副腎皮質
副腎皮質
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副腎皮質
副腎皮質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 21:08 UTC 版)
副腎の外周部で、ヒトでは副腎の75パーセント以上を占める。副腎皮質には、中胚葉由来の細胞が索状、または塊状に配列しており、それらの細胞が、副腎皮質ホルモンを分泌している。外側から、球状層(球状帯)、束状層(束状帯)、網状層(網状帯)の3層に分かれており、それぞれ違った組織でできている。これらのうち、特に束状層が厚く、この部分だけで副腎皮質の8割弱を占めている。細胞の間には毛細血管が発達しており、分泌されたホルモンが全身へと運ばれるのを助ける。 なお、3層は、明確な境界をなさず、だんだんと移行するように見えるが、機能的には、それぞれ分泌する副腎皮質ホルモンの種類が異なると考えられている。しかしそれぞれの層にある細胞を分離して生体外におくと、全て同じ物質を産生するようになる。このため生体内では、球状層の細胞が産生するステロイドあるいは代謝副産物が、血流を通じて下流にある束状層の細胞の何らかの酵素活性を抑えてアルドステロンの産生を不可能にしており、同様に束状層の細胞が産生するステロイドや過酸化物が網状帯でのコルチゾールの産生や分泌を抑制しているのだろうと示唆される。 また、最外縁の球状層で新たな細胞分裂が起こり、古い細胞は順に内側の層へと押しやられながら、その性質が変化していく、とする説が存在する。 なお、副腎皮質ホルモンの分泌が何らかの理由で急激に減少するのが「副腎クリーゼ」と呼ばれる病態である。副腎クリーゼは、処置が遅れると命に関わる。
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「副腎皮質」の例文・使い方・用例・文例
- 副腎皮質に刺激となるか、作用するさま
- 副腎皮質の、または、副腎皮質に由来する
- 副腎皮質を刺激する脳下垂体前葉によって作り出されるホルモン
- ストレスのために副腎皮質によって分泌されたカテコールアミン(商標名アドレナリン)
- 副腎皮質機能の低下による腺疾患。貧血と肌の色素沈着が特徴
- 副腎皮質によって排出される
- 副腎皮質によって作り出される、または合成されたステロイドホルモン
- 副腎皮質ステロイドは、多くの異なった状態を治療するために使用される
- ナトリウムおよびカリウムの新陳代謝に影響を与える副腎皮質のステロイドの1つであるホルモン
- 副腎皮質によって作られるステロイドホルモン
- 副腎皮質によって排出されるコルチコステロイドホルモン
- 炭水化物とタンパク質代謝において活動的な副腎皮質ホルモン(商号 ハイドロコルトーネまたはコウテフ)
- 副腎皮質によって通常生産される副腎皮質ステロイドホルモン(商標名コルトンアセテート)
- 副腎皮質ステロイド薬(商標名デカドロン、デキサメタゾン、インテンソール、デキソン、ヘキサドロール、または、オラデキソン)で、アレルギーまたは炎症を治療するのに用いられる
- 抗炎症剤として使われる合成副腎皮質ステロイド(商品名Aristocort、Aristopak、Kenalog)
- 動物の器官としての副腎皮質
- 副腎皮質刺激ホルモンという内分泌ホルモン
- 副腎皮質ホルモンという内分泌ホルモン
- コルチコトロピンという副腎皮質ホルモン
- アジソン病という,副腎皮質の機能低下による病気
副腎皮質と同じ種類の言葉
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