ターミナス
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ターミナス(Terminus)は、SF小説「銀河帝国の興亡(ファウンデーション)」3部作+続編(アイザック・アシモフ著)に登場する架空の惑星名であり、その首都の都市名でもある。
銀河系の辺境にあり、広大な海に約一万の島々が点在する。もっとも大きな島がかろうじて大陸サイズであり、そこに首都ターミナスが置かれている。農業に適した惑星だが、金属資源がほとんどないので重工業には不向きである[1]。
銀河帝国の崩壊を予告した心理歴史学者ハリ・セルダンの提案により、1000年後の帝国の復活を期して知識を集積するという目的で、銀河百科事典の編纂を目的とした組織「第1ファウンデーション」がこの星に置かれた。
日本語表記
日本語によるカタカナ表記は以下のように翻訳者によって異なる。
- テルミナス
- 創元SF文庫の厚木淳による翻訳。サイドランチから発売された漫画版。
- 語源となったローマ神話の神テルミヌスのラテン語読みと英語読みとの折衷からなっている。
- ターミナス
- ハヤカワ文庫の岡部宏之による翻訳。デレビドラマ版。
- 英語の読みを元にしている。
- テルミヌス
- 野田昌宏が翻案した児童向け抄訳本『滅びゆく銀河帝国』。鍛治靖子による創元SF文庫新訳版。
参考文献
ターミナス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 00:06 UTC 版)
「交響詩篇エウレカセブン」の記事における「ターミナス」の解説
塔州連邦軍の特殊機動部隊専用に開発、先行配備されていた汎用LFO。「type R」とは、特殊機動部隊に正式採用されたモデルであることを意味している。 かつて塔州連邦軍の次期正式採用機候補としてモンスーノシリーズと競い合った。高出力・高機動だが、限られた人間にしか扱えず、正式採用の座をモンスーノに奪われた。アニメ内では、主にゲッコーステイトのLFO(ニルヴァーシュを除く)として活躍している。なお、設定上ターミナス系統の発展型であるスピアヘッドも本項にて記載する。 ターミナス type B303 デビルフィッシュ(通称 TB303-サン・マル・サン- or デビルフィッシュ) ホランドの搭乗機。ターミナスシリーズ最初期の機体。「人型機動マシン黎明期における負の遺産」と呼ばれる。 機体色はシルバーで、カメラアイは赤。3つの短い角が付いた禍々しい悪魔のような顔つきが特徴。搭乗時には専用のヘッドギアを着用する。 リミッターが存在しない初期型CFSが標準搭載され、超絶的なマニューバを繰り出す。しかし操縦には大量の薬物(神経系覚醒薬物・睡眠促進剤など)投与が必要で、強力な運動性能と引き替えに操縦者の心身を蝕む。凄腕ライダーでも手におえない代物で、開発データをジ・エンドに引き継いだ後は、開発元のトレゾア技研に封印された。 射撃戦に特化し、大きく張り出した背面のバックパックに通常のロングレンジレーザー砲2門、ホーミングレーザー8門を装備。両腕には格闘戦用のブレードを備える。他のLFOより大型のリフボードを使用し、分割して腰に装着できる。内蔵された高出力バーナーによる大気圏外の飛行も可能。 49話におけるデューイとの最終決戦の際、銀河号に特攻、共に大破する。 ターミナス type R505〈SOF機〉(通称 505-ゴー・マル・ゴ- ) 塔州連邦軍の特殊機動部隊SOFに配属されていたKLF。軍が正式採用した最初のターミナスシリーズ。 機体色はインディゴ。軍所属時代のホランドが搭乗。主力KLFの座をモンスーノに譲ったため、アニメでは回想でのみ登場する。 本来はエウレカセブンのゲーム版主役機で、PlayStation 2用ソフト『TR:1 NEW WAVE』では主人公サムナ・スタージョンが色違いの同機種を愛用している。同ゲーム中ではSOF時代のホランドも当機を駆る。その続編『NEW VISION』でもサムナは同機を最新機器によりカスタマイズしたターミナス type R505改に搭乗する。 漫画版ではゲッコーステイトと戦闘を繰り広げる。 ターミナス type R606(通称 606-ロク・マル・ロク- ) ゲッコーステイト、マシュー機。前衛担当。元は塔州連邦軍が、2番目に正式採用したターミナスシリーズ。 機体色は橙。月光号艦載機ではニルヴァーシュと並ぶ複座機(人為的に作製)で、戦闘使用以外にも幅広く使用されている。頭部パーツがなく、コックピットが頭部の位置に配されている。他のターミナスに比べ装甲がやや薄いが、軽量化によって稼働時間と機動力を向上させることでカバーしている。 武装は2本のブーメランナイフと、腕部装着式レーザーライフル。 ターミナス type R808(通称 808-ハチ・マル・ハチ- ) ゲッコーステイト、ヒルダ機。後衛としての支援担当機。元は塔州連邦軍が3番目に正式採用したターミナスシリーズ。 機体色は水色。背部ユニットに二連装ロングレンジレーザー砲(遠距離攻撃用)を装備し、type R中で最大の火力を持つ。その分電力の消費も激しく、稼働時間がやや短い(作中でもゲッコーステイトの所有LFOで出撃回数が最少)。 武装は2枚のフリスビーカッターと、背部ユニット左に二連装ロングレンジレーザー砲1門を装備。 ターミナス type R909(通称 909-キュウ・マル・キュウ- ) ゲッコーステイト、ホランド機。遠近両対応のできる汎用機。元は塔州連邦軍が4番目に正式採用したターミナスシリーズ。ターミナスシリーズの最終機。 機体色は赤紫。背部ユニットに搭載されているロングレンジレーザー砲の連装数を減らし、簡略化することでtype R808の欠点であった稼働時間の短さを改善した。ゲッコーステイトの所有LFOで唯一CFSを搭載している。 高性能だが、乗りこなすのに優れた操縦技術が必要とされているターミナスシリーズの中でも特にピーキーな機体。本来は前衛担当機として購入したが、前衛のマシューが敬遠したため、実質ホランド機と化している。 武装は2本のブーメランナイフと背部ユニット左にロングレンジレーザー砲1門を装備。 42話でジ・エンドに破壊された。その特徴的な頭部から、アネモネに「ブサイクさん」と言われた。 スピアヘッド SH-101 ビームス夫妻の所有機(軍から退職金代わりに譲り受けた)。青がチャールズ、赤がレイの機体。元は塔州連邦軍SOF専用に開発されたターミナスの発展試作機。 操縦系統はターミナス系の設計を受け継いでいる。スカート部分とアーム部分に組み込まれた特殊な飛行モジュール「サーカス・マニューバ」を展開してトラパー波をとらえ、リフボードなしで飛行できる。その他、カメラアイを6つ有するなど、他機に見られない独自の開発思想が盛り込まれている。高い基本性能を誇るが、ホランドの叛乱によるSOF解体に伴い生産が中止された為、ビームス夫妻の所有する2機のみが現存している。 武装は両腕部の内蔵式ソードと背面ユニットに装備された誘導爆弾。名前の通り頭部には近接戦用の刺突武器スピアを装備。また、本体装甲上をフレキシブルにスライド移動する小口径レーザー砲4基を備える。 第28話では白鳥号からのリモートによる無人操縦で激しい戦闘を行い、月光号に多大な損傷を与えたが、両機ともホランドの乗る909のロングレンジレーザーをうけ大破した。
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ターミナス
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「ファウンデーションシリーズ」の記事における「ターミナス」の解説
銀河系の端にある惑星で、第一ファウンデーションの追放先。人類の生存に適した環境ではあるものの、他の居住惑星等から遠すぎるなどの理由で、発見後ファウンデーションの10万人が来るまで5世紀にわたって植民化されなかった。
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