金沢総合車両所
金沢総合車両所
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「JR西日本683系電車」の記事における「金沢総合車両所」の解説
金沢総合車両所には、683系2000番台3両編成6本(R10 - R15編成)、683系4000番台9両編成12本(T41 - T52編成)、683系8000番台6両編成1本(N03編成)、683系8000番台3両編成1本(N13編成)の合計135両が配置されている。 T編成は特急「サンダーバード」18往復(大阪駅 - 金沢駅間)と通勤特急「びわこエクスプレス」(大阪駅 - 米原駅間)で運用されている。多客期には12両編成で運転されることもある。2011年5月中旬頃からは従来の489系に代わって、特急「はくたか」の異常時代走にも運用されたこともあった。 R編成は波動用編成であり、681系T編成と共用で「サンダーバード」の増結用や臨時列車・団体専用列車として運用されている。 N編成は同所所属の681系W編成・N編成と共通運用で、「しらさぎ」色への塗り替え後は特急「しらさぎ」(名古屋・米原 - 金沢)と「ホームライナー大垣・関ヶ原」、「ダイナスター」2往復と「能登かがり火」3往復で運用されている。名古屋駅・米原駅発着の列車とも原則6両編成、多客期には米原駅で増解結を行い北陸本線では最大9両編成(基本6両+付属3両)で運転される。名古屋駅発着の列車は東海旅客鉄道(JR東海)管内では6両編成で運転される。 2015年8月までは683系2000番台基本5両編成と683系2000番台付属3両編成からなるS編成が存在した。2014年3月15日改正時点では特急「しらさぎ」で運用され、米原駅発着は原則5両編成・名古屋駅発着は原則8両編成(基本5両+付属3両)であったが、多客期には最大11両編成(基本5両+付属3両+付属3両)で運転することもあり、米原駅で増解結を行っていた。また、「しらさぎ」3・12号については金沢駅で富山駅発着の基本編成5両と、和倉温泉駅発着の付属編成3両と増解結を行っていた。米原駅で増解結した編成の間合い運用を兼ね、米原駅発着となる下り53号・61号と上り54号・62号を中心に基本5両+付属3両の8両編成で運転される場合があった。このほか、東海道本線の「ホームライナー大垣」「ホームライナー関ヶ原」にも使用されていた。2014年10月1日時点では5両編成12本(S01 - S12)、3両編成9本(S21 - S29)が在籍していたが、3両編成6本(S21 - S26)は福知山電車区に転属し289系に改造(同区のFH301 - FH306)、5両編成12本と3両編成3本(S27 - S29)は吹田総合車両所京都支所に転属して289系に改造され、一部は福知山電車区に再転属している。 2019年4月と6月に、289系となって福知山電車区に配置されていた3両編成計2本(FH301・FH306編成)が、交流機器を復活し683系に戻って金沢総合車両所に転入、R14・R15編成となって同年7月から営業運転に復帰した。
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金沢総合車両所
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「JR西日本681系電車」の記事における「金沢総合車両所」の解説
2021年10月1日現在、0番台3両編成7本(T11、T14、W11 -W15編成)、0番台6両編成8本(W01 - W08編成)、2000番台3両編成2本(N11・12編成)、2000番台6両編成2本(N01・02編成)の合計87両が配置されている。 T編成は「サンダーバード」で運用される数少ない681系であり、683系R編成(R10 - R15編成)と共用で特急「サンダーバード」の増結用編成などとして運用されている。 W編成と北越急行から移籍したN編成は特急「しらさぎ」16往復(名古屋・米原駅 - 金沢駅間)、特急「ダイナスター」1往復(福井駅 - 金沢駅間)、特急「おはようエクスプレス」(敦賀駅→金沢駅間)・特急「おやすみエクスプレス」(金沢駅→敦賀駅間)、特急「能登かがり火」4往復(金沢駅 - 和倉温泉駅)と「ホームライナー」2往復(名古屋駅 - 大垣駅間)で運用されている。「しらさぎ」のうち、米原以北(北陸本線)で付属編成を連結した9両で運転されることもある。2015年3月14日ダイヤ改正以前は特急「はくたか」(福井・金沢・和倉温泉 - 越後湯沢間)および、特急「おはようエクスプレス」のうち泊 - 金沢間で運行する列車で運用されていた。 推移 1992年7月28日に落成した先行試作車は、金沢運転所に新製配置された。試験走行の後、同年12月26日の臨時「雷鳥」85・90号から運用を開始した。 1995年2月から3月には基本編成6本(T01 - T06編成)、付属編成7本(T11 - T17編成)の合計57両が落成し、4月1日に富山・金沢・福井の各駅において展示会を実施、4月2日には富山 - 敦賀間において試乗会を実施した後、1995年4月20日ダイヤ改正で「スーパー雷鳥(サンダーバード)」として運転を開始した。681系は先行試作車を含めて8往復に充当され、区間130 km/h運転の実施により、最速所要時間の短縮を図った。また、ダイヤ改正にあわせて同月25日から「スーパー雷鳥宇奈月」「スーパー雷鳥立山」として富山地方鉄道宇奈月温泉駅・立山駅まで付属編成が乗り入れを開始した。臨時列車としては、北陸本線・信越本線を経由する「スーパー雷鳥信越(サンダーバード)」が大阪 - 長野間1往復のほか、臨時「スーパー雷鳥(サンダーバード)」88号が大阪 → 神戸で延長運転された。 1997年3月22日ダイヤ改正では、列車名称を「サンダーバード」に改称した。運行本数は8往復で現状維持である。また、同日に開業した北越急行ほくほく線経由で特急「はくたか」が運転を開始し、停車駅の少ない速達列車を中心に最高速度140 km/h(青函トンネル区間と同じ)で運行を開始した。同列車に充当するために1997年2月から3月にかけて基本編成2本(W01・W02編成)、付属編成2本(W11・W12編成)の合計18両が新製配置された。なお、同日付の組織改正により、金沢運転所は松任工場と統合の上、金沢総合車両所となった。この新製配置をもって681系の増備は終了した。 1998年11月に行われた「はくたか」編成の要部検査において、140 km/h走行による車体へのストレスによる異常は見られなかったことから、12月8日ダイヤ改正ではほくほく線区間での「はくたか」の最高速度は150 km/hに向上した。 2001年3月3日ダイヤ改正では、「スーパー雷鳥」の廃止と「サンダーバード」の増発(15往復)が行われた。「サンダーバード」用の683系36両(6両編成4本、3両編成4本)が新製投入され、富山・和倉温泉発着列車のすべてが「サンダーバード」となった。 「はくたか」に残る485系(JR西日本車)の置き換えは681系では行われず、683系の増備でもって行われることとなった。しかし、「はくたか」運用に683系を直接投入する手段はとられなかった。2001年12月から2002年2月にかけて「サンダーバード」用に683系18両(6両編成2本、3両編成2本)が増備された。それによって余った18両(T04・T05編成→W03・W04編成、T14・T16編成 → W13・W14編成)を「はくたか」に転用し、同列車で運用されていた金沢総合車両所の485系が置き換えられ、2002年3月22日ダイヤ改正以降、JR西日本が担当する「はくたか」運用は681系に統一された。この改正前に行われた「はくたか」編成の全般検査において車体に大きな異常がなかったことから、ほくほく線区間での「はくたか」の最高速度は160 km/hに向上した。 2009年2月から、「サンダーバード」用として683系4000番台が108両(9両編成12本)新製配置された。これによって、2009年6月には9両(T06・T17編成 → W05・W15編成)が増発用として「はくたか」に転用され、同年7月から2011年3月にかけて36両(T07・T01 - T03編成 → W01・W11 - W13編成、T18・T15・T12・T13編成 → V01・V11 - V13編成)を京都総合運転所に転出させている。683系54両とともに485系「雷鳥」置き換えを名目としている。683系4000番台の増備に伴う転用によって徐々に運用を減らしていき、2010年3月13日ダイヤ改正以降では「サンダーバード」3往復で683系と共通運用されるまで縮小した。 2015年3月14日ダイヤ改正では、北陸新幹線金沢開業に伴い在来線特急「はくたか」と「サンダーバード」富山・魚津方面への乗り入れが廃止された。これによって、81両(6両編成9本、3両編成9本)が捻出されたことに加え、北越急行が所有する681系・683系27両(6両編成3本、3両編成3本)が譲渡された。捻出された108両のうち、90両(6両編成11本、3両編成8本)は「しらさぎ」に、9両(3両編成3本)は「サンダーバード」増結用に、9両(6両編成1本、3両編成1本。ともに先行試作車)は予備とされた。ダイヤ改正前である同年2月から、塗装を「しらさぎ」色に変更した「はくたか」編成が登場している。
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