ほんやくご‐しゅうしょく〔‐シウシヨク〕【翻訳後修飾】
翻訳後修飾
翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/01 02:59 UTC 版)
翻訳後修飾(ほんやくごしゅうしょく、Post-translational modification、PTM)は、翻訳後のタンパク質の化学的な修飾である。これは多くのタンパク質の生合成の後方のステップの1つである。
- ^ Gramatikoff K. in Abgent Catalog (2004-5) p.263
- ^ Walker, 2001 [1]
- ^ [2]
- ^ Malakhova, Oxana A.; Yan, Ming; Malakhov, Michael P.; Yuan, Youzhong; Ritchie, Kenneth J.; Kim, Keun Il; Peterson, Luke F.; Shuai, Ke; and Dong-Er Zhang. (2003).Protein ISGylation modulates the JAK-STAT signaling pathway Genes Dev. 17 (4), 455-460.
- ^ Van G. Wilson (Ed.) (2004). Sumoylation: Molecular Biology and Biochemistry Horizon Bioscience. ISBN 0-9545232-8-8
- 1 翻訳後修飾とは
- 2 翻訳後修飾の概要
- 3 官能基付加
- 4 タンパク質またはペプチドの付加
翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 18:14 UTC 版)
タンパク質の脱リン酸化はタンパク質の性質を変化させる機構の1つであり、リン酸化されたセリン、スレオニン、チロシン残基からリン酸基の除去が行われる。その結果、酵素の活性化や不活性化が起こる。タンパク質合成装置の構成要素もリン酸化や脱リン酸化が行われ、タンパク質合成速度が調節される。細胞内のシグナル伝達経路も、さまざまなタンパク質の連続的なリン酸化と脱リン酸化に依存している。
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翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 00:33 UTC 版)
コンデンシンのサブユニットは細胞周期依存的に様々な翻訳後修飾を受ける。なかでもリン酸化が一番よく研究されている。 Cdk1 (Cyclin-dependent kinase 1)のようにコンデンシンの活性化に関わるキナーゼに加えて、CK2 (Casein kinase 2)のように負の制御に関わるキナーゼがある。 複合体サブユニット生物種リン酸化部位キナーゼ文献コンデンシン I & IISMC4分裂酵母 T19 Cdk1 出芽酵母 many Cdk1 コンデンシン ICAP-D2ツメガエル T1314, T1348, T1353 Cdk1 CAP-Hヒト S570 CK2 ヒト S70 aurora B 分裂酵母 S5, S41, S52 aurora B CAP-D2, -G, -Hヒト - aurora B 出芽酵母 many polo/Cdc5 コンデンシン IICAP-D3ヒト T1415 Cdk1 ヒト S1419 Plk1 CAP-G2ヒト T1010 (PBD binding) ? CAP-H2ヒト S492 Mps1 ショウジョウバエ - CK1α 一方、ショウジョウバエでは、SCFSlimbユビキチンリガーゼの働きを通してコンデンシン II のCAP-H2サブユニットが分解されることが報告されている。
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翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 08:42 UTC 版)
「Dishevelled」の記事における「翻訳後修飾」の解説
DVLの翻訳後修飾には、リン酸化、ユビキチン化、メチル化という3種類の主要なタイプが存在する。リン酸化が最もよく研究されており、部位特異的なリン酸化によって幅広いさまざまな生物学的応答が引き起こされているようである。ユビキチン化はDVLの分解を調節する役割を果たす翻訳後修飾である。
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翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 21:43 UTC 版)
「糖質コルチコイド受容体」の記事における「翻訳後修飾」の解説
GRの機能はリン酸化、ユビキチン化などの翻訳後修飾により制御されている。
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翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 00:16 UTC 版)
他のヒストンと同様、ヒストンH1ファミリーも広範囲にわたって翻訳後修飾を受ける。セリンとスレオニンのリン酸化、リジンのアセチル化、メチル化、ユビキチン化などが含まれる。こうした翻訳後修飾はさまざまな機能を持つが、他のヒストンの翻訳後修飾を比較して研究は進んでいない。
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翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 15:37 UTC 版)
詳細は「翻訳後修飾」を参照 タンパク質が成熟して機能的な3次元状態をもった折りたたみが完了しても、必ずしもそれはタンパク質の成熟経路の終わりではない。折りたたまれたタンパク質は、翻訳後修飾を受けてさらにプロセシングされる可能性がある。200種類以上の翻訳後修飾が知られており、これらの修飾によってタンパク質の活性や、他のタンパク質と相互作用する能力、そしてタンパク質が細胞内のどこに存在するか(例:細胞核または細胞質)が変化する。翻訳後修飾によって、ゲノムにコードされているタンパク質の多様性は2-3桁拡大する。 翻訳後修飾には、4つの主要な種類がある。 切断 化学基の付加 複合分子の付加 分子内結合の形成
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翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 15:43 UTC 版)
ヒストンH2Bはいくつかのタイプの翻訳後修飾が行われ、こうした修飾はクロマチンの構造的・機能的組織化に影響を与える。行われている可能性のある修飾には、アセチル化、メチル化、リン酸化、ユビキチン化、SUMO化が含まれる。アセチル化、リン酸化、ユビキチン化はヒストンH2Bの修飾で最も一般的であり、最もよく研究されている。
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翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 15:44 UTC 版)
ヒストンのN末端テールに対するさまざまな共有結合的修飾は、高等真核生物のDNAの機能に必要なさまざまなクロマチン構造の形成を可能にする。メチル化(モノ-、ジ-、トリメチル化)やアセチル化などの修飾がテールに対して行われる。
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翻訳後修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 16:09 UTC 版)
ULK1はAMPKによってセリン317番とセリン777番がリン酸化され、オートファジーが活性化される。一方、mTORはセリン757番に対して阻害的なリン酸化を行う。さらに、ULK1はスレオニン180番に対して自己リン酸化を行い、自身の活性化を促進する。 ウイルスはULK1を標的として、宿主のオートファジーを妨げているようである。コクサッキーウイルスB3型のプロテアーゼ3CはULK1をグルタミン524番の後で切断し、N末端のキナーゼドメインとC末端のEATドメインを分離する。
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