チューナー関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:35 UTC 版)
チューナー いわゆる魔法少女と呼ばれる者達で、人々に知られることなくノイズと戦う存在。魔法「少女」と性別が限定されているのは元来魔力とは女性に色濃く宿るものであり、男性は扱うことが出来ないため(彼方は例外的にとてつもない量の魔力を保有しており、且つ魔力回復力が尋常でない)。 バックには「日本の政治経済の根幹にすら干渉している」ほど大きな組織「瀬乃」が存在している。ノイズとの戦いでかなり大きな被害が出た場合でも素早く対応し、証拠を隠滅することができる。また、この仕組みは古くから存在するらしい(詳しくは後述)。 戦闘の際には変身を行うことにより、身体能力や防御力、治癒能力を上昇させることができる。魔法少女に変身している間は、周囲に認識阻害の力が働き、ノイズの存在などもあやふやになるほか、知人に目撃されても誰であるかはわからないようになっているらしい。 なお、倒したノイズの数や強さ等に応じてチューナー達には報酬が支払われる(かなりの高額)。 依曰く、名称があまり統一されていない模様。 オリジンキー 簡単に言うと魔法を使うための道具であり武器。その形や能力は持ち主の心の底にある想いを映し出すため、人によって異なる。持ち主それぞれの「意味在る言葉」(一種の呪文)を発することにより、召喚することができる。 持ち主の心が元となっているため精神が不安定になると呼び出せなくなったりする。また、精神の変化等によって形状や性質が変わることもある。 また、オリジンキーは単なる道具ではなくチューナーたちと共に戦い、共に成長し、共に生きていくものらしく、そこにはチューナーとは別のオリジンキーの記憶があり、その記憶もまた違う領域に収められているとのこと。 オリジンキーは変身後の服装を維持するための鍵であり、また、オリジンキーによってチューナーの服装は決められている。この際、基準はオリジンキーから見た「所有者のイメージ」からくるもの。 シリーズを通して、ノイズに並ぶほどの最重要キーワードで、本当の性質については謎な部分が多い。どこから来るのか、何によって形成されているのか等、「瀬乃」すらも把握していない点があるらしい。モエルはこの秘密の一端に触れている。 モエルが行った研究において、「オリジンキーと融合してしまった人間は変身能力を得る=ノイズと人間の中間にいる存在となること」がわかっている。これにより「オリジンキー=ノイズ」という仮説が「瀬乃」によって立てられた。真偽は定かではないが、仮に真実だとすれば「魔法少女」という存在の概念が大きく揺らいでしまうらしい。 意味在る言葉 魔法少女に変身するための呪文のようなもの。持ち主の心の底にある想いで決定されるため、人によって異なる。 鑑賞 音叉から放たれる波長をオリジンキーに当て、共鳴した音を聞くことによって刻まれた記憶を読み取り、ノイズの波長を聞き取ること。これによりチューナー達の報酬が決められるとともに、その成長度なども調べられている。 連絡をすると場所が指定され、本部から“指揮者”と呼ばれる全身ローブ姿の女性が来てこの鑑賞を行う。 キーアウト オリジンキーを持つ者たちが有する“原初の想い”を外してしまったときに起こる状態。いわゆる暴走状態。 オリジンキーを自らの生み出したノイズによって奪われてしまう。 創造領域 世界を創り出す究極の魔法。術者がその世界の主となり、主が望むように世界を作りかえることができる。使うには途方もない魔力と、それを形にするだけの強い想いが必要になる。現在までに発現した領域 バースオブナイト 暗闇に包まれ、すべての人々が眠りにつき悪夢を見続けることにより強力なノイズを生み出し続ける世界。 蒼の世界 多彩な種類の青色の空が広がる世界。フィアネスが苦痛を感じていたため、ノイズにとって有毒である模様。また、チューナーには多少の治癒効果をもたらしている。 (名称不明) 炎によって創られた金色のドレス。他の創造領域と異なり周囲に世界を構築せず、ただ触れたものを燃やし尽くすことのみに特化している。なお、初回発動時に彼方から口づけで魔力を補充したことに対してグレイスが「不可抗力」であると叫び、千尋がそれを創造領域の名であると誤解している。 ミュート・ワールド 白一色に広がる世界。取り込まれたノイズの動きを鈍くさせる上、有毒である。 瀬乃 魔法少女を管理・統括する機関。本部は世界中で有名な楽器メーカーの超高層ビルで、従業員は全て女性。最上階は「瀬乃」の統率者が住む空間となっている。 本部はかなりの敷地面積を持ち、内部には研究所・訓練施設・居住区などがある。一般的な従業員には知られていないがノイズを捕獲しており、それらを用いて実験などを行っている。 過去にモエルが行った研究によって、「魔法少女」の概念において致命的な点が見つかっていることを全力で秘匿しようとしたことから、何かしらを魔法少女たちに隠している節がある。 「日本の政治経済の根幹に干渉している」と作中では言われている。
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