労働者問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/21 14:33 UTC 版)
万安は2016年のチャイナエアライン従業員によるストライキ(zh:2016年華航空服員罷工事件)では現場で従業員支持を表明していた一方で、企業寄りの修正法案を王恵美(中国語版)と連名で提出していたことを指摘されると、事実を認め、提出の姿勢を撤回した。ネットではそうした矛盾を表す四字熟語の造語「万安演惜」が提起された。本人は母がかつて勤めていた職場だったことから単純に同社労組を支持したかったと釈明している。 2017年11月23日、万安は一例一休(中国語版)を盛り込む労働基準法(中国語版)改正の修正案について立法院での初審審議時に「立法委員の発言時間を制限してはならない」と通過を急ぐ民進党側を牽制し、この提案は採択された。休日出勤手当についての審議では2時間にわたる「冗長発言」で審議時間の延長に成功した。万安は基本的にこの一例一休には抜け穴があるとして反対の立場を崩していなかった。 12月4日、民主進歩党の邱志偉(中国語版)[要リンク修正]や蘇震清(中国語版)らは質疑時間を6分に制限しようとしたが、万安が壇上で10分以上発言を続け時代力量の徐永明が不満を表明し、民進党の委員は万安を壇上から退けようとした。結局同日の採決で多数派の民進党による賛成多数で同法案は通過している。
※この「労働者問題」の解説は、「蒋万安」の解説の一部です。
「労働者問題」を含む「蒋万安」の記事については、「蒋万安」の概要を参照ください。
労働者問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 06:10 UTC 版)
「ファニー・ブロック・ワークマン」の記事における「労働者問題」の解説
1898年夏、ワークマン夫妻は暑さを避けて、ヒマラヤ西部とカラコルムを探検することにした。カンチェンジュンガの付近を探検し、続いてシッキム州を旅し、最後は東のブータンとの国境になっている山地を探検するつもりだった。役所の手続き上の難しさや天候の問題もあり、その計画通りには進まなかった。最も重大な問題は労働者に関するものだった。夫妻は45人のポーターを雇い、基本的な山岳行のための装備をさせ、食料を購入したが、裕福なアメリカ人に関する報せが村の中で出回った途端に費用が急高騰した。出発できたのはやっと10月3日になってからであり、その時には冷たい気象が近づいていた。ワークマン夫妻はその著作の中で、彼らが雇ったポーターについて苦情を記していた。それらポーターは共に働くのが難しく、1日に5マイル (8 km) 以上進むのを拒んだ。旅に出て3日経ったときに積雪に出逢い、ポーターたちが反乱を起こした。そのような寒い状態では働くのを拒んだので、全隊がダージリンまで引き返すことを強いられた。 ワークマン夫妻は常に労働者の問題に悩まされ続け、数か月にわたる遠征に必要な量の物資を運べなかったために、道具を運ぶ地元ポーターを必要としていた。装備としてママリー・テント、羽毛の寝袋、カメラ一式、科学装置があり、それに大量の食料があった。ポーターたちは遠征の全体に懐疑的だった。地元の者はめったに山に登らず、また女性から命令を受ける習慣もなく、ファニーの立場を難しくしていた。ワークマン夫妻はこれらの問題を、へりくだることと高飛車に出ることで解決しようとした。ケネス・メイソンは1955年に著したヒマラヤ登山の歴史の中で、「ワークマン夫妻は、その旅の間に、彼等自身の欠陥の犠牲になっていた。彼らはあまりに我慢が足りず、ポーターたちの精神状態を理解しようとすることはめったになかったので、彼らから最良のものを得ようとしていなかった。」と記していた。労働者の問題は二人の遠征の全てで付いて回った。ルリー・ミラーが指摘するように、「ヴィクトリア期の旅人の中でもほとんど唯一ワークマン夫妻は、地元の人々について絶対的に同情心がなく、常識的な理解すらもなかったので、それら民の貧しさや遠隔の村にあっては、サービスや物資を要求する追随者の並びに爆発しそうになっていた」としている。ミラーはワークマンに関する章で、アメリカ人であるこの夫婦が、イギリス人探検家が持っていたようなカーストすなわち階級に関して同じ感覚を持っていなかったと言っている。「ワークマン夫妻は、彼らの国の者の大半と同様、その遠征に頭から突っ込み、その莫大なエネルギーで全ての障害に打ち勝てるものだと期待していた。彼らはインド人に対するその無情で不適な態度についてイギリス人から批判されても当然である」と記していた。
※この「労働者問題」の解説は、「ファニー・ブロック・ワークマン」の解説の一部です。
「労働者問題」を含む「ファニー・ブロック・ワークマン」の記事については、「ファニー・ブロック・ワークマン」の概要を参照ください。
- 労働者問題のページへのリンク