mTORとは? わかりやすく解説

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mTOR

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:43 UTC 版)

mTOR(日本ではエムトールと呼ばれることもあるが、正しくはエムトアまたはエムトーである)は哺乳類などの動物で細胞内シグナル伝達に関与するタンパク質キナーゼ(セリン・スレオニンキナーゼ)の一種[1][2]酵母を用いたスクリーニングでラパマイシンの標的分子として発見されたため、TOR (target of rapamycin)つまり「ラパマイシン標的タンパク質」の略として命名された(TOR1、TOR2の2種類がある)[1][3][4]。後に哺乳類のホモログが見出され、同定した研究者らによりFRAP1RAFT1などと命名されたが、一般にはmTOR (mammalian TOR:哺乳類のTOR)との呼称が普及した[5]。その後、様々な生物種でTORホモログが広く同定されたのを受け、HUGO遺伝子命名法委員会 (HGNC)は2009年に本遺伝子の公式名をMTORmechanistic target of rapamycin)に決定した。なお、HGNCによる公式名称では、Mはmechanistic(物理的、機械的、機構的)の略であり、当初一般的であったmammalian(哺乳類の)ではない。




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