勝山記
勝山記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 00:27 UTC 版)
河口湖地方の日蓮宗浄蓮寺の僧侶らにより、文正元年(1466年)から永禄6年(1563年)まで書き連ねられた年代記(『勝山記』または『妙法寺記』)の写本。「年代記」には「勝山記」系の諸本と「妙法寺記」系の諸本があり、ともに共通祖本を起源としていると考えられているが、冨士御室浅間神社所蔵の「勝山記」は前者の代表的写本(原本)で、諸本との比較検討から共通祖本に最も近い最善本と位置づけられている。本来は無題で、江戸時代の『甲斐国志』編纂に際して当本を調査した際に命名されるが当時は反映されず、1889年(明治22年)に田中義成が調査を行った際には「北室稟主日記」と題されており、1896年(明治29年)に「勝山日記」と改称され、近年に「勝山記」の便箋が付けられた。1975年(昭和50年)3月17日指定。
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