日本赤軍とは? わかりやすく解説

日本赤軍(にほんせきぐん)

パレスチナ重信房子結成した過激派勢力

日本赤軍は1971年赤軍派中心人物重信房子パレスチナ入りし、パレスチナ解放人民戦線支援受けて結成したのである1971年当初は「アラブ赤軍派」と名乗ったが、1974年以降、「日本赤軍」と自称している。反イスラエル闘争行い、「アラブ英雄としての扱い受けてきた。

以来、日本赤軍は多くテロ実行したとされている。日本赤軍を指揮していた重信房子は、オランダ・ハーグのフランス大使館占拠事件容疑者として、警視庁により国際指名手配 (1975年) された。

日本赤軍が原因主犯とされる主な事件には次のようなものがある。

《日本赤軍の容疑一覧》
1972年テルアビブ空港襲撃事件
テルアビブ空港自動小銃乱射した事件旅行者100人が巻き込まれ24人が死亡
1973年日航機ハイジャックドバイ事件
日航機ハイジャックしリビアベンガジ空港着陸させた
1974年ハーグ仏大使館占拠事件
オランダ・ハーグのフランス大使館襲い拘禁中の日本赤軍メンバー釈放させた
1975年クアラルンプール大使館占拠事件
マレーシア・クアラルンプールのアメリカ大使館襲撃人質交換条件で、日本赤軍メンバー釈放させた
1977年日航

ハイジャックダッカ事件

日航機ハイジャックし乗客151人を人質にとった。交換条件現金600ドル要求した上、拘禁中の赤軍メンバー釈放させた

関連キーワード「超法規的措置

(2000.03.21更新


日本赤軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 10:58 UTC 版)

共産同(ブント)
戦旗荒派 / 戦旗西田派 / 烽火派 / 叛旗派 / 統一委 / 社労党 / マルクス主義同志会 /革命21 /ML派 / マル青同 / 赫旗派 / 労共党 / 革命左派 / 赤軍派 / 連合赤軍 / 日本赤軍 / ムーブメント連帯

社青同革労協)系
解放派 / 狭間派 / 木元派 / 全協

構造改革派系/ソ連系
共労党 / フロント / 日本のこえ / MDS / 統一共産同盟

中国系
毛沢東思想研究会 / 日共左派 / 日共行動派 / 日共ML派 / 緑の党

アナ革連
 アナキスト社会革命戦線 / 無政府共産主義者同盟

ノンセクト・ラジカル
東アジア反日武装戦線 / 京大パルチザン


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  17. ^ 水平線の向こうに――72・5・30 リッダ覚え書き 桧森孝雄
  18. ^ 和光晴生「日本赤軍とは何だったのか――その草創期をめぐって――(第二回)」 (抄) 月刊 情況 2009年04月 旧「ベ平連」運動の情報ページ
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  28. ^ 『日本赤軍とは何だったのか―その草創期をめぐって』彩流社
  29. ^ 日本赤軍の「魔女」5月28日に20年の刑期満了、ついに出所 「革命」という言葉の魔力と学生運動、今の20代はどう見る(47NEWS)”. Yahoo!ニュース. 2022年5月28日閲覧。
  30. ^ 日本赤軍解散は「形だけ」警察庁長官、逃亡者摘発に「最大限努力」”. 毎日新聞 (2022年6月2日). 2022年6月6日閲覧。
  31. ^ 国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨”. www.npsc.go.jp. www.npsc.go.jp (2022年6月2日). 2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月21日閲覧。
  32. ^ 和光晴生「日本赤軍とは何だったのか――その草創期をめぐって――(第二回)」月刊 情況 2009年04月号
  33. ^ 実録・トークショーレポ 早稲田松竹、2011年2月5日
  34. ^ 「若松孝二と赤軍レッド・アーミー 」原渕勝仁著、世界書院、2016年7月、p123



日本赤軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 23:37 UTC 版)

重信房子」の記事における「日本赤軍」の解説

重信1971年に「国際根拠地論」に基づいてパレスチナ赤軍派海外基地作ろうとする。 同年2月2日神戸市で「京都パルチザン」の奥平剛士との婚姻届提出、「奥平房子」という戸籍得て2月28日出国した1972年時点で、結婚相手奥平剛士1972年5月民間人23人を殺害、計100人以上を無差別殺傷したテルアビブ空港乱射事件テロ行為死亡)とは偽装結婚であると報じられており、潜伏先ベイルートでは別々のアパート借り現地日本人に「あの人本当主人ではないのです」と説明していることなどが根拠とされている。なお重信は、後にパレスチナ人男性結婚した重信房子奥平剛士らは、国際義勇兵としてパレスチナ解放人民戦線(PFLP)に参加して、「革命運動」を主張してレバノンベカー高原主な根拠地軍事訓練行ったこのため当初独立した組織との認識共有されておらず、自称も「アラブ赤軍」、「赤軍派アラブ委員会」、「革命赤軍」等であった1972年5月にはテルアビブ空港乱射事件後のPFLP重信との共同声明の中で「『日本赤軍』結成の日」との表現使用されたが、組織名称を公式に「日本赤軍」としたのは後の1974年であった重信は日本赤軍の最高幹部となり、1980年代にかけて世界各地ハイジャック事件誘拐事件を含む多数日本赤軍事件発生させ、ドイツ赤軍赤い旅団などにも影響与えた

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日本赤軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 14:35 UTC 版)

北川明」の記事における「日本赤軍」の解説

1975年昭和50年)、日本赤軍兵站委員会メンバーだった島田恭一スウェーデン警察当局によって逮捕され日本強制送還されている。同年9月2人羽田空港逮捕された。理由旅券法違反で、2人ドイツ連邦共和国当時西ドイツ)の日本人商社誘拐身代金奪取作戦参加する予定だったとされる

※この「日本赤軍」の解説は、「北川明」の解説の一部です。
「日本赤軍」を含む「北川明」の記事については、「北川明」の概要を参照ください。

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