七人の同盟者
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「黒雪姫〜スノウ・ブラック〜」の記事における「七人の同盟者」の解説
各母国を奪還すべく、ルヴィアンへの反撃の機会を伺って“迷いの森”に潜む、反乱軍の集まり。 ファーレン=ハイト(Fahren Heit) 声 - 櫻井孝宏 七人の同盟者のリーダー。トレゾア西の森と山を超えた先に位置する元緑の国―プラチナム王家唯1人の生き残りである第1王子。 森の西の家のトップで切れ者であり、カリスマ性と気品を備えた穏やかな笑みの美青年。加えて金髪碧眼という理想的な王子様の外見とは裏腹に、目的の為には手段を問わず、最善・最短な効率重視の作戦を周到に巡らせる策士タイプ。それにより腹黒とも揶揄されるが根は生真面目で高潔な努力家で、トレゾアのクーデターの晩に行われていた夜会で二言三言話しただけの主人公が初恋の相手、という一途さも持つ。近隣国の王家同士、アパラシオンの王子―デューンとは幼い頃からの付き合いだが性格が正反対で、特に軽薄さが目に付くらしくよく無責任だと非難している。しかし何かとぶつかりはするものの、羨望やライバルとして認めているからこその遠慮のない部分もあり、身分が同格なのも手伝って、ある意味一番素で対している相手でもある。両親と妹姫を目の前でルヴィアンに殺され、城は落城。プラチナム全土に火を放たれて壊滅状態にされてしまった事から、ルヴィアンへの恨みは深い。それにより周囲の人間が居なくなる事に臆病で、猜疑心が強い。菓子作りが好きだった母の思い出からアップルパイが大好物で、料理上手なデューンの側近―オムニアをお抱えパティシエにと狙っている。 母国を無事取り戻したマジックでは、新国王として国を復興。その辣腕を揮い、見事にプラチナム城も修復している。 ルピノ=ロシャス(Lupino Rochas) 声 - 鳥海浩輔 ファーレンを慕う、元プラチナム第1騎士団の副団長。七人の同盟者のメンバー。 短髪・童顔で身長が低い少年然とした容姿で、主人公を始めとした同盟のメンバーには何かと『可愛い』と言われがちだが、剣の腕はピカ一の20代。プラチナム陥落の際、たった1人の家族であった姉と、上司ではあったが兄のように慕っていた騎士団長を亡くしている。平民出身の自分を騎士に取り立てたファーレンに大恩を感じており、落城時に命懸けで逃して以来、共にプラチナムを復興したいと強く願っている。その為の剣の腕を上げながら、鉄壁を謳われたプラチナム騎士団を再興しようと、時折荒廃したプラチナムに出向いては散り散りになったメンバーを懸命に集めている。好物は焼き林檎。 マジックでは国を立て直したファーレンの元、プラチナム騎士団の団長に就任している。 ロレイユ=アダレード(Loreille Adelaide) 声 - 大川透 ファーレンの側近で、七人の同盟者のメンバー。元貴族で、海洋貿易で成功を収めた財産家。 かつて暴漢から命を助けられて以来、ファーレンが絶対で至上であり、盲目的に敬愛している。長い黒髪を後ろで1つに三つ編みで纏めており、何事も細かくキッチリで、その言動は神経質な小姑そのもの。効率第一で、料理すら必要な栄養素をバランス良く摂る事重視なので、西の家の食事を豆のスープばかりにしていた。西の家やプラチナム軍の財源は主にロレイユが捻出・運用している事から、ファーレンに忠実ではあるが、かなりの発言権を持っている。 ブラックでは突然現れた主人公に不信感を抱き、ルヴィアンからのスパイかとも疑って、同盟内でも1、2を争う辛辣さで対していた。が、国を取り戻した後は、知識がないながらも必死に国民第一で女王として公務に勤しむ主人公を、相変わらず容赦ない言葉を掛けながらも認めている。再興されたプラチナムでは貴族として復帰し、要職に就いてその腕を奮っている。 デューン=バクスター(Dune Baxter) 声 - 杉山紀彰 トレゾア東の夕景の景勝地として名高い国―アパラシオンの第2王子。七人の同盟者のメンバー。 しなやかな体つきに反した騎士にも劣らぬ剣技、機転の良さと大胆さを併せ持つ青年。常に軟派でいい加減な言動は余裕綽々だが、愛嬌と華のある美形で、女性を見れば口説きに掛かる女ったらし。主人公は勿論、女性には毎度漏れなく歯の浮くような美辞麗句で迫るものの、特定の相手は作っていない模様。なんでもゲーム扱いな自信家発言が目立つが、実際は第2王子としては要領の良過ぎる自分に擦り寄って来る周囲に辟易しているポーズに隠した、理解されない事への諦めや、アパラシオンを奪われた事で初めて実感した失う事への恐怖、といった臆病さを抱えている。口癖は『~だけれども。』 マジックでは、ルヴィアンの侵攻時に兄の皇太子を含むアパラシオン王族が全員殺害された為、新国王として即位。立派に国を治めつつも同盟者時代のやんちゃさや女好きも健在で、時折無茶を言い出してはオムニアをハラハラさせている。 オムニア=キャンベル(Omnia Campbell) 声 - 伊藤健太郎 デューンの教育係で側近。銃の名手でもある七人の同盟者のメンバー。 いつも柔和な笑みを絶やさない、おっとりとした優男風の青年。菓子作りも料理も本職並みの腕前で、アパラシオン軍を纏めるデューンの片腕を務める傍ら東の家の家事全般も担当している。城仕えの頃から世話していた孤児院の子供達の事をいつも気に掛け、ルヴィアンによるアパラシオン占領戦で行方不明になった1人の少女をずっと探している。15歳で出会った、当時8歳のデューンに感銘を受け、側近として堅い忠誠を誓っている。教育係を任される程に優秀で出自も良い名門貴族だが、貴族達の高慢な思考や醜い勢力争いに絶望しており、自身の『貴族らしさ』を嫌悪している。しかし皮肉にも一番身分に縛られ、主人公との恋では二の足を踏む事になる。 マジックではアパラシオン国王となったデューンの、有能な側近でありお目付け役。 シャマード=リッチ(Chamade Ricci) 声 - 檜山修之 プラチナムの平民で構成された反乱軍のリーダー。七人の同盟者のメンバーだが、元はプラチナムの鍛冶職人。 鍛冶職人として修めている剣技を利用し、プラチナム市民でルヴィアンへの復讐心から反乱に加わろうとする者を組織・訓練している人物。いつも自らを老人扱いする発言をするだけあって、七人の同盟者中では最年長で、ファーレンとはまた違うが強い発言権を持つ。がさつでざっくばらんな性格だが、シャマードの反乱軍に多い若者達の将来を案じる優しさを持つ。プラチナムの陥落で妻子を亡くしている為、人の生死や打倒・ルヴィアンに拘る。面倒臭がりで家事はからっきしなので、シャマード指揮下の反乱軍の集会所にもなっている彼の家の荒れようは凄まじく、とても人の住処には見えない程。短髪で左頬に傷を持つ。 マジックでは、再興されたプラチナムで鍛冶職人として復帰。タレンシカ侵攻の報により軍議には馳せ参じているが、反乱軍自体は解散している(一部希望者は、ルピノの指揮下でプラチナム騎士団に入っている)ので、3国の武器の開発や調達・運搬などの後方支援、主人公の相談・励まし役などを担当している。 ジャンヌ=ブッシュ(Jeanne Bush) 声 - 石田嘉代 “魔女”の通り名を持つ腕利きの暗殺者で、七人の同盟者のメンバー。 主人公を一目見るなり気に入り、何かと手を差し伸べてくれる年上の女友達。露出度の高い格好が多いが機能性重視なだけらしく、男には厳しい。物騒な発言は多いが、いつも明るく朗らか。ストレートの長髪を頭頂部でポニーテールにしており、常に大量の武器を持ち歩いているが、何処にどう収納しているのかは謎。メインの獲物は拳銃。ファルコとは彼のフリーランス時代に丁々発止の遣り取りを繰り広げ、互いの客を奪い合った恨みが尽きないらしく、一度行き合えば戦闘状態になってしまい、周囲の物を破壊しまくった前科もある。ルヴィアン制圧前のプラチナム王家でお抱え暗殺者だったらしく、また国お抱えになるのを願っている。 プラチナムの再興により無事お抱え暗殺者に返り咲くが、タレンシカ戦までは暗殺者というよりも諜報活動がメインであった模様。
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