三省堂 大辞林 |
しねんごう ―ねんがう 2 【私年号】
歴史民俗用語辞典 |
ウィキペディア |
私年号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/28 04:13 UTC 版)
私年号(しねんごう)は、紀年法として元号を用いた東アジアにおいて、安定した統治能力を確立した王朝が定めた元号(公年号)以外の年号を指す。異年号(いねんごう)・偽年号(ぎねんごう)・僭年号(せんねんごう)とも呼ぶ。
主として当時の王朝に対する反乱勢力や批判勢力によって使用されたものが多く、使用期間は概して短い。日本では、正史には記載されていないものの、天皇が定めたものとして後世の史書に記載があったり、考古資料に使用例が見られたりする古代の年号を逸年号(いつねんごう)と呼び、これに含める場合がある。なお、「私年号」を当時の王朝に対する対抗的性格の薄いものと定義し、明確な覇者的意志をもって建てられる「偽年号」「僭(窃)年号」などとは区別する場合もある。
- ^ 江南町教育委員会編 『江南町史 報告編1(江南町の板碑)』 江南町、2003年
- ^ 『北肥戦誌』に、「或旧記(詳細不明)にいふ、今年光永元年と唱ふ。東西に光り永く映く故と云々」 と記述
- ^ 若林淳之 『静岡県の歴史 近世編』 静岡新聞社、1983年 ISBN 9784783810063
- ^ 「はじめてみつかった“永長”私年号」(『石川県社会教育会館だより』第113号、1977年)
- ^ 岡田芳朗 「暦と年号」(『歴史読本』第53巻第1号(通巻823号)、新人物往来社、2008年1月)
- ^ 筑紫敏夫 「私年号『神徳』と木更津船の船待」(『東京湾学会誌』第1巻第3号、1999年)
- ^ 井上幸治ほか編 『秩父事件史料集成 第3巻』 二玄社、1984年、P1249 ISBN 9784544051230