みなみ‐いおうとう〔‐いわうタウ〕【南硫黄島】
南硫黄島
名称: | 南硫黄島 |
ふりがな: | みなみいおうじま |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 東京都 |
市区町村: | 小笠原村 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1972.11.24(昭和47.11.24) |
指定基準: | 天保区 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: |
天然記念物: | 千石山サザンカ自生北限地帯 南大東島東海岸植物群落 南桑カジカガエル生息地 南硫黄島 南花沢のハナノキ 南谷のカスミザクラ 印野の熔岩隧道 |
南硫黄島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 02:48 UTC 版)
南硫黄島(みなみいおうとう)は、小笠原諸島の火山列島の一部をなし、東京都小笠原村に属する無人の火山島。火山列島(硫黄列島)の最南端にあり、東京都区部の南約1,300km、硫黄島の南約60km、グアム島の北約1,320kmに位置する。面積3.54km2、周囲約7.5km。
注釈
出典
- ^ a b c d e 清水浩史『秘島図鑑』河出書房新社、2015年、pp.018-021頁。ISBN 978-4-309-27615-1。
- ^ 環境庁 1983, p. 14.
- ^ 明治24年勅令第190号(島嶼所属名称、明治24年9月10日付官報所収)
- ^ 環境庁 1983, p. 15.
- ^ 南硫黄島で座礁、12人救助 広島のクルーザー(archive.today、2013年6月25日) - http://www.47news.jp/CN/200406/CN2004061501000723.html[リンク切れ]
- ^ 東京都「世界自然遺産の小笠原諸島南硫黄島(みなみいおうとう)で10年ぶりの自然環境調査の結果について」2017年2017年9月16日閲覧
- ^ NHKドキュメンタリー - NHKスペシャル 秘島探検 東京ロストワールド 第1集「南硫黄島」
- ^ 小林哲夫、アグルチネートの成因 日本地質学会学術大会講演要旨 第105年学術大会(98松本) p. 312-, doi:10.14863/geosocabst.1998.0_312
- ^ 福山 博 (1983). “火山列島, 南硫黄火山の地質”. 地学雑誌 92: 55-67. doi:10.5026/jgeography.92.55 2018年9月15日閲覧。.
- ^ 中野 俊 (2009年). “南硫黄島”. 2018年9月15日閲覧。
- ^ 海上保安庁 海洋情報部研究報告 「研究ノート」第47号 平成23年3月18日 “伊豆-小笠原弧,福徳岡ノ場火山における2010年噴火後の火山地形”
- ^ 千葉聡、南硫黄島の陸産貝類相(<特集>南硫黄2007) 首都大学東京小笠原研究委員会 小笠原研究 2008年 33号 p.145-154, hdl:10748/2304
- ^ アカアシカツオドリの集団繁殖を初確認 南硫黄島 - 日本経済新聞 2017/9/13
- ^ a b c d e f “領海の外縁を根拠付ける離島の地図及び海図に記載する名称の決定について”. 首相官邸政策会議 - 総合海洋政策本部 (2011年12月1日). 2017年11月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 名称不明離島の名称決定・地図等への記載について - 総合海洋政策本部
南硫黄島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 09:19 UTC 版)
詳細は「南硫黄島原生自然環境保全地域」を参照 南硫黄島は他の小笠原諸島の島々と異なり、これまで人間によって受けた自然環境の影響が極めて小さいという特徴を持っている。これは面積3.67平方キロメートルの小島に標高916メートルの山が聳え、島内の平均斜度が45度という極めて急峻な地形であり、開墾を行うことが極めて困難な地形である上に、島は海食崖に囲まれ入江や砂浜、そしてサンゴ礁の発達も見られず上陸すること自体が困難であるためである。このため漂流民を除き有史以来南硫黄島に定住した人は皆無であり、現在、他の小笠原諸島の島々で自然環境をおびやかす存在となっているネズミ類が見られず、外来種である植物や昆虫の侵入も散発的かつ小規模なものにとどまっており、原始のままの自然が残されている極めて貴重な島である。南硫黄島には現在世界で唯一確認されているクロウミツバメの繁殖地があり、また他の島々で生息数の減少が見られるオガサワラオオコウモリ、アカガシラカラスバトなどが見られるなど、希少動植物の生息地としても貴重な場所である。 また標高916メートルという小笠原諸島最高峰を持つ南硫黄島は北硫黄島とともに典型的な雲霧林の形成が見られ、雲霧林には多くの希少植物が生育しており、またこの雲霧林に見られる温帯性のガクアジサイやヒサカキなどの植生は、小笠原諸島よりも伊豆諸島の植生に類似しているなど、生態系の内容も興味深いものがある。 上記のような極めて貴重な自然環境を持つ南硫黄島は、1972年に島全体が天然記念物に指定され、1975年には自然環境保全法に基づく原生自然保全地域に指定され、1983年には原生自然保全地域内の立入制限地区とされて、自然環境保護のため原則として人の立ち入りが禁止されることになった。なお現在原生自然保全地域内の立入制限地区に指定されているのは南硫黄島のみである。
※この「南硫黄島」の解説は、「小笠原諸島の自然」の解説の一部です。
「南硫黄島」を含む「小笠原諸島の自然」の記事については、「小笠原諸島の自然」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 南硫黄島のページへのリンク