イラスト部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 04:59 UTC 版)
SNS部とは協力関係であったりライバル関係であったりする部活。縦社会を意識させる役職名を避けるという理由から、部長の代わりに「編集長」という役職を置いている。活動の幅は広く、発足から5年目になり、SNS部と違って伝統があると自認している。漫研から分裂して同好会から発足したというルーツを持ち、イラストだけではなく漫画も描く。第3巻では硬軟織り交ぜて珠輝の引き抜きや、SNS部の吸収合併を申し出るものの、受け入れられずに終わる。 劇中には登場しないものの男性部員も在籍しているという言及があり、裕美音の妄想の題材にされている。 布田 裕美音(ふだ ゆみね) 声 - 前川涼子 身長 - 151cm / 誕生日 - 9月14日 / 星座 - おとめ座 高校1年生->2年生。珠輝の幼馴染で同級生。腐女子。ペンネームは「ふだふだ」。 活発な性格で、珠輝の面倒を見るのが大好き。同性愛やTSFなどを題材とした作品全般が好きで、現実の女友達を想像の中で男体化させてカップリングを妄想する趣味がある。百合ジャンルにはさほど詳しくないが、抵抗感もない。元々は珠輝の影響で絵を描き始めたが、物語開始時点では珠輝よりも同人活動に関する造詣が深い。ただし話作りや台詞を考えるのはとても苦手。珠輝にとっても子供の頃に創作活動を始めたきっかけとなった相手であり、物語の冒頭において珠輝がSNS部と出会って入部を決断する場にも立ち会った人物。 第3巻では珠輝との出会いを描いたエピソードが描かれている。かつては小学生になっても病弱で休みがち、近寄り難い雰囲気があり友達がいなかった。同じクラスの珠輝が先生に頼まれ自宅までプリントを届けてもらったときが初対面だった。当初は積極的に仲良くなろうとする珠輝を鬱陶しく思い、冷たい態度をとっていた。話題を探そうとして学校の友達の話をしたときは怒って部屋から追い出していた。それでもめげずに自作のゲームを持ち込んで遊んでいるうちに次第に心を開き、笑顔を見せるようになった。そのおかげで学校にも通えるようになり友達が増えた。今では珠輝のことを大切な親友として接している。 珠輝に当初冷たい態度をとっていたことや、ひどいことを言ったことに対して後悔しており、いつか謝りたいと思っている。 歌夜に対しては「胡散臭い」というネガティブな印象を抱いており、珠輝を可愛がる歌夜に対して嫉妬の表情を見せることがある。また、春に珠輝のスケッチブックの絵をSNS部に見せに行ったとき、爆笑されたことを根にもっている。 第4巻ではイラスト部の部誌の題材を求めて、一時的にSNS部へ仮入部し、企画やスピンオフ漫画の制作、作画の手伝いを担当している。その後も第9巻時点までは退部した描写はなく、SNS部とイラスト部の両方に所属したままとなっている。 飯野 水葉(いいの みなは) 声 - 今村彩夏(テレビアニメ版) / 金子彩花(きららファンタジア) 身長 - 150cm/ 誕生日 -5月9日 / 星座 - 牡牛座 通称「はーちゃん」。高校1年生->2年生。ネット上のハンドルネームは「watl」。 勝気な性格で喜怒哀楽が激しい。珠輝をライバル視しているが、言い返されたり、反発されることがある。他人をフルネームで呼び捨てにする。 過去、あやめが文芸部に在籍していた頃に「Iri§」名義で執筆した作品に人生観が変わるほどの感銘を受け、盲目的に崇拝する「Iri§先生」を追ってSNS部の活動に介入するが、Iri§があやめと同一人物であることを頑なに信じようとせず、あやめのことを馬鹿にして見下しており言うことを聞かない。第1巻で端役として初登場した際にはSNS部への入部を希望していたものの、即売会の締め切り間際の追い込みで多忙であったSNS部にぞんざいに追い返されてしまい、その時のあやめとのやり取りを根に持っている。後になって幾度かSNS部への入部を打診されているが、断っている。 旧家の出身で、家は珠輝の自宅を凌駕する広さの和風屋敷だが、家族からは水葉が学業を疎かにして部活動に入れ込んでいることを問題視されている。同学年の姉である夏には頭が上がらない。 裕美音から「はーさん」と呼ばれている。裕美音とはカップリング論争で対立関係にあり、互いに犬猿の仲である。二次創作では劇中で描かれた人間関係や原作者の世界観を重視する原作至上主義者。 槍居 智亜(やりい ちあ) 第3巻から登場。物語開始時はイラスト部の編集長(部長)で生徒会員。高校3年生->大学1年生。 生徒会での役職は第2書記だが、生徒会長のような雰囲気を漂わせており、珠輝からは幾度も「会長さん」「生徒会長」と言い間違われている。照のことを一方的に敵視する一方、イラストの心得がある珠輝や椎奈のことを気に入っており、SNS部に対して複雑な思いを抱える。文化祭前には珠輝の引き抜きを画策するが、珠輝からは生徒会の権限を使ってSNS部を潰そうとする「敵」と認定され、敵対が解けた後も苦手意識を持たれている。 美人で、生徒会員としては威厳ある態度で振る舞うが、イラスト部では眼鏡に鉢巻きという出で立ちになる。イラスト部の発足当初からの部員で、中学生の頃から活動に参加していた。第4巻では編集長の座を後輩に譲っている。卒業式では卒業生代表として答辞を務め、星の辻を卒業した。 鶴瀬 まつり(つるせ まつり) 声 - 指出毬亜(きららファンタジア) 中学3年生->高校1年生。乃々のクラスメイトで、お嬢様集団の一人だが、実際はそんなにお嬢様ではない。席が隣になった際に消しゴムを拾ってもらったときから乃々を運命の人だと思っている。ふとしたことから乃々のオタク趣味を知り、その道への興味を示していく。乃々とのある出来事をきっかけにSNS部でではないもののイラスト部でゲーム制作に関わることとなる。
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