ファイヤーコンボイ部隊
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「トランスフォーマー カーロボット」の記事における「ファイヤーコンボイ部隊」の解説
正式名称は次元パトロール隊。その詳細について劇中で触れられることはなかったが、未来のサイバトロン戦士であるという設定が後に付加されている。基本的にナンバー2が存在せず、状況に応じて招集されたチームのリーダー格がファイヤーコンボイの指揮下に入る。 総司令官ファイヤーコンボイ 声 - 橋本さとし (タイトルコールも兼任) ナンバー - C-001 全長:5m 重量:8t サイバトロンの総司令官(リーダーとされることもある)。通り名は「炎神」。はしご車のキャビン部分に変形する。メイン武器は「コンボイガン」。背中のパトライトからは必殺技である赤い閃光「ファイヤーフラッシュ」を放つ。 はしご車の後半部分は前線基地トランスリベアに変形。分解したパーツの一部を武器として使用することが可能。両肩に装着される巨大合体した際、足になるミサイルランチャー「トランスマイン」、両腕には巨大合体した際、腕になる「ファイヤーナックル」などを有する。 ベクターシグマが創り出した「エネルゴンマトリクス」の所有者の一人であり、胸部に収納されている。 性格は正義感が強く誠実であるが、やや天然ボケ気味な所もあり、次回予告などではその一面を多く見せる。 口癖は「熱い心に不可能はない!」。炎の司令官スーパーファイヤーコンボイ 全長:6.5m 重量:15t パワー:250万馬力 ファイヤーコンボイとトランスリベアが「巨大合体」した姿。背中のハシゴの先端からは青い流水「ブリザードストーム」、ハシゴの部分からは4連装の破壊ロケット弾を発射する。また、巨体ながらも手足に内蔵された補助エンジンにより高い機動力を誇り、膝のホイールを高速回転させる「炎神飛び膝蹴り」など接近戦でも強力な技を放つ。 最強司令官ゴッドファイヤーコンボイ 全長:7.5m 重量:23t 第25話から登場。ファイヤーコンボイとゴッドマグナスが2つのエネルゴンマトリクスの力で「超巨大合体」した姿。初合体した際にはゴッドマグナスによって「強制合体」させられてしまったが、それ以降の合体ではファイヤーコンボイが主体的に合体するようになった。 メイン武器はゴッドマグナスと同じくブルーボルトだが、手に持っていたマグナスとは違い肩部に装着し、名称も「ゴッドバルカン」、「ゴッドレーザー」に変化した。必殺技はゴッドバルカンとゴッドレーザーを一斉発射する「ゴッドファイヤーバースト」。 最終話では「スーパーゴッドソード」を使用した。 機動隊長ゴッドマグナス 声 - 松山鷹志 ナンバー - C-023 全長:6m 重量:15t 第24話から登場。カートランスポーターに変形するトランスフォーマー。孤高の一匹狼的な性格で、ファイヤーコンボイの双子の兄弟といえる存在。どちらが兄かは当人たちも分かっていないが、他のサイバトロンはマグナスが弟だと思っている。 当初はエネルゴンマトリクスに関連する事柄でファイヤーコンボイを嫉妬しながら憎んでいたが、最初は衝突していたカーロボ3兄弟の末弟であるスピードブレイカーとの交流と自らの身体の秘密を知ったことをきっかけに和解した。 和解のキッカケを作ってくれたスピードブレイカーに対しては何かと気にかけており、助けに駆けつけて来たり、彼の頼みを素直に受け入れている(ファイヤーコンボイとの合体の際、「スピードブレイカーの頼みでやっている」との事)。スピードブレイカーからは「マグちゃん」と呼ばれている。 メイン武器の「ブルーボルト」は、「マグナバルカン」、「マグナレーザー」などに変形させて使用する。 ファイヤーコンボイと「超巨大合体」することで、ゴッドファイヤーコンボイとなる。合体シークエンスの都合上からか、ファイアーコンボイと握手することで勝手に合体させられてしまうこともあった。 最終話で戦い終えた後のサイバトロンが地球に留まる道を選ぶ中、自身とブレイブマキシマスは捕らえたデストロンガーを連行しながらセイバートロン星に帰還した。 サイバトロンシティ ブレイブマキシマス 声 - 喜山雅之 ナンバー - C-027 全長:350m 重量:10000t 第29話から登場。太古の昔に地球にやって来たサイバトロンが地球のガイアパワーを守るために建設した防御システムである。サイバトロンシティが変形し、さらにヘッドオンシステムを使うことにより超巨大トランスフォーマーとしての偉容を現す。 器としてのサイバトロンシティ、TFであるプラズマ、地球人類の3つの要素が揃わないと起動・運用出来ないように厳重なプロテクトが施してあり、サイバトロン側がサイバトロンシティとプラズマを発見するも3つ目の要素が分からず起動できずにいたがブラックコンボイが自身が再フォーマットされた際に組み込まれていたジュンコの生体データを利用する事で起動および掌握に成功した事もある。 巨大ロボット形態になると、ほとんど唸り声しか上げない(「ファイナルショット」などの必殺技名は叫ぶ)。 地球人類を守る目的として建造されたため、正義を信じる人間の子供の心(プログラムが地球人類が操縦の最終決定をすることを前提としているためでもある)を最優先とする。悪用を防ぐために憎しみ等の負の心で動かそうとすると、「アクセスエラー」と叫んで暴走する仕組みも備わっている。デビルギガトロンに内蔵していたエネルギーの総てを奪われ行動不能に陥った際には、子供たちの持つ無限の可能性をエネルギーに変換することで再起動を果たし戦線に復帰した。 玩具は『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』に登場したフォートレスマキシマスの再生産品だが色はグランドマキシマスを彷彿とさせるものなっている。当初はカーロボット関係の玩具を買って応募するキャンペーンの賞品だったが、後に懸賞版にあった付属品をほぼ削除する形で市販された。本来フォートレスマキシマスに付属するマスターソードは持ち手部分が改修された物がスーパーファイヤーコンボイ用の武器「スーパーゴッドソード」として転用されて登場している。 その後『ロボットマスターズ』に登場し、「サイバトロンベース」の名称でロボットポイントのキャンペーンでプレゼントされた。 『トランスフォーマー キスぷれTF情報局』ラジオドラマの第2部にも母艦として登場している。プラズマ 声 - 喜山雅之 全長:5m 第33話から登場。ブレイブマキシマスのコアにあたるTF。オーパーツに示された“プラズマポイント”の神殿内に封印されていた。TFとしての意識は持っているようだがサイバトロン側には起動方法が分からず、サイバトロンシティが発見されるまでほぼ放置状態だった。ブラックコンボイの命令に従って起動・変形しているため、3つの要素が揃った状態でないと起動できない模様。 ブレイブ 全長:16m 第33話から登場。プラズマがシティの一部と合体して完成する中型ロボ。ブレイブマキシマスの頭部に変形する。作中ではその変形シークエンスのみの登場である。サイバトロンたちには当初3つ目の要素であると勘違いされ行方を探されていた。 アイ 声 - 樋口智恵子 サイバトロン基地のオペレートプログラム。婦人警官に似せた、ピンク色のカラーリングのホログラムを投影し、コミュニケーションの円滑化を図っている。ホログラムなので人間が触れることはできず、すり抜けてしまう。 サイバトロンメンバーやユウキからは「アイ」「アイちゃん」、ビルドボーイ以外のビルドマスター達からは「アイ姫(ひめ)」と呼ばれている。 ファイヤーコンボイとの仲をスピードブレイカーに指摘され顔を赤くすることもあった。また第26話では早とちりでデストロンガーが知らなかった情報をうっかり喋ってしまったこともあった。 本編中では外見については言及されなかったものの、後の『バイナルテック アスタリスク』で、久留間アイという婦人警官をモデルにしていたことが明らかとなった。
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