南硫黄島とは? わかりやすく解説

みなみ‐いおうとう〔‐いわうタウ〕【南硫黄島】


南硫黄島

読み方:ミナミイオウジマ(minamiioujima), ミナミイオウトウ(minamiioutou)

小笠原諸島一部硫黄列島属す太平洋無人島

所在 東京都小笠原支庁小笠原村

位置・形状 東京から1、300km、硫黄列島最南端。海食崖囲まれピラミッド形火山島

島嶼名辞典では1991年10月時点の情報を掲載しています。

南硫黄島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 02:48 UTC 版)

南硫黄島(みなみいおうとう)は、小笠原諸島火山列島の一部をなし、東京都小笠原村に属する無人火山島火山列島(硫黄列島)の最南端にあり、東京都区部の南約1,300km、硫黄島の南約60km、グアム島の北約1,320kmに位置する。面積3.54km2、周囲約7.5km


注釈

  1. ^ 日本国内では、南硫黄島の最高点より南に、それより高い地点はない。
  2. ^ 各島の座標は25000分の1地形図上での島嶼の位置に合わせた。

出典

  1. ^ a b c d e 清水浩史『秘島図鑑』河出書房新社、2015年、pp.018-021頁。ISBN 978-4-309-27615-1 
  2. ^ 環境庁 1983, p. 14.
  3. ^ 明治24年勅令第190号(島嶼所属名称、明治24年9月10日付官報所収)
  4. ^ 環境庁 1983, p. 15.
  5. ^ 南硫黄島で座礁、12人救助 広島のクルーザー(archive.today、2013年6月25日) - http://www.47news.jp/CN/200406/CN2004061501000723.html[リンク切れ]
  6. ^ 東京都「世界自然遺産の小笠原諸島南硫黄島(みなみいおうとう)で10年ぶりの自然環境調査の結果について」2017年2017年9月16日閲覧
  7. ^ NHKドキュメンタリー - NHKスペシャル 秘島探検 東京ロストワールド 第1集「南硫黄島」
  8. ^ 小林哲夫、アグルチネートの成因 日本地質学会学術大会講演要旨 第105年学術大会(98松本) p. 312-, doi:10.14863/geosocabst.1998.0_312
  9. ^ 福山 博 (1983). “火山列島, 南硫黄火山の地質”. 地学雑誌 92: 55-67. doi:10.5026/jgeography.92.55. https://doi.org/10.5026/jgeography.92.55 2018年9月15日閲覧。. 
  10. ^ 中野 俊 (2009年). “南硫黄島”. 2018年9月15日閲覧。
  11. ^ 海上保安庁 海洋情報部研究報告 「研究ノート」第47号 平成23年3月18日 “伊豆-小笠原弧,福徳岡ノ場火山における2010年噴火後の火山地形”
  12. ^ 千葉聡、南硫黄島の陸産貝類相(<特集>南硫黄2007) 首都大学東京小笠原研究委員会 小笠原研究 2008年 33号 p.145-154, hdl:10748/2304
  13. ^ アカアシカツオドリの集団繁殖を初確認 南硫黄島 - 日本経済新聞 2017/9/13
  14. ^ a b c d e f 領海の外縁を根拠付ける離島の地図及び海図に記載する名称の決定について”. 首相官邸政策会議 - 総合海洋政策本部 (2011年12月1日). 2017年11月20日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g h i j k 名称不明離島の名称決定・地図等への記載について - 総合海洋政策本部



南硫黄島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 09:19 UTC 版)

小笠原諸島の自然」の記事における「南硫黄島」の解説

詳細は「南硫黄島原生自然環境保全地域」を参照 南硫黄島は他の小笠原諸島島々異なりこれまで人間によって受けた自然環境影響極めて小さいという特徴持っている。これは面積3.67平方キロメートル小島標高916メートルの山が聳え島内平均斜度45度という極めて急峻な地形であり、開墾を行うことが極めて困難な地形である上に、島は海食崖囲まれ入江砂浜、そしてサンゴ礁発達見られ上陸すること自体が困難であるためである。このため漂流民を除き有史以来南硫黄島に定住した人は皆無であり、現在、他の小笠原諸島島々自然環境おびやかす存在となっているネズミ類が見られず、外来種である植物昆虫侵入散発的かつ小規模なものにとどまっており、原始のままの自然が残されている極めて貴重な島である。南硫黄島には現在世界で唯一確認されているクロウミツバメ繁殖地があり、また他の島々生息数の減少見られるオガサワラオオコウモリアカガシラカラスバトなどが見られるなど、希少動植物生息地としても貴重な場所である。 また標高916メートルという小笠原諸島最高峰を持つ南硫黄島は北硫黄島とともに典型的な雲霧林形成見られ雲霧林には多く希少植物生育しており、またこの雲霧林見られる温帯性ガクアジサイヒサカキなどの植生は、小笠原諸島よりも伊豆諸島植生類似しているなど、生態系内容興味深いものがある。 上記のような極めて貴重な自然環境を持つ南硫黄島は、1972年に島全体天然記念物指定され1975年には自然環境保全法に基づく原生自然保全地域指定され1983年には原生自然保全地域内の立入制限地区とされて、自然環境保護のため原則として人の立ち入り禁止されることになった。なお現在原生自然保全地域内の立入制限地区指定されているのは南硫黄島のみである。

※この「南硫黄島」の解説は、「小笠原諸島の自然」の解説の一部です。
「南硫黄島」を含む「小笠原諸島の自然」の記事については、「小笠原諸島の自然」の概要を参照ください。

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