日本各地の粥占行事とは? わかりやすく解説

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日本各地の粥占行事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 04:52 UTC 版)

粥占」の記事における「日本各地の粥占行事」の解説

冨士山下宮小室浅間神社山梨県富士吉田市冨士山下宮小室浅間神社では毎年1月14日から15日にかけて筒粥祭が行われる。年間五穀豊穣天候養蚕富士山登拝者数を占い、特に富士参詣者の多寡を占う点が特徴結果公表、占票を参拝者頒布している。勝山記妙法寺記上代の師安年間私年号564年)から永禄6年1563年)の占結果記載が残る。 彌彦神社新潟県弥彦村彌彦神社では、1月8日から15日にかけて粥占炭置神事が行われる。古伝に随して祝詞奏し天候農作物豊凶を占う神事である。 諏訪大社長野県下諏訪町諏訪大社下社春宮行なわれる粥占は、1月14日夜から粥炊舎にもうけられ大釜のあずきがゆのなかに、葭の筒をいれ、終夜煮たて、翌15日朝、神前にそなえ、祭典おこなったのち葭筒を割り、筒内の粥の分量量って農作物のうちさだめられた種の豊凶判定する。 葭筒のながさは5寸5分で、これを42本(本数はとしによってことなる)麻で簾状に編みつらねて巻いたものをいれる。 それぞれの筒はそれぞれの穀種にかたどり神殿大床で1筒わり、穀菜種類上下品位神占にしたがってとなえ、社丁がこれにおうじて大声唱えかえして神前群れ集まった人々聞かせ42種のすべてをおわって式を終了し等級記入した目録社前掲示した出雲大神宮京都府亀岡市千歳町出雲大神宮粥占(よねうら)は、毎年1月15日行われる小正月奇祭で、小豆混ぜた米を早生中生(なかて)、晩生(おくて)を表す3本竹筒一緒の釜で炊き、筒に入った小豆少なく米が詰まっているほど豊作とする。 枚岡神社大阪府東大阪市枚岡神社では毎年1月11日境内御竃殿で小豆粥炊き12本の占木で一年天候を、53本の占竹で農作物豊凶占い、これを粥占かゆうら神事と呼ぶ。小豆粥炊き、占木の焼け具合天候を占うまでの前儀見学可能だが、53本の占竹を神前割って占う後儀は秘儀とされる小豆粥参拝者振舞われる。粥占結果は占記(おきあげ)として、1月15日粥占報賽祭の後に授与される。「枚岡粥占神事」という季語もある。 筑紫神社福岡県筑紫野市筑紫神社では、毎年3月15日1か月前の2月15日炊いて神殿納めた粥を取り出して東西南北農作蝗害伝染病を占う粥卜かゆうらが行われている。粥を入れ銅鉢には文化二年(1805年)の銘があり、筑紫野市無形民俗文化財指定されている。 千栗八幡宮佐賀県みやき町千栗八幡宮2005年催され粥占では、「地震注意。」という結果出たが、その直後福岡県西方沖地震発生し地震予言したとして話題になった[要出典]。

※この「日本各地の粥占行事」の解説は、「粥占」の解説の一部です。
「日本各地の粥占行事」を含む「粥占」の記事については、「粥占」の概要を参照ください。

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