前儀とは? わかりやすく解説

前儀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 07:22 UTC 版)

葵祭」の記事における「前儀」の解説

さまざまな前儀(5月3日流鏑馬神事5月12日御蔭祭御阿礼神事が行われるが、中でも流鏑馬神事やぶさめしんじ)が有名である。糺の森ただすのもり)の真中にある全長500メートル馬場(ばば)を、公家風の装束姿や武家風の狩装束姿の射手(いて)たちが疾走する馬上から、3つの的を射抜くというものである。 「矢伏射馬(やぶさめ)」とも書かれる流鏑馬は、その文字が示すように矢を射ること。馬を走らせながら正確に的を射抜く高度な技術が必要とされるため、人気行事一つである。 雄略天皇即位の年(457年)、「騁射(うまゆみ)」を行った『日本書紀』伝え、「賀茂祭民衆集めて騎射禁ず」の記事『続日本紀』しるされるなど、古い歴史を持つ日本古来馬術とされる射手かけ声インヨー」とは「陰陽」のこと。みごと矢が的中すれば五穀稔り諸願成就すると言い伝えられている。文亀2年1502年)に中絶したが、昭和48年1973年)、下鴨神社式年遷宮記念行事として復活。「糺の森流鏑馬神事保存会」によって公家装束による流鏑馬保存伝承されている。 また、上賀茂神社では競馬会神事くらべうまえじんじ)などが執り行われる

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前儀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 03:06 UTC 版)

でやんな祭」の記事における「前儀」の解説

当屋の家の床の間または公会堂祭壇設置する祭壇には「大山祇大神」という神号掛け御幣3本立て、粢と酒、野菜、塩を供えるこの段階の祭は当屋神職2人だけで行われ祭壇のある部屋は襖を立てて締め切り祝詞微音奏する出発30前になると、従者または有線放送により「でやんなよう」と告げ、さらに10分ほど経つともう一度「でやんなよう」と呼びかける。この呼びかけは、この祭に出逢う罰が当たる、この祭の神職会った提灯灯りを見ると目が潰れると言われていることから、物忌みをして「(祭に)出逢うなよ」「(外に)出るなよ」という意味を持つ。この声聞いた人々は、家の戸を閉ざしすべての窓を閉め明かりが外に漏れないようにして、一切物音立てないように家の中物忌みをする。 これが終わると、神職従者は口に加えてお互いに喋らないようにし、草履で外に出る。神職祝詞を、従者提灯と米、麹、注連縄柄杓などを持ち御幣捧げて耳浦神社へ向かう。

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