八年組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 02:52 UTC 版)
西条大鉄(さいじょう だいてつ) 「地蔵堂学園」留年8回生。後述の2人とともに「八年組」と呼ばれており、同校応援団長。小学校までは大阪在住だった事から、「お前」が「おどれ」になったり、台詞の語尾に「〜じゃい」が付いたりするなど、河内弁と思しき方言を話す。小学生レベルの漢字も読めないなど学力は低いが、どうやって進学校である地蔵堂に入学できたのかは不明。 戦闘時には相手が武器を使用していても基本的には素手で立ち向かい、勇敢にこれを倒していく。電柱をへし折ったり、コンテナを投げ飛ばしたりするほどの怪力の持ち主であり、打たれ強さも超人的。 関西学士連合、秋桜会との戦いの後に伊集院一族に拾われ同盟を組むように提案されるが、これを拒否したために男泣島の矯正院に投獄されてしまう。そこで又三郎の心意気を見届けてその遺志を継ぎ闇の帝王を撃破、鬼頭・長倉らと合流し一路大阪を目指す。熊本では鉄騎兵団を蹴散らし、大阪城では烈火竜との一騎討ちを退け、敬三を護るために天守閣に乗り込んだ。悪童三人衆、クジラを撃破するが加倉井の死に動揺して天守閣から降り、総攻撃を受けて捕らえられる。大阪城地下牢で処刑されそうになるが十字架から抜け出し、大阪城を支える大黒柱を破壊して大阪城を倒壊させた。 物語の後半には巨大化する敵キャラクターたちに対して建物を粉砕し人体を貫通するパンチを打つ、車を投げつける、鎖を握り潰して粉にする、舗装のコンクリートを引きはがして地盤をひっくり返すなど超人的な戦闘力を見せるようになるが、伊集院一族との最終決戦終了直後、猪狩玄播が自爆目的で持参した火のついた大量のダイナマイトの上に仲間を庇うべく伏せ、避難を促す忠告も意に介さずそのままダイナマイトは爆発。爆発後、彼のガクランだけが現場に残っていた。 山崎平九郎(やまざき へいくろう) 「八年組」の1人。剣術に優れている。また一流大学からも推薦の話が来るほどの秀才であるが、なぜか中間・期末テストは常に白紙提出を続けている。3人の中では最も色男であり、「硬派」を全面に押し出した同作品の中で、唯一複数の女性との経験を持っているが、普段はストイックな一面を見せている。 秋桜会との戦いの後に重傷を負って記憶を失い、京都の芸者・小春のもとで匿われていたが、伊集院一族に仕える影の軍団の襲撃を受ける。これを退けるも、二度目の戦いの際に軍団長・観柳斎を破り、彼の言い残した言葉通り大阪城へと向かった。大阪城では伊集院一族と激戦を繰り広げられるが、総攻撃の果てに八年組の仲間たちと共に地下牢に幽閉され、処刑されそうになる。しかし大阪城倒壊に際し脱出し、生還した。 横浜に帰還した後に小春と再会し、婚約する。伊集院一族との戦闘の末に烈火竜を撃破するも、同一族のリーダーである伊集院学の放ったボーガンで心臓を貫かれて死亡。八年組のために用意された地蔵堂学園の卒業式場では、「祝 八年組卒業式 山崎平九郎・柴門小春結婚式」の垂れ幕が上がっていた。 原田力(はらだ りき) 「八年組」の1人で、同校の番長。糸目であり、首にぶら下げている大きな数珠がトレードマーク。身長は175cm、体重80kg。 強敵にすぐやられる、いわゆる「噛ませ犬」的な描写が多く、3人の中では最も弱いと言われているが、それでも二の腕でビール瓶を挟んでへし折るほどのパワーを持ち、後に八年組に加勢するメンバーたちを陰で引っ張るなど、ムードメーカー的な存在。女好きだがストライクゾーンはかなり広く、お調子者。学力は大鉄と同レベル。口癖は「バータレ(ばかたれ)」。 秋桜会壊滅時に重傷を負うが卍に助け出され、京都の寺院で療養する。途中で影の軍団の襲撃を撃退し、平九郎の所へと向かうが、彼が記憶喪失になっていたことにショックを受けてしまう。卍と二人で途方に暮れていた所に鬼頭・永倉が手渡した光国の書状を見て大阪城会談の存在を知り、二人を鹿児島の大鉄の下に向かわせ、自分たちは大阪城に殴り込む事を決意。途中で学士連合の残党とも合流し、大阪城で光国の死を看取ってから伊集院一族に戦いを挑んだ。勿論敵うわけもなく、大阪城で伊集院家の圧倒的兵力により捕らえられ、卍と共に処刑台に立たされてしまうが、平九郎や大鉄たちに助け出される。 最終回には八年組唯一の生還者として子連れで登場し、街中で悪事を働く地蔵堂学園の番長を一撃でKOするシーンが描かれている。
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