コーヒー飲んでいたという。3月14日参院予算委員会で、またもや事実誤認答弁訂正繰り返し審議が9回も中断した。「シリアヨルダン」と答弁し正しくヨルダンではなくイスラエル」と訂正自衛隊撤収判断をだれが行うかについても迷走正解首相だが、「国連」「防衛相」と事実誤認連発した。2012年3月21日午前記者会見において、北朝鮮弾道ミサイル発射実験備え手段である航空自衛隊PAC-3海上自衛隊哨戒機P-3C発言した。 元陸上自衛官星槎大学非常勤講師森清勇は、『日本ビジネスプレス』への寄稿の中で、田中について「防衛省・自衛隊あまりにも分かっていない」「防衛政策進展など期待できそうもない」と評した2012年2月8日には、朝鮮中央通信も「日本防衛相田中無知がさらけ出され物笑いの種になっている」と報道した。『徳島新聞』は田中直紀を「野田政権爆弾」と表現した2012年4月3日参議院予算委員会にてPAC3を「住民少ないから配備しない」などと発言。この日の訂正謝罪は計5回。元防衛大臣石破茂4月8日出演したフジテレビ番組にて田中辞任要求その後4月17日午前自民党前田武志国土交通大臣及び田中の2閣僚に対す問責決議案18日参院提出する方針公明党伝え公明党も「提出されれば賛成する」と同調構え見せた2012年4月20日午前参議院本会議において自民公明な野党賛成多数により可決された。田中問責可決により防衛相2代続けて問責閣僚2代連続問責日本国憲法下発足した内閣閣僚としては初であり、また防衛相問責事例本件で3例目となり最多となった田中問責決議案提出されたことに対し自発的辞任意向はないことを表明し野田佳彦首相及び藤村修官房長官職務全うしてもらいたい発言していたが、第180回国会会期中の消費税増税関連法案成立目指す野田首相の強い意向により2012年6月4日内閣改造が行われ(野田第2次改造内閣)、防衛大臣退任した

※この「2代連続の問責閣僚」の解説は、「田中直紀」の解説の一部です。
「2代連続の問責閣僚」を含む「田中直紀」の記事については、「田中直紀」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「2代連続の問責閣僚」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

2代連続の問責閣僚のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



2代連続の問責閣僚のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの田中直紀 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS