強誘電性液晶
【英】Ferroelectric Liquid Crystal
強誘電性液晶とは、反応が高速でメモリ性をもつことを特徴とする液晶の素材である。
強誘電性液晶は、スメクティック液晶と呼ばれるタイプの液晶であり、液晶分子が層になって並んだ構造になっている。一般的な液晶ディスプレイで利用されているネマティック液晶と比べて、スメクティック液晶は表示の応答速度が高速であるという利点がある。また、自発分極を持つという特徴のより、表示内容を保持するメモリ性が得られるという特徴がある。
強誘電性液晶を使用した液晶ディスプレイは、FLCD(強誘電性液晶ディスプレイ)と呼ばれている。
参照リンク
強誘電性液晶 - (東京理科大学 古江研究室)
強誘電性液晶ディスプレイ
(強誘電性液晶 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/22 01:32 UTC 版)
強誘電性液晶ディスプレイ(きょうゆうでんせいえきしょうディスプレイ、英: Ferroelectric Liquid Crystal Display、略称: FLCD)は、キラルスメクチック液晶の強誘電性を基盤としたディスプレイ技術である。1980年にClarkとLagerwallによって提唱された[1]。
- ^ Clark, Noel A.; Lagerwall, Sven T. (1980). “Submicrosecond bistable electro‐optic switching in liquid crystals”. Applied Physics Letters 36 (11): 899–901. doi:10.1063/1.91359.
- ^ Yunam Optics
- ^ Forth Dimension Displays
- ^ WTEC Library
- 1 強誘電性液晶ディスプレイとは
- 2 強誘電性液晶ディスプレイの概要
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