アルディギア王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:14 UTC 版)
「ストライク・ザ・ブラッド」の記事における「アルディギア王国」の解説
ラ・フォリア・リハヴァイン 声 - 大西沙織 本作のヒロインの1人。アルディギア王国の第一王女。17歳。「フレイヤの再来」と讃えられるほどの美貌と王家由来の高い霊的資質を持つほか、本来なら大型の精霊炉が必要となる疑似聖剣“ヴェルンド・システム”を単独で発動させるなど、並の攻魔師をしのぐ実力も持つ。戦闘時は祖父の書斎から勝手に持ち出した銃剣付きの呪式銃“アラード”を使用する。 古城と雪菜の正体を知りながら彼らを初対面時から振り回す奔放な性格をしている。その一方で王族としての責任感を持ち合わせており、古城らを苦戦させたメイヤー姉妹やロウが相手でも構わず挑発するなど、度胸も座っている。蒼き魔女の迷宮篇では自身の霊媒能力のせいで動けないとわかると自身の護衛騎士団を使って事態の収拾を図る代わりに、賢生の一時釈放と制圧した魔女らから徴収した魔道書を引き取れるよう交渉するなど、したたかな一面も見せている。 年下の叔母である夏音のことは常に気にかけており、有事に備えて秘密裏に護衛を就かせているため、彼女の無事が確認されたときには素直に安堵している。 天使炎上篇では夏音を救うために迷わず古城を吸血に誘って自分の血を与え、事件解決後には雪菜と紗矢華と浅葱の前で古城にキスしたほか、蒼き魔女の迷宮篇では優麻の身体となった古城を見て「これでは(王国の)跡継ぎを作れない」旨を口にしたうえ、夏音が古城に吸血されたことを知ると自分も含めて彼に「責任」を取ってもらおうとするなど、古城には早くから好意を抱いており、雪菜と紗矢華と浅葱の存在にも寛容な態度を示しつつ本気と冗談を交えた大胆な言動が散見される。そのため、雪菜と紗矢華と浅葱には警戒され、古城にも困惑されており、那月には「腹黒王女」という蔑称を付けられている。 ザナの作った「契約の指輪」については、雪菜や夏音が天使化防止のために古城の「血の伴侶」となったことと同じく自分も限界以上に霊力を使うために必要だとして、指輪を管理していた雪菜から半ばだまし討ちで奪い取って12人の「血の伴侶」の1人となった。 なお、アニメ版公式サイトでは病弱な姉の代わりに政務を担当し、第2位の王位継承権を持つというアニメオリジナル設定が述べられているが、本編でそれを表す描写は見られない。著者言及 三雲は種田との対談の中で、ラ・フォリアは多面的な人物であり、王女ゆえにマキャベリ的な思想もあるため、ほかのキャラクターとは倫理観が異なると説明している。また、三雲はファンからラ・フォリアの出番を増やしてほしいという要望が寄せられているが、すべての事件に登場させてしまうと、物語上の問題点が簡単に解決してしまうため、そうはいかないと話している。 ユスティナ・カタヤ 声 - 飯田友子 アルディギア聖環騎士団所属の要撃騎士。ラ・フォリアや夏音と同様の銀髪や青い瞳を持ち、顔立ちも彼女たちと似ているが、髪は2人より短い。ラ・フォリアに命じられ、極秘裏に夏音の護衛を務める。 大の親日家だが、忍者を騎士の規範と考えたり語尾に「忍」(ニン)と付けるなど、日本文化の認識に若干ズレたところがある。戦闘時には魔術迷彩を仕込んだ白いローブをまとい、ラ・フォリアに与えられたアルディギア王族の霊気を借りる宝剣「ニダロス」を操る。剣術の腕は雪菜を上回る。 ルーカス・リハヴァイン 声 - 稲田徹 アルディギア王国の現国王で、ラ・フォリアの父親。アルディギアの全軍統帥権を持つ。アルディギア聖環騎士団から傭兵を経て、婿養子となった。ヴァイキングが故郷の文化と謳い、筋骨隆々の身体に着ける衣装もそれに倣っている。 ラ・フォリアのことを絶対に嫁へ出さないと公言するほど溺愛しており、古城のことを第四真祖らしからぬ覇気のなさやラ・フォリアから吸血したことを理由に良く思っていない。しかし大半は娘に対する親バカが目立っている。 ポリフォニア・リハヴァイン 声 - 能登麻美子 ラ・フォリアの母親でアルディギア王国王妃。夏音は異母妹にあたる。 穏やかな物腰だが、暴走しがちな夫の手綱をしっかり握っている。結婚式の直前までルーカスに身分を明かさなかった。 ガイヤルド・リハヴァイン ラ・フォリアの祖父でアルディギア王国の先王。ポリフォニアと夏音の実父。銀髪碧眼の美形で、その容姿は子孫に遺伝している。 ミュゼットと40年以上も連れ添っていながら懲りずに浮気を繰り返しており、バレるたびに折檻されるなど、現在では王としての威厳を失っている。 ミュゼット・リハヴァイン ラ・フォリアの祖母でアルディギア王国大后。 60歳前後ながらも20歳は若く見える美貌の持ち主で、ラ・フォリアの性格はミュゼット譲りである。ガイヤルドの歴代の浮気相手にはことごとく制裁を下してきたが、夏音の母・琴音にはかつて命を救われた恩があり、夏音自身に対しても直接対面してその人柄を高く評価し、自分たちの家族として認めている。 ロンド・リハヴァイン、パッサカリア・リハヴァイン ラ・フォリアの双子の妹たち。年齢は小学生の辺りである。 未来視や千里眼のような霊能力を備えており、古城がアルディギアから帰国する直前、雫梨と電話越しに話していた古城に「雫梨を護って」「吸血王に気をつけて」と警告を発した。
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現国王のルーカス・リハヴァインが治める国家。北欧に位置しており、魔族も数多く住んでいる。精霊炉を利用した疑似聖剣(ヴェルンドシステム)の技術を持つ。王族の女性は強い霊媒体質を持つ。
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