アルディオン北東
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 16:30 UTC 版)
「アリアンロッドRPG 2E」の記事における「アルディオン北東」の解説
アルディオン北東についても、『2E』基本ルールブックでは大きな修正は加えられなかった。 帝紀812年(エリンディル西方聖暦1007年)、時の統一帝・レイウォール王オーギュスト謀殺の嫌疑をかけられた同国第2王女ピアニィは冤罪を主張し、母の故郷であり5年前にレイウォールに併合されたアヴェルシアにて挙兵。アヴェルシア王国の再興を宣言すると共に、国号を「火の時代」初期のアルディオンに建てられた統一国家に因む「フェリタニア王国」と改めた。フェリタニアは再興直後に北隣するメルトランド王国で発生した「メルトランド戦役」に巧みな外交戦術と新興国の強みを生かしたマンパワーをもって介入、その年の暮れにはメルトランドとの連合国家形成にこぎつけるなど、再興からわずか半年足らずで国際社会への影響力を増していった。 翌813年、レイウォールと並ぶアルディオンの大国・グラスウェルズ王国が王権を巡って南北に分裂すると、フェルタニア=メルトランド連合王国はグラスウェルズ南朝を支持し、北朝を支援するレイウォールの首都ノルドグラムを直接攻撃する奇策に出た。結果、軍指令系統を連合王国に握られたレイウォールの竜炎騎士団グラスウェルズ派遣軍が独断でメルトランドやクレスト諸島に進攻し、連合王国首都ノルウィッチを陥落させる挙に出たものの、レイウォールの後ろ盾を失ったグラスウェルズ北朝は崩壊、竜炎騎士団グラスウェルズ派遣軍もほどなく連合王国に降服した。これが「竜輝石戦争」である。 竜輝石戦争の過程で、オーギュストがピアニィをレイウォールの王位継承権者に定めていた事実が判明。またグラスウェルズ王国軍師アンソン・マンソン伯爵の提唱する「竜輝石に頼らない国家」構想もあり、814年にフェリタニア=メルトランドとレイウォールは「フェリタニア合衆国」の名の下に連邦国家を形成した(同時にフェリタニアは国号を旧来のアヴェルシアに復し、ピアニィは王位を従弟(前王ケネスの嫡子)ウィルフレッドに譲位、新たに設けられた「フェリタニア合衆国大統領」の座に就いた)。合衆国にはグラスウェルズとゴルフォードの両王国も参加の意向を示しているが、ピアニィの急速な大陸統一は至るところで歪みを生み、抵抗運動も起こっている。 なお、アルディオンでの一連の動きには、エリンディル西方神殿も間接的に関わっている。ピアニィの蜂起に前後して、アルディオンから来たと称するテロリストがディアスロンド大聖堂を襲撃し、かつての神竜ゾハールから代々の薔薇の巫女に伝えられてきた至宝「旅人の石」を強奪。奪還のため、”クラン=ベルの四英雄”の一人・ベネットを長とする遠征軍が派遣され、行きがかり上フェリタニア(アヴェルシア)再興に関わったためである。
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