折檻とは? わかりやすく解説

せっ‐かん【折×檻】

読み方:せっかん

[名](スル)《漢の孝成帝が、朱雲の強いいさめを怒り朝廷から引きずり出そうとしたとき、朱雲(らんかん)につかまったため、それが折れたという「漢書朱雲伝の故事から》

厳しくしかったり、こらしめ体刑加えたりすること。「子供を—する」

強くいさめること。厳しく諫言(かんげん)すること。

「をりをりの御—にてこそ候へ」〈謡・仲光

「折檻」に似た言葉

折檻

読み方:セッカン(sekkan)

厳しく戒めること


体罰

(折檻 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/03 14:10 UTC 版)

体罰(たいばつ)とは、注意や懲戒の目的で私的に行われる身体への暴力行為である。




「体罰」の続きの解説一覧

折檻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:57 UTC 版)

故事」の記事における「折檻」の解説

前漢成帝時代王氏による腐敗政治染まっていて、治安乱れていた。中でも自らを学者騙る張禹という男が政治介入し丞相地位いいこと日々贅の限りを尽くしていた。そんな状況を見かねた臣下朱雲ある日意を決して成帝に「自分が国と帝の将来のため、張禹首を刎ねる」と発言する。しかし、そのことが帝の逆鱗触れ、彼は打ち首命じられた。だが、彼は諫死をも覚悟して欄干)にしがみつきしがみついた折れてしまうほど必死に進言続けた。この状況一部始終見通していた側近辛慶忌はその朱雲真意心打たれ、彼が本当に国のことを思ってこのような無礼を蒙ったのだと、涙ながらに陛下申し立て同時に彼の罪を赦すよう歎願した。すると、辛のような大人にまでそのような態度を執られては流石の成帝改心し善政尽くすよう決心した同時に自らへの戒めとして、折れた欄干そのままにしておくよう部下伝えたという。 以上の説話から、この話の元々の意味目上の人に対して強く諫めることであり、とは欄干手すりのことである。しかし、後に派生して厳しく叱る"という意味になり、今日では"体罰交えて懲らしめること”という意味に捉えられるようになった

※この「折檻」の解説は、「故事」の解説の一部です。
「折檻」を含む「故事」の記事については、「故事」の概要を参照ください。

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折檻

出典:『Wiktionary』 (2021/09/29 14:04 UTC 版)

この単語漢字
せっ
第四学年
かん
表外漢字
音読み 音読み

発音(?)

せ↘っかん

名詞

(せっかん)

  1. 厳しく戒めたり体罰加え懲らしめたりすること。

動詞

由来

漢書朱雲伝』


「折檻」の例文・使い方・用例・文例

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