げん‐ぷく【元服】
げんぷく 【元服】
元服
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元服(げんぶく、げんぷく)とは、奈良時代以降の日本で成人を示すものとして行われた儀式。通過儀礼の一つである。
- ^ 平凡社編『新版 日本史モノ事典』平凡社、2017年6月21日、158頁。ISBN 9784582124293。
- ^ 浜口誠至『在京大名細川京兆家の政治史的研究』(思文閣出版、2014年) ISBN 978-4-7842-1732-8 P96-97
- ^ 豊臣秀頼のように、元服前に叙爵・昇殿等を行う場合は元服前に諱をつけることもある( 遠藤珠紀「豊臣秀吉の唐冠と子息秀頼」『國學院雑誌』第122巻、國學院大學、2021年、81頁。)
- ^ a b 森茂暁 2003, p. 1457.
- ^ 高橋照美「『大鏡』の構成 : 列伝構成における太政大臣中心主義をめぐって」『論究日本文学』第62巻、立命館大学日本文学会、1995年、20頁、doi:10.34382/00017114、ISSN 02869489、NAID 110006487664。
- ^ 長坂良宏 2009, p. 61-62.
- ^ 澤田裕子 2012, p. 18-21.
- ^ 澤田裕子 2012, p. 23-24.
- ^ 澤田裕子 2012, p. 24-25.
- ^ 古谷紋子 1998, p. 101-102.
- ^ 森茂暁 2003, p. 1460-1464.
- ^ 森茂暁 2003, p. 1468.
- ^ 堀新 1998, p. 181-182.
- ^ 吉田昌彦 2016, p. 21.
- ^ 吉田昌彦 2016, p. 23.
- ^ 男子の烏帽子親に相当する。なお、「鉄漿」は「おはぐろ」とも読み、お歯黒の別名でもある。歯を染めるために使った鉄の溶液、またはそれを付ける行為を指す。
- ^ 近江八幡市 湖国に春を呼ぶ~火祭り行事左義長 - 一般財団法人地域創造「地域文化資産ポータル」
- ^ 御岳登山鉄道 武蔵御嶽神社の元服式、参加募る『毎日新聞』朝刊2018年2月11日(東京面)
元服
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天文5年(1536年)3月、太郎は元服して、室町幕府の第12代将軍・足利義晴から「晴」の偏諱を賜り、名を晴信と改める。官位は従五位下・大膳大夫に叙位・任官される。元服後に継室として左大臣・三条公頼の娘である三条夫人を迎えている。この年には駿河で今川氏輝が死去し、花倉の乱を経て今川義元が家督を継いで武田氏と和睦しており、この婚姻は京都の公家と緊密な今川氏の斡旋であったとされている。『甲陽軍鑑』では輿入れの記事も見られ、晴信の元服と官位も今川氏の斡旋があり、勅使は三条公頼としているが、家督相続後の義元と信虎の同盟関係が不明瞭である時期的問題から疑視もされている(柴辻俊六による)。
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「元服」の例文・使い方・用例・文例
- 元服以前の名
- 男が元服した時につける名
- 元服と結婚
- 昔,元服して冠をつけた年若い男子
- 元服する
- 元服していない小姓
- まだ結髪していない,元服以前の少年の姿
- 元服以前で,まだ結髪していない子供
- 昔,上流階級の男子が元服後に用いた実名
- 武家の元服
- 公卿などの娘が16歳未満で元服したとき,こめかみの下に棒のように黒くつくった眉
- 女性や元服前の男児が額の上に束ねた髪
- 元服前の男児
- 元服前の男子が前髪を立てていること
- 前髪を立てている元服前の男子
- 江戸時代において,元服前の男子
- 元服に際して新たに付ける実名
- 元服に際して新たに付ける実名に使う漢字
- 若衆髪という,元服前の男の人のした髪型
- 掻き板という,元服の時に髪先をのせる板
元服と同じ種類の言葉
品詞の分類
名詞およびサ変動詞(育成) | 玉成 練修 元服 練熟 手練 |
名詞およびサ変動詞(冠婚葬祭) | 元服 髪上げ 御髪上げ 即位 戴冠 |
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