日本の参加と日本特別掃海隊とは? わかりやすく解説

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日本の参加と日本特別掃海隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:39 UTC 版)

朝鮮戦争」の記事における「日本の参加と日本特別掃海隊」の解説

詳細は「日本特別掃海隊」を参照 日本からは、日本占領下においていた連合国軍要請事実上命令)を受けて特別掃海隊として派遣され海上保安官や、海上輸送港湾荷役従事する民間人など総計で8,000人以上の日本人朝鮮半島およびその周辺海域活動し開戦からの半年限って56名が命を落とした開戦直後から、北朝鮮軍機雷戦活動開始していた。アメリカ海軍第7艦隊司令官9月11日機雷対処命じた国連軍掃海部隊極僅かであったため、元山上作戦決定した国連軍10月6日アメリカ極東海軍司令官から山崎猛運輸大臣対し日本海上保安庁掃海部隊の派遣要請10月7日第一掃海隊が下関出港した元山掃海作業では10月12日眼前アメリカ軍掃海艇2隻が触雷によって沈没し、敵からの砲撃回避しながら、3個の機雷処分する10月17日日本の掃海艇MS14号が触雷により沈没し行方不明者1名及び重軽傷18名を出した12月15日国連軍アメリカ極東海軍司令官指示により解隊されるまで特別掃海隊は、46隻の掃海艇等により、元山仁川鎮南浦群山掃海作業に当たり、機雷27個を処分し海運近海漁業安全確保国連軍制海権確保することとなった戦地での掃海活動は、戦争行為構成する作戦行動であり、事実上この朝鮮戦争における掃海活動は、第二次世界大戦後の日本にとって初めての参戦となった特別掃海隊に対して北朝鮮外相朴憲永非難ソ連国連総会非難した李承晩韓国大統領1951年4月、「万一今後日本がわれわれを助けるという理由で、韓国出兵するとしたら、われわれは共産軍と戦っている銃身回して日本軍と戦う」と演説述べた一方日本側も掃海隊員上陸させないよう指示していたが、やむをえない事情元山上陸すると、韓国兵に見破られ問いただされた。隊員理由を話すと、韓国兵は日本語で「ご苦労さんです。どうです一杯」と歓迎したという。 米軍発注朝鮮特需に、太平洋戦争船舶失った多く船員たちは恩恵にあずかれず、仕事無かったGHQ在日米海軍司令部在日米海軍部局日本商船管理局募集多く船員たちは応じたGHQ日本人船員募集した理由は、戦前日本領だった朝鮮半島仁川海岸地理くわしく国連軍戦車揚陸艦(LST)運航必要だったからであった仁川上陸作戦内部資料には、朝鮮半島地形熟知する日本人運航するLST作戦大きく貢献した記され仁川上陸作戦参加した元海兵隊員のロバート・ワイソンは「日本人朝鮮半島には何度も行っているから、海岸地形について非常に詳しかったです。彼らは敵から攻撃を受けながら、ゲート開き荷下ろし必死担いました。我々は協力し合い作戦成功させたのです」とLST運航担った日本人存在なしには、仁川上陸作戦成功難しかった述べている。米国立公文書館海軍資料によると、LSTの約6割30隻以上が日本人によって運航され日本人2000人が運航従事しており、GHQ外務省との間で交わされ通信記録など資料から分かった日本人船員死者少なくとも57人に及ぶ。

※この「日本の参加と日本特別掃海隊」の解説は、「朝鮮戦争」の解説の一部です。
「日本の参加と日本特別掃海隊」を含む「朝鮮戦争」の記事については、「朝鮮戦争」の概要を参照ください。

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