ボトルシップ関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 15:11 UTC 版)
「メトロイド アザーエム」の記事における「ボトルシップ関係者」の解説
メリッサ・バーグマン (Melissa Bergman) / 人工知能MB(エムビー) 声優:伊藤静 / Sarah Naid ボトルシップにてサムスが初めて生存者として出会った女性研究員。最初は自分が「マデリーン・バーグマン」だと名乗っていた。 その正体は、スペースパイレーツを模した特殊部隊およびクローンメトロイドをテレパシーによって支配・制御するべく生み出された、マザーブレインのコピーとして作られた人工知能、通称・MB(エムビー)を搭載したアンドロイド(厳密に言えば「ガイノイド」)。人間の姿をしているのは、メトロイドのクローン化の目処が立った際、サムスとベビーメトロイドの件と同様に、刷り込みによって生物の姿を模した姿に改造した彼女を母親だと認識させてることで、支配以上の確実な制御を行うためにとられた処置の為。実際にクローンメトロイドからは親として認知されていた。 華奢な少女の姿だが身体能力は凄まじく、大の大人を片手で振り飛ばす程の腕力と間合いを一瞬で詰める脚力を有する他、フリーズガンの銃撃が直撃しても数秒足らずで自ら解凍出来る。 「メリッサ・バーグマン」とは親代わりだったマデリーンがMBのイニシャルからつけた愛称で、身に着けた髪飾りも彼女から送られたもの。人間を憎悪した後もマデリーンには愛憎入り混じった感情を抱いている様子が見受けられ、最後まで彼女を殺すことができなかった。 終盤、サムスに保護されたマデリーンと会し、デリーターから奪ったフリーズガンを向ける。しかし彼女の謝罪と説得により敵意を鎮めたその時、連邦軍司令官率いる兵士達がマデリーンを抹殺すべく奇襲をしかけたため、彼女を守り(その際彼女の足元へフリーズガンを意図的に滑りこませる)、多数のデスバルク星人を起動させ、サムス諸共迎撃。しかし止めようとするマデリーンにフリーズガンを撃たれた直後に、連邦軍の増援部隊による一斉射撃を受け、死亡。 かつてベビーメトロイドが身を挺してサムスを救ったように、メリッサもまた子が母を庇う形で命を落とす。 事件の黒幕ではあるが、人間の負の面で“心”を歪められてしまった存在であり、サムス個人としては境遇に同情していた。 マデリーン・バーグマン (Madeleine Bergman) 声優:日野未歩 / Linda K.Morris ボトルシップの責任者にて研究者主任である女性研究員。赤毛で40代ほどの人物。ボトルシップから救難信号を送った張本人であり、同時にコロニーに機能不全を起こさせたのも彼女によるメリッサの暴走を抑えるための処置のためだった。 研究の傍ら、アンドロイドとなったMBの世話役も務めており、彼女に「メリッサ・バーグマン」の愛称を与えた人物でもある。メリッサからは母親同然の存在として認識されており、彼女に裏切られた(マデリーン個人は改修されることとなったメリッサを助けたかったのだが、組織全体での決定だったため介入できなかった)と判断したことがメリッサに人間を憎悪を抱かせる最大の切っ掛けとなった。 自分と同じバーグマン姓をに与えたように、マデリーンはメリッサを自分の娘として見ており、彼女が射殺(破壊)された際は泣き崩れ「メリッサは狂ってなどおらず、狂っていたのは彼女のことを認めなかった自分だった」と、ボトルシップ反乱の責任は自分にあったと結論している。 リドリー (Ridley) 声優:なし 怪鳥や翼竜の様な姿をしたスペースパイレーツの最高司令官の一人で、サムスの両親の命を奪った彼女の宿敵。惑星ゼーベスにおいて完全に倒されたはずだったが、サムスのスーツに細胞が付着しており、研究者がリドリーとは知らず同じくサムスのスーツに細胞が付着していたメトロイドとともにクローン再生したことで蘇った。生前の記憶があるかは定かでないが、残虐さと狡猾さはオリジナルと何ら引けをとらない。今作では成長直後の若い個体である為か、過去のリドリーと比較して大柄で筋肉質な体格となっており、肘や膝などにはトゲ状の突起が生えている。 再生された当初はウサギとひよこを合わせたような可愛らしい幼生の姿で、研究員には「リトルバード」(英語音声では「スモールバード」)と呼ばれてペットのように飼育されていた。その姿のまま正体を隠し飼育施設で大人しく従順な生物を装っていたが、メリッサが反乱を起こす少し前に死んだふりをしておびき寄せた研究員を惨殺し脱走していた。ゲームに登場した当初はまだ幼生状態だが、ストーリー中にて様々な生物を捕食するなどして成長し、脱皮・変態を行って凶悪な姿へと変貌していく。 詳細はリンク先を参照。 クイーンメトロイド (Queen metroid) 声優:なし 銀河連邦軍によるクローンメトロイドの第一号が成長したもの(成長は研究員たちにとっても予想外だった)で、本作における事実上のラストボス。戦闘時には、結晶のような角を頭部から首にかけて生やす。サムスのパワードスーツに付着していたベビーメトロイドの細胞を元に作りだされたため、遺伝子的にはベビーと同一である。 メトロイドとの間に理想的な関係を築き、“支配”を超えたコントロールをするための刷り込みによってMBを母親と認識しており、ボトルシップ内の他のすべてのメトロイドと同じく彼女の命令に従う。また、オリジナルの生体情報を保存する目的で遺伝子操作が行われず、産み出す幼生も冷気に対する耐性は持っていない。詳細はメトロイド (架空の生物)を参照。
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